田園調布の山荘

「和を以て貴しとなす」・・ 日本人の気質はこの言葉[平和愛好]に象徴されていると思われる。この観点から現代を透視したい。

160823 朝の散歩、昼の散歩 13   八百屋の開業?

2016年08月24日 21時44分22秒 | 愛・LOVE・友 
多摩川岸の早朝の散歩は、1時間半もかかる。放浪に近い格好でのろのろ歩くので、ジョギングの若者たちにとっては目障りこの上ないだろうが、最近は私のこの姿を見て、手を挙げてエールを送ってくれるカップルもいるし、犬を連れた老人とも目であいさつを交わすようになった。ある日、私は重たそうな財布が落ちているのを見つけた。ジョギングをしたり、犬を連れて走ったり、自転車を転がしていれば、何かを落とすこともあろうが、私が見たのは落としたら気が付きそうなほどの大型の財布だった、ぎょっとして近づき、両手を使って二つに折れて、90度に開いた黒皮の財布を拾い上げる。ずっしりとした重さだ。「これは大変、落とした人は今真っ青になっているはず」と思って、周りにそれらしい人物がいないかどうか目で追ったが、100メートル前後には誰もいない。このまま5分、立ち尽くして状況を観察したが、変化はない。 . . . 本文を読む

160821 朝の散歩、昼の散歩12   ビール、ワイン

2016年08月21日 14時31分09秒 | 愛・LOVE・友 
この暑さである。散歩から帰ると汗びっしょり、早朝からクーラーのお世話になる毎日だ。夏はビールがうまいので、朝は我慢するにしても、昼間から冷蔵庫のまわりっをうろついている私であるが、同じ飲むのなら、友人たちを盃を重ねたい、そのために口実をたくさん作るわけだ。 今日の口実がこれだ。 . . . 本文を読む

160819 大田/環境フォーラム実行委員会 の立ち上げについて(感想)

2016年08月20日 15時01分07秒 | 日本の未来像(future
数年来小生は、大田区から、「こんな街に住みたい」というスローガンで活動をしてきた大田区民環境フォーラムへの参加を求められている。「環境」というのは、雲をつかむようなとらえにくい概念であるが、環境悪化が人々を苦しめているということでは、すべての人がこれを首肯しているので、子供から年寄りにいたるまで、それぞれの感性や理解の範囲で、これを何とかしたいという思いが高まって、いろいろな取り組みや個人的な努力をしている。つまり環境問題に無関心、無関係を言い切る人は一人もいない状況だ。しかし、環境問題を解決するには、途方もない研究と努力と投資を要する。環境問題を解決するという企業は多くあるが、企業活動の継続を図るためには、環境問題が市場として伸びていなければならない。こんな難しい問題に、区役所レベルの行政が、どんな抜本塞源策を示し、これを遂行するのか。利害が複雑に絡み合う産業や経済の現状の中において、現実を改善する方途が、市民のフォーラムの形成で見いだされるのか、重い課題であるが、今は人知を結集して未来都市づくりに取り組まなければならない時期であるには相違ない。そこで、 私の感想を記した。写真は大田区が実施している「エコフェスタワンダーランドの環境学習風景} . . . 本文を読む

160811 7年前の感想文「エントロピーの法則」

2016年08月11日 12時43分40秒 | 時評
暑い夏。世の中の動きも暑苦しい。リオオリンピックも興味が持てない。どうしてかを考えている。こういう時に宇宙の写真を見て考えることにしている。今地球のある銀河には400億個の太陽があるそうだ。太陽系という星団もその程度あるとしたら、それがすさまじい数である。さらにわかっていることらしいが、宇宙には銀河(島宇宙など)は1兆個もあるという。もはやこれは数字で考えることすらむなしくする現実だ。時間とは何か。空間とは何か。エネルギーとは何か?地球という小さな空間で試行している概念は果たして宇宙に通じる概念なのであろうか?この200年足らずの工業文明は、我々を「飛躍」させ、人間の偉大さを自認せしむるほどの革命的な事象であった。だがそれは偉大なことなのだろうか、我々の有している価値観は、正しいのであろうか?、7年前に書いたものを参照している。人類の信じてきた世界観は、いまや機能しなくなったことに注目する必要がある。現代の世界観とは機械的世界観であり、アイザック・ニュートンによって用意されたものである。これが産業革命を可能にし、精神生活よりも物質的繁栄に眼目を置く機械化万能、工業化万能の近代文明への道を決定した。人類はこの道を400年以上も永遠の真実であるかのごとく信じ、猛烈なスピードで突進し続けた。今日、われわれの価値意識を規定して機械的世界観を廃棄することを拒み、恐れ、あるいは考えたくないという状況に覆われている。   . . . 本文を読む