詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

われにほほゑむ

2016-05-14 08:51:00 | 詩歌採集



前川 博
第一歌集 『水は流れず』(不識書院)







珈琲と煙草と

2016-05-13 15:28:37 | 詩歌採集



布々岐敬子
第一歌集 『きのう銀座で』(ながらみ書房)



蓮植えて十日目

2016-05-13 08:57:10 | 気になる蓮
皆さんお待ちかねの
「気になる蓮」のコーナーッ!!!



<蓮植える>の続編です。
わが東京の奥座敷の邸宅の庭に
鉢を据えて十日目です。
蓮を植えたのち、アマゾンで
「スイレン、ハスの育て方」なんて、
ムックを購入しますと
私が購入した鉢は明らかに睡蓮用だと判明しました。
確かに浅い!
入門書の類は行動する前に
お読みになることをお勧めします。

しかし、そこそこの出費をしたわけですし
このまま続行せざるを得ません。
実にみどりの蓮らしい葉っぱが見事に
伸びているのが確認できます。
花をつけるか否かは別にして
植物は鳴きも吠えもしないけれども
生きてるんだな・・・と思う次第です。

陽を浴びて水を吸って
生きてるんだなぁ
生き物だもの(みつを風)



薔薇の館

2016-05-12 18:13:01 | 詩歌探究館Web



毎年、今ごろになると気になるこの薔薇。
寺山修司の次のうたとともに眩しく映る。

愛されているうなじ見せ薔薇を剪る
この安らぎをふいに蔑む  『血と麦』


ぼくは無頼を装わなければならないほどに
生真面目で臆病者であるからこのうたを好む。
郊外に建つ邸宅の薔薇園のような庭で
花時を迎えた深紅の薔薇を剪る女性がいる。
六月のとある休日の後朝である。
彼女は薔薇をリビングに、食卓に、寝室に飾ろうとしていた。
自らの欲望を満たすために花の命を躊躇うことなく奪ってゆく。
静かな朝に切れ味の良い剪定鋏の音が残酷に響き渡る。
彼女のうなじが白く際立つのは長い黒髪を持つゆえだ。
美しい彼女の全存在が己の掌中にあるこの光景は
男冥利に尽きると言ってもいいはずで、
それを寺山は〈愛されているうなじ見せ薔薇を剪る〉と表現した。
ところが寺山は〈この安らぎをふいに蔑む〉のである。
欲望が完全に満たされることへの
不安と恐怖がここに表出されたのだ。
〈この安らぎ〉とは、完全なる幸福に浸る男の存在と
欲望のままに薔薇を剪る彼女を指し、
それらを〈蔑む〉精神が寺山に突如として現れたのである。



海よりもなお

2016-05-11 08:46:31 | 詩歌採集



石川幸雄
第一歌集 『解体心書』(ながらみ書房)

ゴミ溜めの花

2016-05-10 09:04:41 | 詩歌採集


森 水晶 
第一歌集 『星の夜』(ながらみ書房)





小石川植物園を歩く

2016-05-08 19:30:39 | 詩歌探究館Web
黄金週間最終日。
快晴にいたたまれなく
小石川植物園を散策してきました。


これは旧東京医学校本館です。
今は重要文化財に指定されていますが
館内は見学できます。
↓こんな感じ。建築好きにはたまらない雰囲気です。


園内を散策するには2~3時間みたほうがいいかもしれません。


温室です。白秋の『桐の花』に出てくるのがこちらとか。
現在は老朽化のため非公開です。


これは柴田記念館。
<大正7年に、当時植物園内にあった
 東京大学植物学教室の柴田桂太教授が、
 植物生理化学の研究業績に対して
 授与された学士院恩賜賞の賞金を寄付し、
 それをもとに翌大正8年に建設された、
 植物園に残っているもっとも古い建物です。
 もともと生理化学の研究室として
 使われていましたが、2005年春に外装を改修し、
 内部も展示・講演を目的とした部屋に改装しました。>
とのことです。素敵な絵葉書などが販売されていました。




塚本邦雄展図録

2016-05-07 16:26:09 | 詩歌探究館Web



本日、岩手県北上市の現代詩歌文学館から
「塚本邦雄展」の図録が届きました。

塚本と縁のある方々のエッセイと
塚本の歩みが網羅された一冊です。

いつか「蓮」でも私のコレクションを中心に
図録ページを作ってみたくなりました。




「蓮」7号割付完了

2016-05-06 10:46:10 | 詩歌探究社「蓮」情報



昨日、頁割付と目次入力が完了しました。
あと一名の4頁分の原稿を待つのみです。
これで全80頁です。

そうそうついでと言ってはなんですが
「蓮」にご興味をお持ちの<詩精神ある方>
何か書いてみませんか?
新しい血を入れて刷新してゆきたいのです。
書く情熱のみが頼りです。





越冬蛹最後のひとつ

2016-05-05 12:27:29 | 気になる蓮



「蓮」ではないです。

昨年の夏にアゲハの幼虫を七つ捕らえそのうちの五つは
昨年の秋までにアゲハとなって飛んでゆきました。

残る蛹はふたつ。
そのまま冬を越し、先日ひとつがアゲハとなって
飛んでゆきました。

残るひとつの生死は不明。諦めていたところ
本日無事に羽化しました。
今までよりふた回り小さなアゲハです。
カゴを開いても飛び立ちません。
レモンの木に止まらせて待ちましたがいつまでも
ぶら下がったままです。30分ほど眺めていたでしょうか。

