ゆこちんのトランペット

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トランペットの吹き方、、、大事だって気づいたこと

2020年08月11日 00時44分00秒 | 音楽&トランペット&レッスン
こんばんはー!!!


今日のタイトルは、なかなかやる気があるなーって思います(笑)


そんな大上段に構えて行くんかい?って感じですけど、ここ2−3日で気付いたことを書くので、よろしくお願いします😆

結局、、、、


全身を使って楽器に息を入れる



以上です。。。って思いました。

あらゆる「困ってたこと」の原因も解決策も、全部それに尽きるな、、、と。


いや、もしかしたらまた「あら?」とか言い出すのかもしれないけど、

でも今回ばかりは、それだな!!と思う。


で、なんで今までそう思ったり違うなと思ったりしたかっていうと、

息を入れる、っていう時のやり方に勘違いがあったりしたからだなー。


息を入れるってのは、

楽器に向かって体から息を吐くこと

飛距離の出るタイプの息を吐くこと

音のアップダウンに関わらず、しっかりと吐き続けること

喉や口はあくまで通り道にしておくこと(息を出すために使わない)


で、楽器に向かって吹き込んだ息を使って、音のセンターを捉えて、音と息のバランスが取れると、ある意味定常的な状態になって、それを「息は入れない」ということもできるし、「息を吹き込む」ということもできる、、、という。。。


結局、まずは大きな音を出す、という練習をたくさんして、そこから少しずつバランスを取っていき、最終的に最適で効果的な吹き方にしていく。

そーっと吹く、というところに騙されちゃいけない。

そーっとだとは言っても、楽器に向かって息を吹き込むのだよ。

で、うまく定常的な状態になるから、まるで何もしてないかのように見えるってだけ。


よく、トランペットの息の使い方を水道のホースから水を飛ばすことに例えるけど、


あれのもっと元の、

水道局を体全体でやって、まあ出口の部分の水量やびゅーっと出すかボトボトっと出すかはまた別問題として、

全身で常に水道局が全家庭に対して水を供給できる状態にしてあるのと同じように、

体全体で「水(空気)」と「供給するエネルギー(吹き込める状態)」を作っとく。

蛇口をひねれば即座に水が出るし、
ホースの先を摘めば、同じ水量でも飛距離を変えることができる。

そんな原理を舌や口でやる。

で、ついついその舌や口の方は注目するけど、水道局がサボってたら、水そのものが不安定にしか供給されない。

水道局が水の準備をケチってたら、そりゃーその先に太い水道管とか用意してもスカスカだし、断水後の水みたいに、プシュップシュッって全く不安定な感じになる。


ついつい、小さくしよう、、と思った時にも似たようなことが起きる。

また、下の音と上の音でそもそもの供給圧みたいなものを変えちゃうと、そこで「低い音は下」「高い音は上」みたいな上下のイメージがついてしまって、高い音は頑張らないと、低い音は低くて不安定、みたいなイメージになって、どちらもなんだか吹きにくい感じになる。


どの音域でももともとの供給してる圧は変えないで吹く練習をすると、低くても高くても「センター」で吹くイメージを持つことがやりやすくなって、音が上下よりは前後みたなイメージになり、そりゃーハイトーンは吹き込むパワーは必要だから、それは鍛える必要があるけど、唇だけで頑張る感じとか息が詰まる感じとかは回避できる。

高い音の時に詰まって吹き込めなくなるのは、閉めてる力に対して吹き込みの力が負けてるからだけど、この吹き込む力を全身で吹き込むようにすれば、負担が分散してどこかのパーツだけがキツい(しんどい)ってことが減ってくると思う。

タンギングもリップスラーも吹き込む力がすっぽ抜けると、そこで不安定になってうまくいかなくなる。

リップスラーで音を変える時に、一瞬圧力を抜いて下げたり、ジリジリ圧力を上げて(音を)上げようすると、そこで不連続が起きたりして、苦手感ができちゃう。


息を吐いてるつもり、息を吐くとうまくいかない、という場合は、体全体を使って息を吐いているかを見直すといいかもしれない。

大抵、口の中の空気を送りこもうとしていたり、供給してる絶対量が少なかったりして、口や喉を絞めざるを得ない状況ってことがある。

もっと思い切って、しっかり(と書くとイメージが固くなるけど、生き生きと元気潑剌で)吹き込むとむしろ安定すると思う。


それと、


シルキーやヤマハって、うまく吹かないと1.2の運指(ミ、ラ)とか、ファなどがやたら高くなる傾向があるなーってずーっと思ってたけど、

これも息をしっかり吹き込むことができると、解決する。

どうやら、息を吐いてはいるけど、そのパワーの源が体全体ではなくて、口の前の方で作られた息だったりすると、楽器からはじかれてうわずる、、、という現象がバックよりも起きやすいみたい。

バック以上に、ちゃんと吹けてるかどうかに対して、シビアなんだなー。
でもその分、変なことをしてる時にはちゃんと教えてくれる、ってことでもあるから、いいヤツだな。

しっかりと息を吹き込むことによって、なんかシルキーって息が入らないなぁ、とか息が無駄に持っていかれるなぁ、、、とかいう悩みがなくなる。なーんだ、めっちゃちょうどよくできてるじゃん?!的な。


生徒たちに、しっかり息を吹き込むように、いろいろやらせてみたら、かなりいい音になって吹くのが楽しくなった子が何人もいた。

つか、もっと前に教えてあげられたらよかったな。。。

でもまさかさー、吹き込みが足りないなんて思わなかったんだよお。

吹きすぎなのかなー?!とか、力が入りすぎかなー?とか、息が速すぎ?体が閉まってる???
もっとピアノから練習すればいいのかな?吹きすぎ?

そんなことをグルグル思ってたけど、まさかの吹き込みが足りなかったなんてね。。。


ちゃんと吹き込むと、唇の負担も減る。
音も柔らかくなる。
音程もよくなる。
タンギングがしやすくなる。
跳躍が安定する。
スラーのフレーズの音がちゃんとパラパラ鳴る。


などなど、いいことがいっぱい。


そうやって「鳴る」感覚をしっかり掴んでから、次はいろんな調整をしていけばいい。

最初から小手先の技術でなんとかしようとしちゃダメだね。

まずは自分の音をしっかり出して、その音と一体になる。自分の音を好きになる。

そこから、すべては始まるんだなー。しみじみ。


テクニックはそのあとにオプションで足していけばいいのさ。

まずは全身で音を出す❗️

というわけで、今日はこれまでー。
また明日ー😊

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