今年は夏から雨が多く、気温差もきつく、野菜が大変だと聞く。こうしたことから、もしかして野菜は工場で作った方がもうかると思う人も多いだろうし、それを実行している企業もある。野菜は土などなくとも作れることはよく知られている。工場で野菜を作ることに欠かせないのが、自然の力を間接的に使う技術、つまり工業だ。自然の力とは、気温、土壌微生物、太陽光、水、鉱物、化石、そしてタネのことだ。これを直接使わないで、石油などの力を使ってタネの生長と得るべき収穫物の量と質を最適化する、そして生物を災害から保護する2点を工夫すると野菜は商業的に作れる。すべてはコストを下げるための技術なのだが、実は本当のコストは環境が負担している。この農法では、IC技術、コンピュータ、スマホの使用が欠かせない。それで農業は革新されらと考える向きは非常に多い。だがそれは言うまでもなく考え物だ。 . . . 本文を読む
昨夜は9人の仲間で、お茶とチョコレートでトーク。アメリカ大統領選最中に浮上している人種差別問題に絡むテーマが出た。一部の白人に見られる、黒人への憎悪や偏見という問題ではなく、すべての白人に見られる、悪意のない差別意識とその行動についてのニューヨークタイムのコラムを紹介された。憎悪や偏見を煽るヘイトスピーチやファシズムは社会や政治を台無しにする大問題ではあるが、悪意のない、無意識の差別は根深く白人の行動を支配し気がつかないうちにアメリカ社会の根底をむしばんでいるという、もっと怖そうな深刻な主旨だった。いくつかの例が挙げられた。3人の黒人と同数の白人が同じ横断歩道を渡る実験をしたら、黒人の場合は白人の場合と比べてドライバーが避けようと気を配る割合が半分だった。また、悪いことをした子供に与える罰では、白人系の名前を持つ子供より黒人系の名前をもつ子供に重い×を与えるというデータ、同じように、盲腸炎で担ぎ込まれた緊急医務室で、激痛を治める処置が白人児童と黒人児童では倍以上の手当て格差があったなどが記されている。 . . . 本文を読む
6月に半分いたずらで多摩川河川敷(ガス橋の下)に植えたトマトが一株残っていた。あたりは夏草を刈った後で、このトマトだけが残されていた。「おれは河原の枯れトマト」にもうすぐなるだろうが、よく見るとしっかりとたくさん実をつけている。その数は数えきれないほどだった。「よく頑張ったね」とねぎらいながら散歩の仲間と5-6コずつ収穫して「美味だ」といいながらトマト談義をするのがここ数日の小さな楽しみである。 . . . 本文を読む
「シンゴジラ」を昼の散歩の途上であわただしく見た。映画の見方は見る人により千差万別だが、私は反射神経で感じたことをそのまま吐き出したくなる。怪獣が現れた瞬間、アリ(蟻=人間))」とゾウ(象=ゴジラ)の対比が浮かんだ。 . . . 本文を読む