どうして数字だけをこねくり回して、人を叩きのめそうとしたり、机の上だけの計算で、命にかかわることなのに責任取れない様なことをいう人がいるんだろう???
自分はこう考える、ということを言うのは、自分の信条に照らしてそれが今考えうる一番いい考えだとしたら、それでいいと思う。
自分の考えは、きちんと言うのがいいと思う。
でも、自分の考えを言うついでに、自分の考えが「正しい」、だから誰それの言ってることは「間違っている」、したがって誰それのことを「全否定」というのは全くもっていただけない。
人の言った事、やった事の中にはときには間違っていたということもある。そんなの、私だっててんこ盛り。
でも、だからってそのことで、その人すべてを全否定するっていうのは、おかしなことだ。
だったら、そんな風に全否定をしてる人は、完全無欠なのですか??
自分だって間違うこともあるだろう。それなのに、自分と考えが違う、というだけで全否定をするってどうなんよ?
何を言ってるかって言うと、放射性物質についての話。
これで、自分の意見と違う人を全否定し、自分こそが正しい、と言ってる人がいるって話。
誰が誰をかは言わないけど、放射能のことについては、ヘタしたら命にかかわるわけだから、現実を直視してそのうえで、今とれる最良の方法で自分や家族やその他の人ができるだけ安全でいられるように、と考えるのが普通だと思う。
ハッキリ言って、今の原発の状況は、未だかつてどこでも経験したことがない状況なのだから、用心して最良の対策をとるのがいいに決まってる。
絶対こうなる、なんてのは、今まで経験したことないんだから、誰にも言えない。どうなるか分からないけど、今のところこういう状況だから、どう動くか、どうするのがいいか、そういう話と思う。
医療機器から受ける放射線がいくつだからとか、発がん率は1%だし、人間は50%が癌で死ぬんだから…とか、そういうことで考えれば、なんだ1%の発がん率がUpしたってどーってことないじゃん!と数字だけなら思えるけど、そのたった1%が運悪く自分の子供(って言ってもウチは子供いないから、例えば甥っ子姪っ子…)だとしたら…なんて考えたら、許せるわけない。なぜあのとき危ないと言ってくれなかった!!!と泣き叫ぶに決まってる。
1%って、100人に1人よ。10万人いたらなんと1000人よ。それって、少ないかい?
50%が癌で死ぬからいいんじゃね?と言っても、その1000人は本当なら癌にかからず元気に90歳まで生きたかもしれないのよ。それが20歳くらいで死んじゃうとかだとして…たった1%だからって言えないよ…私にはね。
だいたい、人間の致死率なんか100%なんだから、と言っちまえばそれまでで、50%が癌で死ぬんだからっていうのは、そういう話と一緒な気がする。
でも本当はそうならなくても良かった1%の人が、身体の不調や死の恐怖と闘ったりしなきゃなんない可能性がある。
あんまり心配過ぎるとストレスたまる。放射線に対しては、自分の細胞の修復能力がとっても関係あるそうな。放射線で遺伝子に傷がつけられても、修復する能力の方が高ければ、健康を保てる。修復能力を越えてしまったときに問題が起きる。
だから、元気でいられるように健康に注意することも大切。
だからって、放射性物質のいっぱい飛んでる所で急に運動とかしないで!
いっぱい放射性物質を取り入れるとそれによって傷つけられる可能性がいっぱいになるってことだから。
エコのために自転車が流行ってるとのことだけど、マスクなどを是非してください。
あとで、放射線は健康に影響がなかった、ということになったときには、いろんな心配は杞憂だった、と笑う事ができる。
でも、安全、大丈夫ということを信じて、たくさん取り入れてしまった後、「そんなことになるとは知らなかった、初めてのことだったから、想定外」なんて話になったら、笑う事もできない。
原発事故だって、しっかり想定内だったのに「想定外」というんだから!健康被害についても注意できる事はしたらいい。できないこともあるし、防ぎようがないこともある。それは仕方ない。でもやればできたのにしなかった、というのは後悔してもしきれない。
それぞれの人にそれぞれの価値観があるから、最終判断は自分の命なんだから自分の価値観でいいと思う。でも他人の命を巻き添えにするのは怖すぎる。