夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

70年前のあの店はまだあった

2023-03-31 15:53:44 | Weblog

用があって須坂市へ行ってきました。

用件はすぐに済んで、先日から気になっていた所に寄り道です。

私が生まれ6歳まで育った、当時の日滝村の入り口に、確か松の老木と年期を重ねたお店があったはず。

あの懐かしいお店はもうずいぶん前に閉じてしまったようですがそのままの姿で残っていました。

集落の入り口にあったはずの松はもうありませんでした。残った根元にトタンの屋根が。

右の道の奥、私が幼児期を過ごした土蔵はもうありません。

 -父の自転車の荷台に乗った私と後ろを歩く幼い弟をおぶった母。

 まだ舗装されていなかった左の街道を山田温泉に向かうボンネットバス。

 小串硫黄高山からの鉄索。-

70年前の記憶の世界はすっかり変わっていましたが、目を閉じると当時の風景が蘇ります。

ついでに短編映画のロケを予定しているあの場所にも寄り道。

コンテの写真が足りないので何カットか撮ってきました。

これでコンテの写真は揃いました。

余った時間で木工作業です。

材料は昨日のうちに確保してあります。

木材を正確に切断するのは苦手です。金属工作のために作った冶具を使って。

この冶具は便利です。

ベニヤ板はこれで良し。

次は 9X60mm の板材を切断。

やっちゃいました! 底板の寸法を間違えた。板はもう余っていません。

ベニヤ板は余っているので設計変更です。

材料が揃ったので木工ボンドで接着。

こうなりました。

蓋の製作に掛かります。

半日で形になると読んだんですが接着剤がまだ固まっていないので続きは明日。

何が出来るかな。

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Ikegami HL-59 の使い方を確認する

2023-03-30 11:54:42 | Weblog

短編映画を作ろうと考えていますが、Arriflex 16S で撮る前にビデオでやってみようじゃないかと。

コンテは煮詰まってきました。

カメラは何にしようか迷います。コレクションを眺めながらあれにしようかこれにしようか。

どうせなら今まで使ったことのない HL-59 がいい!

棚から下ろしました。ベーカムの BVV-5 をドッキングしてあります。

暮れに動作確認は済んでいますが改めて使えるかどうか。

コレクションの HL-57 より面倒です。

マニュアルが無いので MENU が面倒です。

わかりにくいなあ。

BVV-5 は 57 にドッキングして使ったことがありますがわかっている訳じゃありません。

ダウンロードしたマニュアルがあるので勉強しないと。

とりあえずカラーバーを出してみました。実写映像が非常に鮮明なのは確認しました。

"YUMEJIZO-5" は何年か前に設定したんですがその時点ではこんなことが出来たんです。

波形モニターはこんな状態です。

垂直ポジションをちゃんと合わせれば正常なレベルです。

ベクトルスコープは田の字をオーバーしていますが後で 5850V の GAIN を戻したら正常になりました。 

マイク入力も正常、録画動作も大丈夫。

このカメラ、難しいけど使える!。勉強してこれで撮りましょう。

 

追記:前にも今回と同じことをやっていたのを忘れていました。ボケたかな?

