どうも食品の安全管理の問題をきっかけに、中国の環境問題がクローズアップされている。
小生も先日は「中国の憂鬱」と題して、あの広大な国土と日本の10倍の人口を持つお隣の国に起こった、異常気象の問題を提起してみた。何しろその被害状況は半端でない。これらも環境汚染が重大な原因のひとつではないかと危惧している。そしてわが国にも重大な影響を持つ、食品の安全性の不安と越境汚染の危険性をも危惧した。さらに中国国内の農村部では、まだ約3億人が安全な水を飲めず、都市部では約4億人の住民が汚染された大気の中での生活を余儀なくされていると言はれる。真の環境先進国に伍して行くには、まだまだ遠い道のりだと思われる。そんな中国では一体環境問題にはどう取組んでいるのか?そんな疑問に答えてくれる記事に出会った。
2/22付け朝日新聞の経済気象台と題するコラムである。以下はそのコラムからの引用だ。
「環境五輪」を標榜する北京五輪まで半年を切った。ここにきて中国政府は、環境保護へ向けた取り組みを本格化している。第11次5ヶ年計画では、エネルギー消費量の20%削減をはじめ、拘束力の高い目標を掲げられ、日本円換算で1兆円を超えるといはれる政府調達にも、環境に配慮した製品の購入を促がす「グリーン購入」の仕組みが導入された。省エネ法、環境保護法、再生可能エネルギー法など、環境に関する基本的な法律も整備されてきた。今年6月からはスーパーなどでレジ袋の有料化、第12次計画では環境税の導入も検討されていると言はれる。地方政府には、環境投資への補助金や優遇税制の導入など、環境を重視した予算策定を推奨し、トップには省エネ推進を義務づけられている。その達成次第ではトップの更迭も行なわれるなど「環境保護国家」に向けて邁進している。
企業も敏感に反応している。グリーン購入リストへの自社製品の掲載を働きかけるほか、各地方政府への省エネ、再生可能エネルギー関連の施設の建設、製品の売り込みも活発だ。
消費者に向けても、環境にやさしい企業イメージを構築して支持を得て販売拡大につなげようとしている。日本からの進出の企業各社も同様な取り組みを強化している。
遅まきながら本格化した中国政府の環境への取り組み、日本企業は過去の経験で培った環境関連技術を提供して、環境改善に貢献すべきだと思う。企業にしても新たな環境ビジネスにつながるチャンスを得ることも可能だ。今後の中国の環境への取り組みを興味を持って見守りたい。
何しろ我が国にとっても大事な隣組のお国なのだから。
小生も先日は「中国の憂鬱」と題して、あの広大な国土と日本の10倍の人口を持つお隣の国に起こった、異常気象の問題を提起してみた。何しろその被害状況は半端でない。これらも環境汚染が重大な原因のひとつではないかと危惧している。そしてわが国にも重大な影響を持つ、食品の安全性の不安と越境汚染の危険性をも危惧した。さらに中国国内の農村部では、まだ約3億人が安全な水を飲めず、都市部では約4億人の住民が汚染された大気の中での生活を余儀なくされていると言はれる。真の環境先進国に伍して行くには、まだまだ遠い道のりだと思われる。そんな中国では一体環境問題にはどう取組んでいるのか?そんな疑問に答えてくれる記事に出会った。
2/22付け朝日新聞の経済気象台と題するコラムである。以下はそのコラムからの引用だ。
「環境五輪」を標榜する北京五輪まで半年を切った。ここにきて中国政府は、環境保護へ向けた取り組みを本格化している。第11次5ヶ年計画では、エネルギー消費量の20%削減をはじめ、拘束力の高い目標を掲げられ、日本円換算で1兆円を超えるといはれる政府調達にも、環境に配慮した製品の購入を促がす「グリーン購入」の仕組みが導入された。省エネ法、環境保護法、再生可能エネルギー法など、環境に関する基本的な法律も整備されてきた。今年6月からはスーパーなどでレジ袋の有料化、第12次計画では環境税の導入も検討されていると言はれる。地方政府には、環境投資への補助金や優遇税制の導入など、環境を重視した予算策定を推奨し、トップには省エネ推進を義務づけられている。その達成次第ではトップの更迭も行なわれるなど「環境保護国家」に向けて邁進している。
企業も敏感に反応している。グリーン購入リストへの自社製品の掲載を働きかけるほか、各地方政府への省エネ、再生可能エネルギー関連の施設の建設、製品の売り込みも活発だ。
消費者に向けても、環境にやさしい企業イメージを構築して支持を得て販売拡大につなげようとしている。日本からの進出の企業各社も同様な取り組みを強化している。
遅まきながら本格化した中国政府の環境への取り組み、日本企業は過去の経験で培った環境関連技術を提供して、環境改善に貢献すべきだと思う。企業にしても新たな環境ビジネスにつながるチャンスを得ることも可能だ。今後の中国の環境への取り組みを興味を持って見守りたい。
何しろ我が国にとっても大事な隣組のお国なのだから。