「もっとプロ集団使って」 前駐中国大使が民主党政権を批判 2010.10.15 19:52
宮本雄二前駐中国大使は15日、東京都内の日本記者クラブで講演し、沖縄県・尖閣諸島周辺での中国漁船衝突事件に対する民主党政権の対応について「(もっと)大いに(外務省の)プロ集団を使っていただきたいと心から思う」と述べ、批判的な見方を示した。
中国の強硬姿勢に押し切られるように中国人船長が釈放された同事件をめぐる菅直人政権の対応には、「定見がない」「戦後最大の外交敗北」などといった批判が出ている。
宮本前大使は「国家というのは一本、背骨が入ってないと駄目。そこで初めて外交が出てくる」「自分の国は自分で守るという決意がないといけない」などと強調した。 (MSN産経)
たぶん菅首相はじめ民主議員らは、長年国会議員をやってきたとはいえ、理想を振り回し反対を喚いてきただけでまるっきり現実など見ていなかったのだろう。彼らにとって反与党が現実であり政治であり、それがアイデンティティだったのだろう。
そんな人々が政権をとり、突然“政治主導”を掲げて(なにやら自信たっぷりに)現実をよく見ないまま動きまわるものだから、外交も内政ももうガタガタで、国はこれからどこへ行くのかわからない。 民主党政権の”意味不明”な対応を間近で見ている人は心配で見ていられない心地だろうと思う。
そして、最近の仙谷官房長官の強弁や、あまりに強権的で高慢な振る舞いにはびっくりした。 ”官僚を使う”にしろ何にしろ、この官房長官の存在が大きな壁になりそうな気がする。