夏にアオコとその異臭、ユスリカ、そしてブクブク浮かぶスカム・・横浜市の鶴見区にある二つを合わせると優に東京ドーム二つ分の元溜池の獅子ケ池と駒岡池、そのうちの一つ12000㎡の駒岡池の水面に横浜の市民グループがバイオファンという小さな装置を一つ置いてその成果を見守っている。
当地は元々純農村で一面は田畑と山林だったが、今はほとんど住宅団地化され、ノコされた池がゴミ捨て場と化してきた。これを横浜市が自然豊かな公園として着々と整備を進めてきたが、水質悪化だけは手に負えない状況だった。
ここに、市民の手で、先端に水を漕ぐ羽を付けた2メートルの棹を3本、水面上で回転させる横置き水車というべき装置がセットされた、それが今、ゆっくり水を漕いでいる。 . . . 本文を読む