19日は父の日。8月18日はその父の17回忌に当たる。若い頃から詩画書を得意とし、暇さえあれば絵筆をふるっていた父の姿も今はなく、残された絵筆に在りし日の父の姿が忍ばれます。この絵は得意とする山水画を頭の中でイメージし描いたもので、明治42年生まれの父が生きていたら97歳に・・・・。今頃天国から私の絵や字をみて笑っているだろうな。一緒にこの教室で仕事ができたら楽しいだろうな、とふと思うことがある。
早速「語源大辞典」をひもといてみた。お寿司屋さんで「かっぱ」と注文したら、キュウリ巻きが出てくる。キュウリは河童の大好物からきているんだとか・・・。そもそも「河童」は想像上の動物。水陸両棲で四、五歳の子供くらいの大きさで、口先がとがり、背には甲羅や鱗があり、手足には水かきがある。頭には皿と呼ばれる少量の水の入っているくぼみがあり、その水がある間は陸上でも力が強く、無くなると死んでしまう。水中に他の動物を引き入れ、その生き血を吸う。「河童」は「かはわらは」の変化した語のようだ。河童が実在するのかどうかこの目で確かめて見たい。今は絵で想像するだけなので少々物足りない。