お腹が空いたのでクルマで10分程の中華屋さんで
冷やし中華を食べました。ちなみに大盛り。
小一時間後「もういないだろうなぁ」と
帰ってくると今にも飛び立ちそうに羽を動かしています。
カメラを取り出すのも間に合わず天高く飛んでゆきました。
あたかも私の帰りを待っていたかのような奇跡に
普段は動じない私も大いに感動したことでした。










檸檬の花

2016-05-05 12:27:29 | 気になる蓮



「蓮」ではないです。

檸檬の花が、咲きました。
白い、よく薫る花です。
樹の形は不恰好極まりないのですが
今年は異常にたくさんの蕾があります。

昔、サボテンを育てていて
水を過ごして根から傷んできたことがありました。
テーブルの上に新聞紙を敷いて手術を施したのです。
30センチほどの名の知れないサボテンの傷んでいる部分を
15センチ切り落すと間もなく
本当に見る見るうちに花が一つ開いたのです。
赤い花でした。

そのまま鉢に移しましたが間もなく息絶えました。

花を咲かせるということは。






こちら「蓮」編集部

2016-05-04 17:10:12 | 詩歌探究社「蓮」情報



黄金週間も夕暮れ。

原稿はあと一人を除いて概ね出揃いました。
入力、校正、構成、編集などの作業中です。

詩歌探究社ではこの画像のように全ての頁を
A5の用紙でプリントアウトして掲載順等を
決めてゆきます。
ほぼ完全な「蓮」7号を先ずは完成させるわけです。
そのほぼ完全な「蓮」とすべてのデータを
PDFに変換させたものをCDに焼いて印刷屋さんに送ります。
それから何度かのゲラ校正を経て製本してもらう段取りです。

それと平行して、会員への負担金の請求、発送準備などを
行ないます。

こんな作業を年三回繰り返すわけですが
あれもこれもなにも全て自分の為です。
季刊を目指してやってゆきましょう!



蓮植える

2016-05-04 14:49:57 | 気になる蓮
「気になる蓮」です。

GWも中盤ですね。
埼玉県は大宮に盆栽町という風流な町があります。
そちらではいま、盆栽祭りが開催されています(明日まで!)。
混んでるだろうから早朝から出かけようと
思っていますと土砂降りです。台風並みの。
ところが九時頃になりますと超快晴とあいなりまして
早速出かけました。




盆栽美術館を見学したあと盆栽町を散策します。
道路端に植木屋さんが軒を連ねます。
盆栽町は大邸宅ばかりで、植木屋さんは
儲かるのだなと感心しました。
盆栽は数百円から数十万円。
私だったら売りたくないなと思う出来栄えのものも
数千円で売っている。
盆栽は見ている分には楽しいですが自分ではなかなか。

てくてく歩っていると(江戸っ子なもんでこんな語り口)
洗面器に蓮根が並んでいる一軒を発見。
「これ難しいかい?」と訊ねると「そうでもない」と言う。



「小型」ひとつと「中型」ひとつとお勧めの肥料を買いました。
帰路に川口緑化センターに寄って鉢と黒土を手に入れて
さっそく小邸宅の庭に設えました。



その後どうなったのかな・・・
っていうくらい更新が途絶えたら、
失敗したのだなと推察願います。





日本現代詩歌文学館ー本邦雄展ー

2016-05-03 10:51:06 | 詩歌探究館Web



本日二度目の更新です。
現在、日本現代詩歌文学館では

特別企画展

本邦雄展―現代短歌の開拓者

が、催されています。
チラシをわざわざ送っていただきながら
このGWに私が訪ねないはずは無かったのですが
諸事情により、こうして職場でくすぶっているわけです。

塚本マニアと言われる方は現代短歌の世界には
大勢いらっしゃるでしょうから、きっと岩手県の
北上は大いに賑わっているのではないでしょうか。

朝の内に、詩歌文学館にお電話して
伺いたかった!伺えなかった!と泣きを入れて
「図録」を送っていただくことになりました。
泣きを入れなくても通販で購入することができるので
申し添えておきます。

以下、展示情報です。

会期  平成28年3月19日(土)~6月5日(日)
会場  日本現代詩歌文学館 展示室
休館日  3/21(月)、3/28(月)
開館時間  9:00~17:00
主催  日本現代詩歌文学館
共催  玲瓏の會(公式HP http://reir.blue.coocan.jp/

お時間のある方はぜひどうぞ。

6月5日までやってますので、私も訪問する機会を探すつもりです。




ブックシェルフパート2

2016-05-03 08:33:32 | 気になる蓮
ちなみに「気になる蓮」ではないです。

GWも中盤で、本日の東京は何と言っても
天気が良い!

私の生業は「ものづくり」といつでしたかここで
お知らせしましたが、工場経営は谷あり谷ありです。
暇だからと言って何も作らないのは職人の負けです。

ということで先日、このブログで紹介(自慢)した
モービルブックシェルフ(つまり移動本棚)を
あれから2台作ってしまいました。

わが家のリビングは本棚置き場と化してしまいました。
その図はコチラ!







物好きな方は見学にどうぞ。