北京五輪で期待する人たち・・・・・マラソン
五輪の華であるマラソンは、女子が8/17、男子が8/24、北京市内を巡る42・195Kmで行なわれる。既にこのマラソンコースを試走した方々の感想を読んだことがある。まず路面の硬さを指摘する。特に天安門広場周辺は厚いコンクリートを玄武岩が覆っている路面らしい。選手達の脚の負担が心配される。さらに28Km付近の北京大学あたりは、急に道が狭くなり、くねくねと折り曲がっている。アフリカの選手の得意とするコーナーで、仕掛けてくる可能性が大きいらしい。男子の尾方選手、佐藤選手もこの辺りが勝負どころと指摘している。さらに北京の30℃近い気温と湿度の高さが難敵になる。5Kmごとの給水ポイントを如何に有利に利用するかも成否の鍵になる。(増田明美さんのリポートから流用)
日本人選手のなかでは、女子の野口みずき選手が期待される。彼女は練習量は世界一と自負するだけに、1.350Kmの月間走行距離走を2ヶ月も行なう。平均が800Km,男子でさえ1.200Kmだから「走った距離は裏切らない」という野口選手のすごさがわかります。やはり連覇を達成して金メダルを獲得する期待がかかります。
さらに「我慢強さ世界一」の土佐礼子選手、「若さが魅力」の新星中村友梨香選手にも野口選手を追いかけてメダル獲得の可能性も高いと思われる。
男子代表は世界の選手層が厚くて群雄割拠状態だ。その中で経験と勝負強さの尾方剛選手、スピード、スタミナ充分の佐藤敦之選手、安定感を持つ大崎悟史選手の粒揃い3人が何処まで頑張れるかだ。世界の多くの精鋭が挑み激闘を繰広げる。日本の選手にも上位入賞の期待がかかる。
色んな国際大会のなかでも、真夏に行われる五輪大会は特別な大会になる。選手たちはケガなくスタートラインに立ち、4年間の精進した成果を是非発揮して欲しい。