( トラットリア「ジ・メルカート」 豊中・庄内銀座通り )
■2015/9/12(土) 晴
本日は、この9月9日にオープンしたばかりの トラットリア「ジ・メルカート」へ
晴れ男の私が、まるで太陽と暑さを引っ張ってきたかのような汗ばむ陽気
豊中・阪急庄内駅前に降り立ったのは、11時10分のことだった。
買い物に行く人 買い物から帰る人、おいちゃん、おばちゃんが乗った自転車が、
ひっきりなしに目の前を横切って行く。昼前の豊中市場の南口
「豊南市場」は、関西にその名を知られるマンモス市場
めざす店「ジ・メルカート」は、庄内銀座通りの市場西口前にある。
▽外側を黄橙色に塗り替え・イタリアの国旗が垂らされた店の入口。
開店は11時30分。まだ準備中(開店20分前)のため、シャッターは半開状態。
入口には、沢山のお祝いの花が飾ってあった。
▽店の入口を入ればワインセラー上に私のお祝い(熨斗箱)が飾られていた。
開店準備中のところ 店に入り、三輪シェフと山ちゃん(山地さん)にご挨拶
( 山地さんと三輪幸治シェフ )
日本酒は、「想天坊」じゃんげ・「梅乃宿」純米大吟醸「吟」生・「五橋」トラタン
ちょっと面白くてイカシタ日本酒四合瓶が並んでいる。
先日私がお祝いで渡した「伯楽星」ひやおろし は、近くの飲み屋のご主人から
絶賛されたと喜んでいただていた。
従来の銀座食堂の雰囲気を残したアットホームなイタリアン食堂の印象だ。
店内はこんな感じ、写っていないが、右手前にもう一つテーブルと
左サイドに向かい合わせの席が2つ 全部で20席になるだろうか
それと左手前には、買い物帰りの荷物置きにも
待ち客用の椅子にもなる腰かけ台がある。
▽豊南市場の鮮魚店と西入口が店の目の前
11時30分の開店まで10分ほど 道の先まで散策してみた。
▽大賑わいの精肉店のミンチカツ・コロッケコーナー
▽なんの看板もない 普通の家の土間みたいなところに
丸椅子・テーブルみたいな立飲屋さんとキムチ店
ちょっとしたディープ感が漂っているところは、とても私好み
11:30を廻ったので店に戻って、カウンターの一番右端に腰かけた。
開店前から並ばれていたおじさんに続いてその日二番目の客
まずはグラスビールからスタート
そして ワンプレートランチを頂くことにした。1日限定5食・市場の新鮮な食材を元にした三輪シェフのワンプレートで昼から日本酒とは、なんて贅沢なことだろう。
▽海の幸・山の幸 ちょっと贅沢な日本酒のアテ
(三輪シェフの1日限定5食 メルカート・ワンプレートランチ)
前菜・特選お肉料理・生ハム・カルパッチョ・スープ・サラダなど 10品 小さなパスタ
▽ワンプレートには「オイルソースパスタ」(小)が付いてくる。
「伯楽星・純米吟醸」「三井の寿・ポルチーニ」「想天坊・じゃんげ」の日本酒を三酒頂き、どれも美味しく料理が頂け、お酒も美味しいと思えるもので、大満足。
お店の方は、15分もすれば 買い物帰りのお客さん、子供連れファミリーで、すぐに満席になった。
これは、白ワインではなく「三井の寿」ポルチーニ
梅田まで行かなくてもこの店にくればいい日本酒が味わえて市場の新鮮食材を活かした美味しいイタリアン料理が背伸びせず気軽に頂ける。(足を伸ばす必要もなければ背伸びする必要もない)それが私の理想形だが、三輪さんの考えもそう離れてないものだと思う。
ブログの中にも私がよく使っている「いい日本酒」とは、名前が売れすぎている酒でもなければ、値段が高い酒でもない 本当に料理を引き立て、料理がその酒の味をひきたててくれるという意味だ。
例えば、小倉の魚町「和酒ばる田村本店」で飲んだ際「これ、かなりいい酒やん」と反応していた酒(鍋島・王禄・山の壽など)は、そういう意味なのだ。
三杯目の日本酒は想天坊「じゃんげ」 料理の味を邪魔しないドライテーストな味わい
結局 11:30~14:30の3時間、食事と日本酒を楽しんだ。
今日受けた私の印象をワンフレーズにするなら
「日本酒も喜ぶ 三輪シェフの料理」
食べ終わって清算される際に近づいてこられたお客さんに料理の感想を伺ってみた。
「以前からこの店には来ていたけど 改装しているのは知ってたけど
パスタがとても美味しくてびっくりしました。また、来ま~す。」
「すごいシェフがお店に来ると聞いていたけど これからもずっと
ここの店で料理作ってくれるのかしら えっ そうなの」
夜になるとワインや日本酒が、黒板メニューに書かれ出てくるのだそうだ。
「豊中にスゴ腕のイタリアンシェフが居て、美味しい食事と
美味しい日本酒を提供してくれる店ができたんだって」
そんな噂が広まって、これまで梅田に出て行っていた豊中の人たちも
充分この店で満足してもらえるに違いない。
読売TV tenの「シェフvs主婦」に出演し、店が紹介されるようになると
予約しないと座れない店になるだろう。
豊中のこの店から、新たな日本酒ファンの輪が拡がるといい。
近いうちにまた機会を見つけ、昼だけでなく夜に訪問して
イタリアンで日本酒を楽しみ またブログでご報告したい。
http://blog.with2.net/link.php?1601745
(寅)
P.S 帰りは、梅田行に乗ったのに 着いたところは雲雀ケ丘
梅田での折り返しに気づかず、眠っていたというオチまでついた。