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ノートパソコンに古いソフトを入れる

2023-03-29 15:14:38 | Weblog

毎度のことですがハードオフで買ったノートPC hp Mobile Workstation はまだ本気で使っていません。

工房初の Windows10 で、ネットの設定と DreamWeaver MX (古い!)は入れてあります。

そろそろ扱いに慣れようと20年前の Adobe の Digital Video Collection も入れることにしました。

前にも一度入れようとしたんですが何かでつまづいてそのままにしていたんです。

まずは Photoshop 7

問題なくインストール成功。

次は Illustrator 10

順調に作業継続

Premiere 6.5 もいれときましょう。

After Efects も。

Windows 10 の操作がまだ慣れないのでこの記事をこのノートで書いていますが大変です。

これから使い込んで慣れるしかありません。

そうだ、バッテリーは付属していたのが寿命なので互換品を探さないと。

久しぶりに外は快晴ですが先程ういっスキーを買いに外に出たら北風で寒いのなんの。

では、プレビューしてから投稿です。

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不慣れな Premiere Pro 2.0 を使う

2023-03-28 15:48:56 | Weblog

Premiere Pro 2.0 は本気で使い込んでいないので初歩的な段階でつまづいいちゃいました。

以前使っていた 6.5 とは操作がずいぶん勝手が違うので思い込みでやったら言うことを聞いてくれません。

必要な項目だけでもとこの解説書参照で試行錯誤です。

つまづいたのはキーフレームの設定です。

冷静に本を見てやったら簡単に解決しました。解説書は必要ですね。

やりたいのはタイムラインの映像をエフェクトで水平方向に 180 度反転させるだけです。

エフェクトのきっかけにキーフレームを設定する必要がありますが、6.5 は直感的にできました。

成功。「エフェクトコントロール」で設定するんですね。

ここで水平反転終了です。

画面が1秒で回転しました。

メビウスの輪にこだわっているんです。

フィルムをひねって繋ぐとつなぎ目は裏面になるのでいきなり左右反転しますが。

フィルムの映像だと繋ぎ目で左右反転(裏)、再び繋ぎ目に来て表になりそれの繰り返しです。

映像として見ても面白くもなんともないでしょう。反転する過程を見せた方が面白いぞ。

では、フィルムを2回ひねって繋いだらどうなるでしょう。

結果は永遠に正常な映像がエンドレスで再生されるだけ。ひねらずに繋いだのと同じです。

これは今考えている短編の重要なヒントになります。

三次元空間を二次元で認識することによる錯視も活用したいのでこれから勉強です。

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週の初めにとりあえず車の整備

2023-03-27 11:09:28 | Weblog

愛車スバルレガシィB4 は長期休暇中で、奥方のスズキセルボに乗っています。

昨日は次男坊のめでたい行事で佐久まで一家揃って行ってきました。

ところが帰りの夜道でキーキーと異音発生。

恐らくベルトのスリップです。

なんとか家に帰りましたが今朝はエンジンルームの点検をしないと。

前から時々異音は出ていましたがこのままという訳にはいきません。

オルタネーターに掛かっているベルトをチェックすると張りが弱いようです。

テンションを調整したいのですがボルトの頭の位置が奥なので普通のスパナは入りません。

工具箱をかき回したらこんな板スパナがありました。

こいつを曲げればいけるかも。

これでどうじゃ。

ロックボルトを緩めて

なんとか改造スパナが掛かりました。薄っぺらなスパナですが締めるのにそれほど力は要らないでしょう。

振り回しにやや手こずりましたが一回転程度締め付けできました。

近くを試運転しましたが今のうちは異音が出ませんが、このベルトはもう限界のようです。

エアコンベルトも一緒に交換、はそのうちやります。

私は基本的に軽自動車が嫌いです。

機能的には「ちゃんと」できていて実用にはなりますが、長距離を運転すると疲れます。

整備性も最悪で、今回のような軽整備でも普通の工具では間に合わない事態。

世の中には「軽は運転が楽」なんていう人が居ますがそれも間違いで、運転技術は普通車と同じなんです。

燃費にしても2000ccのレガシィの3倍走る訳じゃありません。

古いランクルに乗っている友人はもう乗り換えは考えずに一生これに乗ると言ってます。

私は半世紀車を乗り継いできましたがどれも廃車したり売却したのをつくづく後悔。

