南国のYさん(男、60ー当時 )
まあちゃん「お父さん、人間が文字を使ったのはいつ頃?」
父「うん、多分今から8000年前じゃないかな」まあちゃん「じゃあ、縄文時代ね。先生は人類がお米や野菜を作り始めた1万年前だって」
おじいちゃん「エジプトの古代王朝の始まりは紀元前3000年頃だから、農業はそれよりも5000年ぐらい前に始まったんだ。その前は狩猟漁撈が十万年以上続いたんだろうね」
まあちゃん「縄文時代か。人類史は長いのね」
おじいちゃん「まあちゃん、もう一つの見方を教えてあげようか?」 . . . 本文を読む
お父さんのお経
まあちゃん(20歳娘)が毎朝の父の読経を聞かされている。早く起きるとそのダミ声にうんざり顔。
まあちゃん「お父様、いつももじゃもじゃ言っている言葉、なに?」
父「もじゃもじゃとは失礼な。まあちゃんはもう20歳、成人式も直ぐだね。だったら責任世代の仲間入りなんだ。ではこれを見てご覧」
父は墨書した6文字を見せた。まあちゃんはそれを凝視して、なんだ?という顔。
まあちゃん「学・遊・闘・健・美・続・・がくゆうとうけんびぞく」
父「これでわかったね?これはお父さんの毎日の反省の言葉なんだ」
まあちゃん「悪いことをしたので?」 . . . 本文を読む
10代20代前半の青年達のSEALDs は日本の市民革命の種火となった。その種火は団体ではなく個人が燃やしているのだから、始末に負えないだろう。今それが次々に各層に拡がり広がりつつある。SEALDsとは何か?以下は、彼等のステートメント(抜粋)である。SEALDs(シールズ:Students Emergency Action for Liberal Democracy - s)は、自由で民主的な日本を守るための、学生による緊急アクションです。担い手は10代から20代前半の若い世代です。私たちは思考し、そして行動します。私たちは、自由と民主主義に基づく政治を求めます。いまこそ、若い世代こそが政治の問題を真剣に考え、現実的なヴィジョンを打ち出さなければなりません。私たちは、日本の自由民主主義の伝統を守るために、従来の政治的枠組みを越えたリベラル勢力の結集を求めます。そして何より、この社会に生きるすべての人が、この問題提起を真剣に受け止め、思考し、行動することを願います。 . . . 本文を読む
大企業が栄え、その傘下に隷属する、国境の無い大軍のワーカーたち。多くのワーカーは生活設計できない状況になっている。就業の形態が不安定で、雇い主の形態も状態も不安定であることによる。数字上の国民総生産は、世界第三位でも、労働の再生産と安定居住ががおぼつかないところに追い詰められている国民、中でも若年層は、子供を産み、育てる条件を狭められ、国からも社会保障の手当がおぼつかない。加えるに高齢化で親の面倒をみなければならない。子供の貧困が将来の社会的格差をひどくおし拡げる。ストレスが増し、博打が流行る。地方があって、食べるものやエネルギーにこと欠かかない地域経済があって、そこに安定居住が見通せる。 . . . 本文を読む
―――ああ、偏差値教育!!
目立たぬように、お釈迦にならないように
「この仕事好き?」「別に…」「これについて意見は?」「別にありません」「頼んだ
ことやってくれたよね」「はい」「キミの5年先のすがたは?」「……」
偏差値教育のなせる技なのか、若い人たちと話の受け答えには気合いが入らない。
会話は成立しているのですが、「気」が抜けているというか、「気」が殺がれるとい
うか、1つの仕事にPLAN→DO→CHECKの「→」がなく、P、P、P…かD、D、
D…か、C、C、C…というように切れてしまっている。これはいわゆるマルバツ式
の反応規範で、P…C…Dの関係図式を論理的に掌握していないことから起こり
ます。
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110315妙な言葉だ、想定外??風評被害???
今度の地震で福島の原発が損傷した。原発が制御不能になったらいかに甚大な結果を生むかということを考えたとき、「想定外」なら仕方がない、従って原発推進は必要という次の論理を引き出す。当局によると設計時に想定される「最悪の」データをインプットしているので天災であるという。これを「想定外」という便利な言葉で説明している。想定外のことが起これば、原発は危険であることを述べているに過ぎないので、これまでの絶対安全の説明がいかにまやかしのものであったか、わかりやすくなってきた。風評被害???またも聞く言葉だ。風評とは無責任な噂のこと。風評被害とは風評によって人々が疑心暗鬼になって行動を誤りその結果損害を受けることである。噂を本当かなと思うのは情報がないところでは当たり前のことで、情報を正確に発信しないから風評が起こる関係にある。情報を発信すべき当局、東電はいわば風評加害者である。
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フェリス女学院大学の本間愼(前学長)氏にお目にかかることが出来た。同氏は農学博士で農工大の教授を経た後に同学院に請われて教授に、そして学長となった。学長として真っ先に取り組んだことは学園のエコキャンパス化である。学内を歩いてみると至る所に自然エネルギー利用の工夫が施されている。しかもそれは高価な複雑なメカではなく、きわめてアナログ的、手作り的なしかけばかりである。 . . . 本文を読む
朝7時、駅前に若者の群れがいる。いまわかものは、二人に一人が派遣社員の時代だそうだ。派遣会社に登録して、何時働きたいか連絡し、連絡があれば派遣先の会社に行って働く。企業が雇用責任を負わないので、使い捨てできる労働力として、急増中とか。派遣会社数は16800社も。そこ働く労働者は236万人(2003年、厚生労働省調べ)時間給与は900円前後、1000円までは交通費、食事代は自己負担。何という凄惨な時代か?これが自由競争、競争原理社会の理想の姿なのか?彼らの行き先はキャノン、東芝、NEC・・・今をときめく大企業たちである。凄惨な原始資本主義に戻った日本である。政治の責任は重い。特に、規制緩和と称して、製造業にまで派遣労働を認めさせた小泉・竹中の政治責任は思い。 . . . 本文を読む
●奴隷社会に置かれている青年を救出しよう
青少年が未来を信じていないとすれば、私どもの社会には未来がありません。青少年は、生まれたまもなく受験戦争に放り込まれ、競争社会、格差社会の思想に染められていきます。その間に、深く自分自身を見つめること、友達を作ること、夢に挑戦することなどが出来ません。受験競争に勝ったものでも、そこで安住できません。世界は激動し、グローバル化しておりますし、10年先、20年先の見取り図のない世界のなかに人々は生きています。職にありついた青年たちも今度は厳しい市場競争、企業競争に晒されて、リストラの声におびえながら夜遅くまでマシンのように働かされています。これは一種の奴隷社会ではないでしょうか?日本は有数の経済大国になったのに、どうして青年たちに夢を与えられないのでしょうか?私はこういう青年たちを見て、心から同情しています。青年たちに夢と希望を与えることは出来ないのか、これは大人たちの等しく負うべき責任ではないでしょうか? . . . 本文を読む