
( 奈良の銘酒「春鹿」超辛口 東京・砧「はく」 )
■2014/7/31(木)‐② 晴
( ①のつづき )
私が席についてしばらく会話が奈良についての話しに集中した。皆さん奈良には修学旅行で1度は行った経験をお持ちのようで、それなりに話ははずむ。
お店を手伝っている感じのいい女の子は、大学院生とのことだったが、そのコも「私 修学旅行で東大寺の大仏の柱の穴をくぐりました」と話しかけてきた。
そしてそれは私が、秋の奈良に行かれたら「春鹿」の酒蔵にも是非とその名前を出した時だった。
「うちに丁度入れたお酒が確か春鹿だったわ 超辛口長野の澤の花「ささら」に切り替えて入れたところなの」と比呂子ママがカウンターに出してくれたのが、まさしくその「春鹿」超辛口だった。「以前 うちで手伝いしてくれていた女の子が奈良のこだったわ 女優になりたいと言ってて 薬剤師さんになったのかな・・・」 なんとなく奈良の話題に染まる奈良ナイトになった。
私の両脇の常連さんから早速「比呂子さーん その日本酒飲ませて 常温でかまわないから」となった。 それにしても何という偶然。 世田谷で思いもよらない奈良酒との出会い。まさに春日神鹿(カスガノシンロク) 春日大社に現れた神の使いの白い鹿 略して「春鹿」
今夜、私をこの店に呼びよせたのはこの「春鹿」だったのかもしれない。
そして「比呂子さーん」と常連さんから呼ばれているコノ店のママさんこそ 1970年代前半「アテンションプリーズ」というスチュワーデスのTVドラマで一世を風靡し、スチュワーデス人気を高めた主役の 紀 比呂子さん その人なのである。(ご本人の写真は撮影していません。)
「取引している酒屋さん、ちょっと珍しい日本酒も入れてくれたりもするの」というママさんに 「じゃあ私がこの店の料理に合いそうな推奨酒をひとつ書きましょう」と、渡されたメモ紙におすすめの日本酒を書いた。
ここの料理を活かす酒・・・・候補が三つ浮かんだ。 石川の「五凛」生酒、 奈良の「花巴」ひとごこち、 福岡の「若波」純米吟醸
最終、私が書いて手渡したのは、 おすすめ酒「福岡県大川市 若波酒造 今村友香杜氏 「若波」純米吟醸 」
手にした比呂子ママさん 「へぇー 若波。 福岡のお酒・・・ 今度、酒屋さんに聞いてみよう」と言ってくれた。
東京世田谷の金沢料理の店で出てくる美酒が福岡の酒「若波」 ← 自画自賛するようだけど、これってなかなかいい感じだと思う。
(棚には金沢の器もちらほら)
「立山」の次に頼んだのは、金沢の酒として有名な「万歳楽」家伝
「万歳楽」花伝を 焼きナスと共に頂いた。
(入口からまずテーブル席 そしてカウンター席 通常5席)
店を出たのは、午後9時30分
店を出て振り返れば、また来てみたくなる佇(たたず)まい
丁度2時間があっという間 七月最後の夜はテンション高めの夜となった。
まさに 夜間飛行
アテンションプリーズ アテンションプリーズ
「ごちそうさまの道草でした。」
http://blog.with2.net/link.php?1601745
大人の道草 おしまい
(寅)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます