「自公政権を終わらせることが悲願」小沢氏の会見要旨
民主党の小沢代表の党代表選への出馬表明記者会見の要旨は次の通り。
【決意表明】
働いても満足に暮らせない人が多い。生活感がなく、対応力も欠ける自公政権は一日も早く終わらせなければならない。民主党が新しい政権を作り、新しい国民生活、日本を築き上げるしかない。私が代表に選任され、民主党が総選挙で国民の負託を得れば、当然(首相として)その職責と責任を全うしなければならない。
【政権公約】
(臨時党大会の)21日に代表に選任されれば、国民に自分の考え方を申し上げる。それをもとに政権構想の取りまとめ作業を行う。
マニフェストは、昨年と大きな事情の変化があれば別だが、大筋の考え方は変わらないだろう。「財源が足りない」というのは、官僚の言っている数字をうのみにしており、そういう議論はナンセンスだ。
【党役員人事】
党役員や「次の内閣」の人事は、21日が終わらなければ言うべきではない。一般論としては、総選挙で民主党がこれならばやってくれるのではないか、ということを政策面、人事面でも示していくことが大事だ。
【自公政権】
自公政権を終わらせることが、私の政治生活を通じての悲願だ。自民党は公明党と創価学会なくして選挙戦を戦えないという現実がある。言うことを聞かざるを得ない。(2008年9月1日12時54分 読売新聞)
小沢氏の民主党独裁代表選出馬の会見です。
「働いても満足に暮らせない人が多い」・・これは、一側面として、正社員労働組合が欲張りすぎ、という面も大いにあるので、大手労組や公務員労組を大基盤としている民主党の責任もかなりあると思います。
「生活感がなく、対応力も欠ける自公政権」・・対応力に欠ける自公政権という部分は納得しますが、民主党はもっと対応力がないのでは、と心配です。
「マニフェストは、昨年と大きな事情の変化があれば別だが、大筋の考え方は変わらないだろう」…全ての民主党マニフェストを知っているわけではありませんが、「外国人地方参政権」については、民主党結党時の「基本政策」と明記されています。
「永住外国人の地方選挙権 民主党は結党時の「基本政策に」「定住外国人の地方参政権などを早期に実現する」と掲げており、これも基づいて永住外国人に地方選挙権を付与する法案を国会に提出しました。」(民主党マニフェスト4P/25より) ・・民団側は、この次は「被選挙権」も要求するつもりらしいという話もありましたね・・・。
もう一つ、「沖縄ビジョン」、とりあえずこの二つだけで民主党を全く支持することはできません。売国政策です。
「自公政権を終わらせることが、私の政治生活を通じての悲願」・・・もとは自民党議員だった小沢氏の個人的な悲願ではないですよね?
なんだか自公政権よりも恐ろしいことになりそうな民主政権時代到来の可能性とかで、世も末です。わが国が取り返しのつかないダメージを受けないうちに、「世も末時代」が早めに過ぎ去ることを祈るばかりです。ついでに、これに巻き込まれるのは福田氏だけと願いたいものです。