首相「故人献金」 参考人聴取を開始 東京地検特捜部、実態解明急ぐ (1/2ページ) 2009.10.3 02:17
このニュースのトピックス:政治資金・政治献金
鳩山由紀夫首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」が、故人や実際に献金していない人の名義による個人献金を政治資金収支報告書に記載していた問題で、東京地検特捜部が、献金したとして名前を記載された人から参考人聴取を始めたことが2日、捜査関係者への取材で分かった。特捜部は今後、経理を担当していた元公設秘書からも任意で聴取するとみられ、収支報告書への虚偽記載の実態解明を急ぐ方針だ。
この問題で、鳩山氏は6月30日に記者会見し、収支報告書に名前が記載された個人献金のうち、故人や実際に献金していない人の名義の記載が平成17~20年の4年間で、計約90人(193件)、総額2177万8千円に上ることを明らかにした。
鳩山氏は偽装献金の原資について、政治資金が不足した場合などに備え、元公設秘書に預けていた自己資金と説明。虚偽記載は元公設秘書が、鳩山氏にも会計責任者の政策秘書にも打ち明けずに独断で行ったとして元公設秘書を解任し、収支報告書を訂正していた。 鳩山氏は当時、「いただいてはいけないお金を隠していたわけではない」と釈明。動機について「私の個人献金があまりにも少ないからではないか」としていたが、同懇話会が集めた個人献金は近年、年間約4千万~1億1千万円で推移しており、与野党の代表クラスの政治家の資金管理団体と比べても突出している。
その後、「資産があるから企業・団体献金が集まらず、その焦りの中で個人献金を増やしてしまったのではないか」と説明した。元公設秘書は鳩山氏側の調査に対し、「寄付をお願いする仕事を自分が怠り、それを隠したのが原因」との趣旨の説明をしたという。 (続きあり) (MSN産経)
2007/09/07
(民主党HP) 閣僚の政治とカネ厳しく追及していく 鳩山幹事長が会見で
http://www.dpj.or.jp/news/?num=11745
民主党HPによると、一昨年、野党幹事長だった鳩山氏は、「資金管理団体、政党支部の代表者は政治家本人。領収書の多重使用などは事務的なミスではない」とし、当時の政権を批判してます。
ならば、「虚偽記載は元公設秘書が、鳩山氏にも会計責任者の政策秘書にも打ち明けずに独断で行ったとして元公設秘書を解任」して、それですむものではないですよね。
代表者である政治家本人が責任をとるべきと、ご本人が明言されているではないですか。
こういうのもあります。
(一部抜粋) 登記簿によると、オフィスビルは1994年に新築された鉄筋コンクリート3階で、延べ床面積は約900平方メートル。土地、建物とも母親の所有で、賃貸契約している「北海道友愛政経懇話会」が賃料を一括負担、同じビルに所在地を置く「鳩山由紀夫後援会連合会」など3団体は賃料を支払っていない。
地元の複数の不動産業者によると、市内の同規模のオフィスビル賃料は最低月50万円程度。総務省政治資金課は「一般的に、政治団体が著しく低額な家賃で事務所を借りた場合、差額は貸主からの寄付にあたる可能性がある」としている。
鳩山事務所の話「対応できる者が不在でコメントできない」(2009年10月1日12時39分 読売新聞)