穀物とか、金地金とか、商品取引への勧誘の電話が連日のようにかかってきます。そのほかにも利殖用のマンションだとか、資産運用のご案内とか、虚業への誘いは後をたちません。「どこで私の電話番号を知ったの?」と私はそれを尋ねることにしていますが、かけている当人はアルバイトででも雇われているのでしょうか、困惑のそぶりも見せず、マニュアルどおりに、ロボットのような口調で商品説明をします。そういうご時勢ですので、きっと、原油の取引も実需を離れた、マネーゲームだと疑っています。原油が、すでに1バレル100ドルを超えようとし、ガソリンの小売価格が150円(リットル)を超えました。これはわずか一年で、倍以上の値上がりです。
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ブラジル農業は従来コーヒーなどの熱帯一次産品輸出を基盤とするものでした。しかし1980年代からは大豆などの穀類、濃縮オレンジジュースが拡大し、大豆は米国に比肩する規模にまで大きくなりました。
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お金というものは一体なんだろう?「猫に小判」という言葉がありますが、今のお金はもう金貨でも銀貨でもなく、ただの紙ですし、印刷物に過ぎません。しかし、このお金は、取引の結果得た請求権ですし、このままものに変えなければ、次の取引にも使え、代償として別の請求権を得ることができます。こうやってお金を転がしていけば、次々と請求権が広がっていきます。今このお金の運動が目にも留まらぬ速さで地球上を動き回っています。 . . . 本文を読む
ブラジル農業の概要1
FAOの資料「FAOSTAT」によるとブラジルには1億7千8百万人の人口があります。そのうち農業経済活動人口は1240万人です。国土面積は8460億ヘクタール(日本全土の23倍)、耕地面積は5900万ヘクタール(日本の農用地のほほ15倍)、そのほかに永年作付け地が700万ヘクタールあります。ではどういう農産物があるかご紹介しましょう。 . . . 本文を読む
十分予測されていたことであるが、食糧自給率が4割を割る我が国にとっていよいよ、現実がそこに来たようです。テレビゲームをやりながら、ハンバーガーやスパゲッティをパクつき、スナック菓子をほほばっている若い人たちに、その危機を教えたいものです。 . . . 本文を読む
田園調布九条の会(準備会)は、独自のアピールを作成しました。この作成に私も関与しました。これは、九条の会アピール(2004・6・10、大江健三郎他)と一緒に地域の皆さんにも紹介されます。 . . . 本文を読む
私とブラジルの日系移民とのおつきあいは、20年近くになります。そう、1985年ごろ、ある日突然ブラジルの日系移民の西村俊治さんという、上品な老紳士との出会いから始まりました。日本人がブラジルに移民した年が1908年です。つまり来年は100年です。 . . . 本文を読む
食品の安全・安心問題がこんなにニュースになるのはなぜでしょう。それは食品がすべて商品として作られ、責任を企業が負っているところに深い原因があります。ところがその企業がダメなんです。食品の不安は企業不信であります。
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エアルームトマトって、聞いたことありますか?エアルームとは空気の部屋のトマトという意味ではありません。英語ではHeirloom Tomato と綴り、先祖伝来トマトとでも言うのでしょうか。そうです、トマトフェスタで皆様に見ていただいたトマト(の大部分)がエアルームトマトです。これが米国でブレークしているようです。 . . . 本文を読む
今年の8月、田園調布でトマトフェスタを終えた頃、地元の沢山の皆様から「開催への感謝」を頂戴いたしました。夏休みの宿題にトマトを取り上げた小学生もあったとのこと。トマトのおかげで私は多くの人と知り合うことが出来ました。その中の一人から、九条の会を田園調布に作る運動に参画してほしいという呼びかけをいただきました。 . . . 本文を読む