田園調布の山荘

「和を以て貴しとなす」・・ 日本人の気質はこの言葉[平和愛好]に象徴されていると思われる。この観点から現代を透視したい。

片づけ下手(3)

2009年01月31日 12時59分51秒 | 整理学考
毎日来る紙の爆弾、この重量は全く馬鹿にならない。紙の爆弾の中身はほとんど売り込み関係のものである。やれ証券会社や銀行からの投資案内、化粧品関係の雑誌やらパンフ、カード会社のパンフ、食品や衣料のダイレクトメール、業界紙、新聞折り込み広告、葉書類、封書類・・・ポストが一杯になって溢れるほどだ。しかし大部分は開封もせずにそのままくず箱行きである。従ってくず箱もすぐ満杯になる。
机の周りに再度目をやると今度はコンピュータ関連のマニュアルが大きな顔をして本棚の中に収まっている。大きな箱に入っているので、目につきやすいという意味で便利であるが、捨てがたく、御用済みのものでもついつい放置してあるのが現状だ。コンピュータを二台同時使用しているので、部屋の中を行ったり来たりして操縦しているが、その文だけ付属のマニュアルやら印刷機やら接続機器やらが部屋の中を占拠している。さらにそれに留まらないことは、電気器具がやたらに周辺に多いことだ。冷暖房、照明、電話、Fax、コピー、シュレッター、テレビ・ビデオ・カセットラジオ・・・。
もう一つやっかいなものは、CD、DVD、カセットテープ、頂いている名刺の束など、ここ数年の年賀状の束。もはや整理する気にならないものばかりだが、整理しなければますますやっかいな存在になっていくというやつである。

考えて見れば昭和の30年代、すなわちわが青春時代には以上のものはほとんどこの世に存在していなかったのである。私どもは、自宅には必要としていなかったものが現代では必須になっている。何という国なのだろうか。資源がもったいない・・・・。片づけ下手は、仕方がないとさえ思う今日この頃である。


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