夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

エリアルイメージテレシネ第一作をYouTubeにアップ

2020-09-01 16:45:42 | Weblog
夏中かかってしまいましたが、ついにエリアルイメージテレシネの8㍉映像第一作を夕べYouTubeにアップ。
この作品は1975年2月、東京の弟のところへ遊びに行った際友人の8㍉カメラELMO C300 でほんの試し撮りのつもりで新宿の様子を撮ったスナップです。
10年前に YouTube にアップしたのは、スクリーン撮影の今となってはお粗末な画質の動画ですが、それが以前 NHK の目に留まり「特ダネ!投稿DO画」のディレクターが来訪、放送されました。
思い付きでアップしただけなのに10年で再生回数は40万回を超えて今でも毎日数十回再生されています。今は YouTube の収益化は条件が厳しくなってお金にはなりませんが、過去にはこれも含めて約$400を稼ぎました。

今回はタイトルを「新宿1975,冬 / Ver2」に変更。当然サイレントです。

画像をクリックすると動画がご覧いただけます。(HDモードをお勧め)

ここまで長かったこと、結構頭を使いました。でも最後は Shotcut ですべて解決。VEGAS を買う必要はなさそうです。
次にかかる前にちょっと一休みです。

と思ったけど先日ハードオフで見つけた8㍉映写機 ELMO ST800 を買ってきました。¥550。動くけどランプが点かないというジャンクです。


これを買ったのはフィルムを送る機構のクローが2本だから。SH9 も含めてFUJICA は1本爪で不安があります。
現に先日のテレシネ作業で一箇所パーフォレーションからフィルムを切る事故がありました。


ひと通りチェック。光学サウンドフィルムで使うエキサイターランプが点きません。
光学録音フィルムを使う予定は無いのでどうでもいいんですが調べました。ランプは断線していませんが電圧が来ていません。
別途原因を調べます。


ランプは予想通りピンとソケットの接触不良。SH9 でも同じ症状でした。ピンを磨いてOK。12V100W なのであまり大きいスクリーンには映写できません。昔使っていた ST1200 は15V150W、友人の GS1200 は24V200W で16㍉並です。


巻き取りリール駆動系のベルトが切れていたのは想定内。


断面が四角いゴム系のベルトが細かく切れて散らばっていました。ベトベトで始末が悪く指が真っ黒。


ベルトはバンロープだったか商品名は忘れましたがそれで代用品を作るのは簡単です。SH7 で使った残りでなんとかしようと考えましたが短くて使えません。これを置いている店はわかっているのでついでがあったら買ってきます。


レンズはカビが生えていました。分解して清掃、できるかな?。


モーターは SH7 より大型です。ST800 はその名前の通り 800feet リールが掛けられるのでそれなりに強力なんでしょう。調べたらインダクションモーターらしいのですが確かにブラシらしき物は見当たりません。


これが速度調整用VRかな?。右が18コマ、左が24コマだそうです。でもインダクションモーターだとしたらどうやって速度を変えるんでしょう。インバーター制御かな。


驚きもしませんが ST800 は裏カバーが金属製でしっかりしています。SH7 はプラ。ELMO は16㍉映写機も出していましたから設計思想が違うんでしょう。


エリアルイメージテレシネは SH9 から変更してこれを改造して使おうと考えています。(また余計なことを!)
コメント
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