ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

2人の天才、イチローと桑田

2007-06-26 16:42:39 | 野球
朝日新聞の編集委員である西村欣也さん。
何時も「EYE」と言ふスポーツ欄のコラムで野球界に適切な提言をされている。
特にプロ野球界にに対する批判や提言には一家言を持たれた方だと思う。

21日、パイレーツの桑田投手がマリナーズ戦に登場、イチロー選手を3振に仕留めた観戦の場面を回想していた。

39歳の桑田投手は「進化をし続けているイチロー君との対戦を楽しみにしていました。力みがないといふか、さらっと水のようにしなやか。求めているものはおなじかもしれませんね」
33歳のイチロー選手は「桑田さんは昔の自分じゃないことを受け入れられている感じがしますよね。なかなかできるものではない。引きずるものですから」
お互いがお互いを尊敬しあっている。2人の言葉に、重なり合う人生観がある様だ。
立ち止まって、過去を振り返ることを、しない、アスリートである間、究極を求めて旅を続ける2人。
その2人の人生の航跡が交錯した試合だったと語る。

イチロー選手は日本にいた時分から、ひとつのフォームにとどまることはなかった。
「バッティングは生き物、体の状態や筋肉のつき方によってスイングは変わる、つまり一ヶ所に止まる事はない」
桑田投手もベテランになってからも、トレーニングに古武術などを取り入れてきた。

歩みを止めない2人の天才の出会いがある試合。MLBでの対戦でなく日本のプロ野球で観戦したかったと思う。
孤高のスタイルを貫き通す2人の天才の、益々の健闘を祈りたい。


コメント
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