(イタリアン「鎌田製作所」 福岡・御供所町)
つづき (第2話)
この「スーパーホテル」に初めて泊まったのは今年の6月、蒸し暑い福岡だった。
福岡・御供所町にある日本酒が呑めるイタリアン「鎌田製作所」に寄るため来福。
この店舗を手掛けた方が、日本酒「福×福祭り」(福岡と福島の酒コラボイベント)を
企画されたプロデューサーさんであったこと。
それと大阪の親しい酒店(「酒屋へちかん」)からこの店に 割とレアな日本酒を
定期的に送っていて「寅さん、福岡に行かれた際は、是非寄ってみてください」と
言われていたこともあって、以前から、一度は覗いておかないと思っていた店。
ということで、福岡市内では、博多駅か天神周辺でしか宿泊したことはないが、
呑んで5分以内で歩いて帰れそうな宿としてここを選んだ。
博多・呉服町は、その名の通り 江戸時代に呉服屋が立ち並んでいたから
その名がついたもの。40数年ほど前迄、大丸百貨店がここにあったのだが
天神に移転してからは、博多で静かそうな場所といううっすらな印象しか
持ち合わせていなかった。
(まだ路面電車が走っている昭和40年代の福岡市・呉服町 大丸百貨店界隈)
夕方、先にチェックインするため、この呉服町のスーパーホテルに向かった。
が、地下鉄の駅から地上に上がっては来たものの大通りに面しているわけでなく
筋を一本入ったところにあるため、見つけるのに少し時間がかかった。
建物前に行ってみると、小ぶりで間口は広くなく背の高い9階建て
「なんだかワンルームマンションみたいな感じだな・・・」という印象。
「ここが、126店舗にもなるスーパーホテルの1号店か」そう呟いて
開かれた自動ドア、正面の受付カウンターに向かった。
つづく・・・
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(寅)