一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

いちごの日 雪山は、登るより食べるものと覚えたり 『雪の晶』 【福岡・上川端】5/15

2017年05月28日 13時50分50秒 | プロも驚く『甘党』宣言!

  ( ミルクいちご「雪の晶」 福岡・上川端 )

 

■2017/5/15(月) 晴

福岡・上川端「稲垣」で昼食を済ませた後、店を出ると強い日射しに変わっていた。

「私の知り合いの息子さんが、近くで始められたかき氷屋さんがあるの」と聞いて

Kさんに付いて目と鼻の先にあるそのかき氷屋さんへと向かった。

 

 

( 角にあるうどん屋だから「かろのうろん」 )

( 「かろのうろん」お品書き )

 

お店は、昔 故)永六輔氏さんの「浅田飴」TVCMにも登場した店

博多で有名なうどん店「かろのうろん」のお隣りだった。

 

 

店名は 『雪の晶』というのか・・・ 雪の結晶の意味なのかな

櫛田神社の裏参道 オートバイが止まっている店頭の二階へ

陽射しが遮られた通りは 杜の木陰のような雰囲気。

 

 

四名ほどがくつろいでいた二階の空間、席に座って考え、私は「ミルクいちご」を注文

そういえば・・・おととしのこの日も好天の門司港で「氷いちご」を

食べていたことを日付から思い出していた。

どうやら私にとって 5.15は、文字通り「さつきいちご」の日のようだ。

 

(ミルクいちご)

 

(ミルクマンゴー)

 

なるほど・・・ かき氷 氷というより わた雪を食べたようなふわりとした食感

綿菓子を食べたときに感じる「一瞬 綿? それから 砂糖」と似ている。

だから店名が、『雪の晶』なんだ。

雪山は、登るより食べるに限る。 

 

 さて、お店は息子さんが深夜まで営業、この時間帯はご両親が手伝ってらっしゃるようだ。

このお二方から この氷を扱う仕事をするにあたって

奈良の氷室神社までお参りに行かれたことを伺い、まず驚かされた。

 

ブログにも過去に氷室神社の献氷祭のことを書いて私は知ってはいるが、

奈良県民でも「氷室神社」そのものを知っている人は多くないはずなのに 

わざわざ福岡から奈良までお参りに行かたこと自体にびっくり。

 

そして更に驚かされたのは、その奈良・氷室神社に(飛行機で)お参り行く際に

たまたまその日、福岡空港のJAL就航60周年記念乗客として

思いもかけず、疋田さんご一家が該当したということ。

(実際にJAL就航60周年で検索すると疋田さんご一家の名前が出てきました。)

 

わけもわからずNHKのインタビューを受け、夕方のNHKニュース(福岡)でオンエアされ

親戚や知人から「TVに映っとったけど どこ行きよったと?」という

電話がかかってきた。という笑い話しまで聞かせていただいた。

 

なんだか 神がかった力を信じないと理解できないようなお話し

( 店主のご両親 疋田ご夫妻 )

 

その他に 娘さんのいるオーストラリアに行って自然を満喫したこと

渓流くだりでは、船から投げ出されたもののライフジャケットで救われたこと

そしてオーストラリアではどこまでも信号機がない道をバイクでツーリングしたお話し

 

先日のゴールデンウィークでは、博多阪急から依頼され続けたグルメイベント

「九州・沖縄のうまいもん市」に初出店 大人気でずーっと列が絶えなかったこと

RKB・KBC・TNCなど福岡のローカル番組には、何回も紹介されている店だそうだ。

 

何とも 盛りだくさんのお話しにもかかわらず、時間の経つのを忘れてしまった。

 

ひと息ついたところで、自家製チーズケーキと珈琲を頂いた。 

 

 最後に 私がこちらの奥様と親しいKさんと来ていたこと

氷室神社の奈良県から来ていて氷室のことを知っていたからというのも

あったのだろう。 出来上がるのを心待ちにしている人が多いという

「幸運のとんぼ」 お店に展示してあるやつを「どうぞお持ち帰りください」

と頂けることになって、最後までびっくり。

(奈良・氷室神社にも献納し大変喜ばれたという「幸運のとんぼ」)

 

歴史好きな私、トンボと聞いてすぐに思い出したのは

武田信玄 四天王の一人 板垣信方が被っていた「とんぼ兜」

トンボは決して後には引かない・不退転の決意・勝ち虫として武将に好まれた。

大河ドラマでは、板垣信方役を千葉真一や菅原文太が演じたのを覚えている。

 

そして日本酒好きな私、とんぼ「蜻蛉」と聞いてすぐに思いつくのが

福岡・大川市「若波酒造」の酒『蜻蛉』シリーズ

今年ももうすぐ青蜻蛉の季節

 

サプライズ続きの話しで、最後には「幸運のとんぼ」まで頂けることになった今日は

価値ある「いちご一会」の日と言えるだろう。

 

これは奈良の氷室さまが、トンボを受け取りに行くよう仕向けたのかもしれない・・・

ご縁というのは、不思議なもの 虫の知らせにも似て何とも神がかっている。

 

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(寅)