シングルファーザー

今朝の新聞で読んだ話題をひとつ。

子どもと同居していて妻がいない「シングルファーザー」が増えているらしい。
２００５年の国勢調査の結果では、２０００年より１万２千人増えて２０万３千人になっているそうだ。

「シングルファーザー」はシングルマザーに比して６分の１と少ないが、公的補助がほとんど無い為に、生活が苦しい人も多いのではないかと推定されている。
２００５年の調査での内訳では、妻と離別が７８％と断然多い。そして死別が１３％、未婚が９％。
結婚歴のない「未婚の父」が５年間で４割も増えたのが目立つそうだ。
いわゆる結婚しないカップルの間で生まれた子どもを男性側で引き取るケースが増えている様だ。

父親の年齢別では４０代が６０％、３０代で３０％である。
そして親などと同居もなく、ひとりで育てているい場合が半数以上あり、失業率も８％台と通常の倍以上にのぼる様だ。
経済的にも厳しい状況で子育てをして「孤軍奮闘」を強いられている姿が見えて来る様だ。

そこで思い出したのが、熊本市の赤ちゃんポストに３歳の男の子が預けられた事件だ。
子どもには「かくれんぼ」をしようとポストに預けた父親も、「シングルファーザー」のひとりではなかったのではないだろうか？
児童虐待や子どもの遺棄などをしなくても良い、「シングルマザー並の社会の認知と支援策」を講じて上げる必要もある様な気がしている。