英語が堪能過ぎて、貧乏くじを引かされた総理
総理になると、アメリカ大統領を、表敬訪問するのが通例ですね。
総理の資質の一つに語学力は欠かせませんね。
総理になる位の方は、英語に堪能だと、思いがちですが、
そうではない方も、結構いらっしゃるようです。
外国の大統領や総理大臣などは、少なくとも英語には堪能で、
通訳を付けずに、ロビー活動も盛んにやっているのに対し、
日本は殆ど通訳のお世話になっているのを見るにつけ、
情けなく歯がゆい思いをしますね。
これとは逆に、アメリカ人も吃驚の、英語に堪能な総理は、
宮沢喜一さんで、 第三次中曽根総理の後釜として、
宮沢さん・安倍さん(現総理のお父さん)・竹下さんの三人が、
自民党の総裁候補として名を連ねました。
その情報を得た アメリカ政府内では、
「宮沢氏は拙い、そばにいられたら、内緒話も出来ない」
と、訝ったと言う、エピソードが有ります。
結局、「安倍さんはまだ若いし、竹下さんが無難な所だろう」
と言うアメリカのアドバイスと言うか、命令に近い指示でと言うか・・・
で日本の総理が決まったようです。
その後、竹下さんの後釜は、安倍(父)が亡くなられてしまったので、
アメリカは、しぶしぶ宮沢さんを承認したかと言うと、
そう簡単ではなかったですね。
竹下総理(1987~1989)の後、宇野総理(1989~1989不祥事で辞任)
海部総理(1989~1991)の後に回されました。
すっきりしない話ですよね。