ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

ノブレス・オブリージュ

2011-08-23 10:12:38 | ゴルフ
 新聞のコラムで知った言葉である。通常「高い地位には相応の責任と義務が伴う」と言うのである。

 先週の日本男子ゴルフツアーは「関西オープン」トーナメント。兵庫県の小野CCで開催されたる77回目の伝統のある大会だった。昨年から周囲の努力もあり男子ツアーに仲間いりしたのだが、賞金総額は5000万と国内ツアーでは一番少ないトーナメントでもある。

 この大会には賞金ランク上位5位までのうち石川遼選手ほか2人が欠場している。そのせいでもあろうか、初日、2日目ともに観客が1000人を割った。4日間通算でも5000人を割るのは2004年にあった大会以来だったようだ。

 全米プロの後、国内ツアーは11月末まで11週連続で大会が続く、従って暑いこの時期の賞金額が少なく、ましてや難コースで名高いこの大会を欠場するのは選手たちのひとつの判断になる。

 しかし日本ゴルフツアー機構は「選手の協力義務に違反する行為の」項に「同一大会の2年以上連続欠場」の条文を設けて、100万円の制裁金を科すことにしている。石川両選手はこの制裁金を支払っての欠場をしたことになる。

 現在の男子ツアーでの石川遼選手の存在は大きい。今回の難コースでの彼の戦いぶりも見たかったが、同時に主催者の「意欲」を支えることや、観客の期待に応える努力は選手にも必要ではないかと思うのである。

 トッププロのひとりになった石川遼選手に(周囲も含めて)考えて欲しいことだと思った。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする