ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

「おとな」になること

2008-02-21 16:46:33 | ニュース 
鳩山邦夫法務大臣は就任以来、何かと物議を醸す人物である。
先の株価下落では数十億円の損失を蒙った、兄の鳩山由紀夫民主党幹事長も同様だ、などとさらっと言ってのけるところは、如何にも日本を代表する名家のご子息である証左であろう。兄の鳩山由紀夫氏は苦笑しながら弟は変わっているんだから、と発言していたのを思い出す。趣味は、自然との共生を主張しながら、希少種の「蝶」の収集家であることも有名だ。

安倍内閣の末期に法務大臣に就任しながら、福田、麻生の総裁選挙時には麻生陣営の陣頭指揮を務めた。それが福田内閣では法務大臣に留任した。留任時の談話が「世が世ならば、自分は反対陣営の指揮者である。街中を引き回しの上、三条河原で打ち首の筈」と発言している。その後、死刑確定被告人の処刑の実施を自動的に実施すべきだ。「友人の友人はアルカイダ」とこともあろうに外国記者団の前で発言している。現在の日本にはテロが容易に入り込む素地を持っている、その警鐘の意味だと強弁している。

さらに最近は、鹿児島県の選挙違反事件で12人の被告が全員無罪判決が確定したことを「冤罪と呼ぶべきではないと考える」と発言して世間を驚かせた。無実なのに有罪が確定すれば冤罪だが、裁判で無罪になったのだから冤罪ではないという「定義」だそうだ。もちろん罪がないのに疑われること自体が冤罪なのだから、さすがに翌日には「おわびしなければならない」と陳謝した上で、「今後冤罪という言葉は公式の場では一切使うまい」と自分の発言への再三の批判に意固地になっている風でもあった。どうもこの人の場合は「おとな」になりきれない面だけが目だってしょうがないのである。
鳩山発言には町村官房長官も「子どもではないのだから、いちいち注意は申上げない」とコメントしている。

そして最近、民法の成人年齢を20歳から18歳に引き下げるかどうかを、鳩山さんは法制審議会に諮問している。その鳩山さん自身が「おとな」になりきれていないなどとは決して思いたくはないのが、多くの国民の総意だと思うのだが、どうだろうか?。

コメント (6)
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