最近は、結婚したい男性と、結婚したくない女性が、多くなっているようですね。
この現象の最大の原因は、男女同権や同一労働同一賃金だというから、
皮肉なことですね。
結婚しない女性の事を、 「結婚しない症候群」と言うそうですね。
今は、結婚したとしても、女性の高齢化が進んでいる様で、当然ながら、
高齢出産になりますね。
昔は 「四十子 鬼っ子」 と言って、嫌われたものですが、高齢出産は、
母体に負担が掛り過ぎる、場合によっては命に関わるので、「子供は四十前
に生みなさい」と言う先人の教えだそうですね。
ところがどうです、最近は四十過ぎて初産なんて、珍しくも無くなって
来ましたね。
結婚を諦めていた、四十も大分回った男姓が、独身を十分謳歌した、
これも四十過ぎの女姓と、思議な縁で結婚し(詳しい事が解らない時は、
この言葉は便利ですね)
これまた不思議 な事に、直ぐ子宝に恵まれましてね。
10月10日経ち、陣痛が始まった!急いで、着のみ着のまま、
産科医院に入院しました。
そう言えば、最近産科が減って来て、妊婦は、小旅行支度で、
通院しなければならないそうですね。
少子化が、社会問題になっているのに、困ったモンですね。
段々、陣痛のインターバルは短くなって、愈々産室に移る運びとなります。
旦那も立ち会うことになり、一緒に入って手を 握って 「頑張れ!頑張れ!」
と励まします。
妊婦は、額にビッショリ汗をかいて、息みっぱなしですが、その気配は有りません。
何を思ったか、妊婦が旦那に「貴方ローソク 買って来て、ここに立てて」
訳の解らないまま、旦那はローソクを買って来て、火をつけて立てました。
「神様、助けて下さい・・・もう主人とはベットを共にしませんから・・・
助けて下さい」 と大声で叫びます。
でも、神は許してくれません。
もう、医師も、助産士さんも、産気付いてから、 こんなに時間が掛る、
経験は初めてです。
「神様・・・もう・・・絶対に・・・主人と・・・良い事はしませ~ん・・・
本当に・・・しません・・・許して・・・下さ~い」と途切れ途切れな叫び、
握っていた旦那の手を、 振り払いました。
するとどうでしょう、大きく一回息むと、今までの事が嘘の様に、
ポンと玉の様な 男の子が生まれました。
暫く放心状態だったニューママさんは、やっと正気に戻り、 ローソクに火が
付いているのに気付くと、慌てて 「貴方、早く火を消して!
この次も使うんだから・・・・」