ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

老人パワー全開

2008-02-05 16:30:58 | 勉学
大雪の影響で昨日の生涯大学は珍しく休講になりました。そして本日は年に一度の「研究体験発表会」でした。場所は青葉の森公園の県芸術文化ホール。クラスから2名の同僚が代表で発表するので興味津々に出掛けたのでした。
それにしてもそれぞれの方が発表する「研究体験」の内容には、実に老人パワーを感じ入るばかりで圧倒されてしまいました。

発表された研究体験の一部の内容を紹介してみます。
▲ 同じクラスの「O」さん
ーチャレンジ精神でいつまでも若々しくー「若々しく、センスよく、活動的に」
還暦を越えてなお「ホノルルマラソン」「青梅マラソン」「館山若しおマラソン」等に挑戦し続けるパワーを持ち、2月17日の3万人が走る「東京マラソン」の出場の夢を語った。これまで参加したマラソンの「ゼッケン」の数々を見せてくれた。汗と涙の結晶だと誇らしげだった。マラソンランナーの高橋尚子さん(Qちゃん)とも居住地での交流もあった様だ。
▲ 同じクラスの「T」さん
ー高齢者の学習能力に未来はあるか!-「過酷で楽しい実験の全報告」
高齢者になった68歳の今日、中、上級レベルに挑戦してはたして上達が出来るものか。囲碁3段の腕前を3ヶ月間のインターネットの対局でどこまで上達できるのか、その実験の報告だった。現状は一日約3.5局平均の対局でほぼ勝敗は互角、しかし4段への昇段目標はまだ道遠しとの事だった。ひとつは体力の問題だ、持病の服用から頭痛が酷い。ふたつは確りした指導者につかない事の2点をあげていた。この方の場合は色んな点で完ぺき主義者であり急ぎすぎなのかなと同情してしまった。
▲ 生活科「A」さん
ー破れ八十よくもここまで来たもんだー
大学最高齢者で大正15年生まれ82歳の方。青春の30年間は戦争に係わりを持って生きてきたと人生を述懐された。戦争のない平和の有り難さを、感謝しながら毎日を生きてきた。現在の望みは他人に世話にならない生活。そしてボケ防止のひとつに写経を日課にしているそうである。「般若経」を一年で300枚余写経されている。実にタフな身体と人柄と見ました。
▲ 園芸科「N」さん
ー私の洋ラン栽培と地域におけるサポーターー
洋ランに魅せられて原産地を訪ねたり、50年前からの日本での栽培方法を研究しておられた。「花は自然に咲かせる」「やたらに株は分けない」が基本だそうである。本人は2000株を冬は温室で、夏は戸外だが寒冷紗を使って育てておられる由。そして地域では栽培サポーターを育成して多くの仲間と洋ラン栽培の楽しさを共有されている。

その他現役時代の単身赴任の生活。高齢者の生き方、住まい方。植木と共に生きる。爺さんの知恵(昭和を生きて)等々多くの方の発表を伺いました。ただ10分以内の制限時間での発表だけに(午前、午後で22人の発表者あり)もう少し詳しくお聞きしたいものもありました。

同じ年代の方の老人パワーを頂き自分なりの生き方も模索出来る良い機会になりました。


コメント (8)
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