新しい企画の第一段階の仕事が少し落ち着いたので、読書をしている。『塚本邦雄の宇宙』Ⅰ、Ⅱ。菱川善夫の話を聴いたことがない私にとって、「最後の講義」をうつしたこの本は肉声が聞こえるようで、大変貴重なもの。塚本邦雄は凄いということはわかっていたが、難解で苦手な部分もあると思っていた。しかし、菱川善夫は、とてもわかりやすく評していて、ほんとうに面白い。
塚本といえば、シャンソンだが、なぜかビバルディの「四季」が聴きたくなった。イ・ムジチ合奏団。ヴァイオリンはロベルト・ミケルッチ。「冬」のAiiegro non molto が好き。