昨年2月踏切内で女性を助けようとして電車のはねられ死亡した「宮本邦彦」警部の一周忌を迎えた。法要には八代警視総監の他、警察関係者とご遺族が参列された。さらに宮本警部の勇気を後世に伝えようと出版された絵本「伏してぞ止まん ぼく、宮本警部です」の作者の山口秀範さんも参列した。
山口さんはもともとゼネコンの社員で海外勤務の経験もあったが途中で退職。10年ほど前から子どもたちに偉人伝を語り聞かせる会社「寺子屋モデル」をつくった。海外の子どもに比して日本の子どもに元気がないのを憂いたからだ。
宮本さんの遺族や同僚に取材を重ね執筆された絵本は、札幌で生まれて運動が苦手だった宮本さんの少年時代から始まる。中学時代から10年間新聞配達も経験した。警察学校では人知れず剣道の練習に励んで昇段を重ねたそうだ。他の同僚が刑事や機動隊を希望したが、交番勤務を選んだ。交番勤務では自転車が壊れた人に修理してあげたり、落し物を届けにきた子どもがいれば「ほめてあげて下さい 」と母親に伝えた。住民や子どもにも「お巡りさん」でなく「宮本さん」と親しまれた。
宮本さんが新聞配達を続けていたときに父親が「精いっぱい努力し、もう一歩踏みだし、うつぶせに倒れるまで止めるな」の励ましの言葉を掛けたてくれたことが、自分の命をかえりみず、女性を救った行為に繋がった。
今回の絵本「伏してぞ止まん ぼく、宮本警部です」では「まじめさや愚直さが軽く見られがちな今、宮本さんの生き方から、誠心誠意尽す大切さを、子どもだけでなく、大人にも伝えたい」と執筆した山口さんは語っている。
人にどれだけ優しくなれるか、どれだけ尽してあげられるか、そんな事を教える大切さを考えてしまいました。
山口さんはもともとゼネコンの社員で海外勤務の経験もあったが途中で退職。10年ほど前から子どもたちに偉人伝を語り聞かせる会社「寺子屋モデル」をつくった。海外の子どもに比して日本の子どもに元気がないのを憂いたからだ。
宮本さんの遺族や同僚に取材を重ね執筆された絵本は、札幌で生まれて運動が苦手だった宮本さんの少年時代から始まる。中学時代から10年間新聞配達も経験した。警察学校では人知れず剣道の練習に励んで昇段を重ねたそうだ。他の同僚が刑事や機動隊を希望したが、交番勤務を選んだ。交番勤務では自転車が壊れた人に修理してあげたり、落し物を届けにきた子どもがいれば「ほめてあげて下さい 」と母親に伝えた。住民や子どもにも「お巡りさん」でなく「宮本さん」と親しまれた。
宮本さんが新聞配達を続けていたときに父親が「精いっぱい努力し、もう一歩踏みだし、うつぶせに倒れるまで止めるな」の励ましの言葉を掛けたてくれたことが、自分の命をかえりみず、女性を救った行為に繋がった。
今回の絵本「伏してぞ止まん ぼく、宮本警部です」では「まじめさや愚直さが軽く見られがちな今、宮本さんの生き方から、誠心誠意尽す大切さを、子どもだけでなく、大人にも伝えたい」と執筆した山口さんは語っている。
人にどれだけ優しくなれるか、どれだけ尽してあげられるか、そんな事を教える大切さを考えてしまいました。