平沼氏は「ブレない筋の通った保守政治」を志向した第3極づくりを目指しており、衆院選前の新党立ち上げを示唆している。このため、衆院選での保守系無所属候補の支援を進めているほか、与野党の若手・中堅議員らとの会合も重ねてきた。
綿貫氏も自民、民主両党に次ぐ第3勢力の結集に前向きとされ、“平沼新党”との連携については「否定するものではない」と語っていた。今年5月に綿貫、平沼両氏と新党大地の鈴木宗男代表らが会談し、統一会派構想が浮上したことがあった。 (MSN産経)
民主党執行部は16日、次期衆院選前に国民新党との合併を目指す方針を固めた。
小沢代表は15日、松山市で記者会見し、「(衆院選立候補予定者が)競合している選挙区は徹底的に調整したい。一つになることも選択肢だ」と述べ、衆院選前の合併を検討する意向を表明した。鳩山幹事長も16日午前、都内で記者団に、「相当大きなことをやらないといけない」と語り、合併に意欲を示した。
小沢氏と国民新党の綿貫代表は16日午前、国会内で会談し、両党が衆院選の政権公約(マニフェスト)に「郵便局における郵政3事業の一体的サービス提供を保障する」などと明記し、郵政民営化見直しを掲げることで合意した。
ただ、国民新党には合併への慎重論も残っている。綿貫氏は会談後、記者団に、「(小沢氏から)どうしてあんな発言が出たのか分からない」と語った。