#49 「コスプレ・パーティーの夜」 An Attempt to Tip the Scales
"トリック"で、コスプレパーティーがあるらしく、ルーカスはレンタル衣装をあれこれ試着中。ターザンとか闘牛士とか忍者とか。ルーカスはブルックを振り向かせたくて、このパーティーに賭けてるんだって。
ダンは、市長のスキャンダル現場に踏み込んで(すごい!)証拠写真をカメラに収め、それを公表されたくなければ市長を今期かぎりでやめるようにと脅迫している。 そしてデブに、自分が市長選にでるから、離婚を二か月伸ばすように、さもなければネイサンにつきまとうと、脅迫。 デブは仕方なく、仮面夫婦を二カ月延ばすくらいなんでもないと言って、承諾する。 デブは腹いせに、市長候補の妻がみすぼらしくては駄目だとかいって洋服を買い込んだり、ジムのコーチを連れ込んだり、ダンのベッドをスプリンクラーで水浸しにして捨てちゃったり。思いつく限りの嫌がらせ。
ダンは、マリンズ市長がダーラムコーチをクビにしなかったことを根に持っていて、それにカネも地位もあるから、ついでに権力も欲しいらしい。ダンのような人が権力を持つと、町は恐ろしいことになるよ。
ブルックは、ヘイリーのためにネイサンに会いに行く。 ヘイリーのためにコスプレパーティに来るようにと頼む。ヘイリーが最近スランプで曲を書けないとも伝える。 それを聞いて、ネイサンが電話した相手は、なんとクリス。
ブルックの好みを探ってくれと、ルーカスに頼まれていたヘイリー。 全身タトゥーのトミー・リーみたいのがいいんじゃないとルーカスに伝える。これって本当なの??
カレンズカフェで、ヘイリーはルーカスがレジからお金を取り出すのを、たまたま目撃してしまう。
コスプレパーティ。
ヘイリーは金髪クルクル真っ赤な口紅で「エロ可愛い」。ブルックは赤い髪の悪魔、可愛い。 ペイトンの「死の天使」は白い髪に黒いコスチューム、似合っているけれど綺麗すぎてちょっと怖い。 マウスはトラボルタ風?すごく似合っている。 ネイサンは黒ずくめのバットマン仮面付き。 ネイサンは背が高いしがっちりしているから、これ、ぴったりだね。でも、ルーカスのトミー・リー、いくらなんでもこれはあんまりだ・・まるですごく変な郷ひろみ・・
カレンが婦人警官姿で、テキパキ、ウェートレスやっているのが似合いすぎてかっこよかった。
カレンがヘイリーに言う。「レジのお金が無くなるの・・あなたでしょ、お金に困っているならそう言ってくれればいいじゃないの、水臭いわよ、何があってもあなたの味方よ」なんて言われてしまう・・・。 ヘイリーは、ルーカスをかばって、「ごめんなさい。二度としません」と答えてしまう・・。優しいなあ、ヘイリー。カレンも母親、まさか息子の仕業だとは思わないのよね。 ヘイリーは、高いヒールの靴につまずいて、派手に転んでしまう。 そこに、どこからともなく現れて、ひょいと彼女を抱き上げてくれたヒーロー。 仮面をとるとそれはネイサンだった。ヘイリー、びっくりしたこと! かっこいいね、ネイサン。
でもネイサンに見せたかった「エロ可愛い」コスチュームを、「君らしくない。心変わりしたわけじゃないから、セクシーな服を着ても効果はない」なんて言われてしまう。・・ヘイリーはセクシーなコスチュームでネイサンの気を引こうとした自分に自己嫌悪。 化粧を落として、「私はただのヘイリー。それで十分」とブルックに伝えて、帰ろうとしたら・・そこにどこからともなく、黒いバットマンが現れて、ヘイリーにキス。ヘイリーがうっとりしている間にどこかに消えてしまった・・・・
家へ帰ってもヘイリーは夢見心地。ヘイリーを心配して訪ねてきてくれたのはネイサンじゃなくルーカスだったけれど。 ルーカスに「ネイサンにキスされた。魂を持って行かれたみたいだった」って報告。よかったね。ヘイリー。
ヘイリーはルーカスに、レジのお金のことを尋ねる。「何があったの?」と。 ルーカスは薬を買わなければならなかったという。「肥大性心筋症」・ そういえば、この前バスケコートで辛そうだった。カレンに心配かけたくないのだろうけれど、カレンには言わなくてはいけないよ。
マウスとペイトンのダンスは拍手喝采! マウスのダンスを見るのは二回目かな、マウスのダンスは本当にすごいわ!
パーティの帰りに、ペイトンはエリーの部屋を訪ねる。 死んだママの話をする。「ママを忘れるのが恐かった」と。「ママから受け継いだものがあると信じていたい」と。 エリーはペイトンの気持ちをすぐに理解して、こう言う。 「私は絵なんか書かない、絵の才能はママから受け継いだものだ」って。ペイトンにはそう言ったけれど、ペイトンが帰ってから、エリーが描いていたのは、ペイトンの絵だった。
ネイサンが会っていたのは、なんとクリス。クリスはネイサンのところに手紙をよこしていたんだね。 ネイサン「ヘイリーの音楽をつくってくれ」と。「ヘイリーの音楽にはお前が必要だ。なんでもするといったろ、ならしろよ。でも変な気を出したら承知しない」と。
ラルフ・ワルド・エマソンはこう書いた。
守りとおせるプライバシーはない。文明社会で秘密は隠し通せない。社会は仮面舞踏会。誰もが本当の顔を隠している。でも隠すことで本性が現れる。
クリスの部屋に、なぜか、あのバットマンの黒い仮面のコスチュームがある。クリスが不敵に笑う・・・・なんであの衣装がここにあるの? ・・ん、ちょっと待って。 パーティーの帰りにヘイリーにキスしたのは、あれはネイサンだったんだよね?