ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

スパの爆発事故

2007-06-22 14:40:58 | ニュース 
元々マークが示す温泉宿は山奥の鄙びた所にあり、ランプを灯す秘湯等を思い浮かべる。
郷里の山形の実家は、蔵王山のJR最寄駅に近いところにある。
従って子供の時は温泉と言えば、蔵王温泉の事を指していた。
この温泉は蔵王山の噴火を機に湧き出したもので、湯には弱硫酸と硫黄が含まれていてかなりの刺激臭があった。源泉元では白煙を上げてガスが噴出していて近寄れない。
秋田の乳頭温泉だったか、冬に遊びに来た家族が温泉の源泉元でガスで死亡した事故もあった。
元々温泉にはガスの墳出も伴うものだと思っていた。

しかし近年の温泉ブームが拍車を掛けたのか、東京周辺でも温泉を掘り当てる例が続いている。
南関東の地下ににはメタンガス田が横たわっていて、ある程度掘り下げれば温泉が出る。
お台場や六本木や舞浜や新浦安等の繁華街にも次々と「スパ」施設の開店が続いていた。

そして今回の大事故を惹起した渋谷のスパ施設は、昨年からオープンしていた。
従業員施設が、ごう音と共に爆発した。温泉水に含まれてて出てくる天然ガスが充満して引火したらしい。
女性が3人犠牲になった、そして建物の前の道路歩いていた通行人が重態になっている。お見舞い申上げたい。この温泉は地下1500mから温泉をくみ上げていた。
そして温泉水と分離したガスの検知装置も無く、定期的な点検にもガスの異常を確認する事もなかった。人的な災害と見られても仕様が無い状態だ。
法的にもこの様な点検が義務化はされてはいないらしい。何らかの対策も必要なのは自明の理だと思った。

温泉に浸かるのは人間の「再生のいとなみ」だと言はれる。首まで湯に浸かれば体重は約9分の1になる。温泉施設は疲れも憂いもリフレッシュしてくれる場の筈だ、安全への備えには万全を期して頂きたい。

コメント
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