ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

映画「チーム・バチスタの栄光」

2008-02-15 16:55:59 | 映画
先日紹介したばかりの原作の映画「チーム・バチスタの栄光」を見てきました。映画通の下の娘から大変面白いと聞いていたので楽しみにしておりました。
心臓手術の中でも成功率が60%と言はれる「バチスタ手術」、米国帰りで驚異的な成功例を持つ医師がいる。その医師の手術中に患者が死亡する例が3件も連続して発生する。果たして手術ミスなのか、その解明にのりだす2人のにわか探偵コンビと7人の手術チーム員があい対することに。
主役のひとり田口医師が女性に代わっているのはCMや映画紹介で知っていたのですが、竹内結子がいささかノンビリとした雰囲気の医師役で出演していて、結講はまり役になっているのが面白い。そして厚生省の超エリートながら変人の白鳥役は阿部寛、これも彼の持味からしてはまり役だった。術中死の調査に思い悩んでいる田口医師の前に、白鳥が登場する場面は突飛だが面白い発想だった。これで一挙に変人白鳥を印象付ける効果を出している。原作が指向している探偵コンビにピッタリの2人だ。

ただ物語を進めていく過程で、犯人にたどり着くまでの推理が説明不足のままで、最後の犯人を特定する段になってしまうのが少々惜しまれるのではないかと思った。しかし難しい手術の場面もうまく描けているのが良かった(実はTVドラマの「医龍」の心臓手術場面がかなりドギツイ感じがしたが、この映画では巧くその辺が処理されているのに感心したのだった)。
それにしても深刻な心臓手術中の術中死という医療問題を描きながら、ミステリー要素と、娯楽性とそしていささかコメディータッチの映画に仕立てられているのは面白い試みだと思った。なかなかに面白い映画になっている。鑑賞されることをお奨めする。

映画の出来は Aの下 クラスと思う。 

映画の一場面から

              

               
コメント (9)
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