ハコスカのGTX HT 、新車で買った三菱ジープJ53 、ブルーバード510 、TOYOTA 1600GT-5 、ランクル40 etc 。

格安で手に入って一生乗れる車が欲しいなあ。

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30年前の南風

2023-03-26 07:15:45 | Weblog

朝の床の中で見るスマホの動画。


YouTube にリンクを張ってあります。

この動画を作ったのはもう3年前。

あの秋、30年前の懐かしい場所をついに見つけて訪れました。

そこに立ったとき感じた強烈な感傷。

再訪したのは昔そこで撮ったビデオ映像と現在の様子をカットバックして映像作品にしようと考えてのこと。

遠いあの日は40代。今は70代。あの日は父も母も元気だったのに今は居ません。

相変わらず時間は秒速1秒で容赦なく過ぎ去っていきます。

スマホの動画を観ていると意識が一気にあの日に戻ります。まるで昨日のことのよう。

この作品は他人が観ても全く意味がないし退屈な映像ですが、

今になって冷静に考えると、意識せずに自分自身のために作っていたのです。

あの場所に今も立っている栗の木に歳月の重さをつくづく実感しました。

これは前にも書いた記事ですが、歳をとると同じ話を繰り返してしまいます。

でもね、自分で作った動画で涙が出そうになりました。

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Ikegami HL-79E 調整の件はそろそろ始めないと

2023-03-24 10:53:16 | Weblog

HL-79E を調整する過程を記録、公開する件ですが、伸び伸びになっています。

自分で自分を撮るなんて、ほぼ初体験ですから勝手に緊張しそう。

まあ自分が顔を出すのは初回の自己紹介だけで、後は冒頭の挨拶と時々写りこむ程度ですが。

何度も申しますが顔出しで YouTube に投稿する人はすごい!

 

お見せしませんがご丁寧なことにコンテを書きました。

初回は HL-79E の紹介です。

コンテに対応する静止画を、本番で収録に使う HVR-Z5J の PHOTO 機能で撮ってみました。

79E の紹介と現状確認は別動画にする予定なのに静止画はごっちゃになっちゃいました。

まあいいでしょう。HVR-Z5J でどんな映像が撮れるかはつかめます。

DC IN に自作電源ケーブルを繋ぐカット。

現状確認ではここにビデオケーブルを繋ぐカットを撮ります。

この部分も説明しながら

後ろのコネクタ部はこんな感じで。

マイクについても説明します。

3pin メス/メスのケーブルが必要なのも説明しないと。

レンズコネクタが 6pin と 12pin があってどちらのレンズにも対応します。

レンズマウントについても説明が必要でしょう。この頃の池上は B3 マウントですが後にソニーと同じ B4に。

ここも説明が必要です。

これは実際に調整する様子を見せるのがわかりやすいでしょう。

そんな訳で撮影に当たって三脚はどれがいいか、時間帯はやはり夜がいいとか、大体つかめました。

HVR-Z5J は半業務用なので各種マニュアル機能が揃っているのでこいう場合は実に便利です。

フォーカスとアイリスはマニュアルでないと素人撮影の映像になりますがそこは覚えました。

引き続き様々な要素をどう撮ればいいか、試行錯誤です。

 

週が明けたら撮影を開始しますが、先は長いぞ~。

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頭がメビウスの輪状態

2023-03-23 10:17:05 | Weblog

買ったまま読んでなかった本があります。

夕べ一気に読みましたが、難解な数式が無いので楽しめました。

ここ数日で読んだ本ですが映像に応用できそうです。

大げさに表現すれば「映像と物理学/心理学の融合」。

手元に現像済みの16ミリフィルムがあります。

写っているのは暇つぶしに撮った映像。女子高生が友人とコタツで本を読んでいる、それだけ。

このフィルムは珍しい両穴タイプです。

これを適当にカットしてひねって両端をつないでみました。

両穴ですからもっと長くカットすれば映写機にそのまま掛けられます。

映写機又はエディターを出してきて映像がどうなるか、試すことはできますが結果はわかっています。

同様のことをビデオ映像で試してみます。Premiere なら簡単です。

秋の蕎麦畑です。10秒だけタイムラインに置いて

それをコピーして後ろに繋ぎます。

後ろのカットを左右反転。フィルムをひねって繋ぐのと同じ理屈です。

これをループ再生すると、10秒毎に映像が表になったり裏になったりして無限に続きます。

なるほど、メビウスの輪って、映像ならこうなるだけなんですね。

前から考えている短編映画の構想はこの面白い空間を見つけたのがきっかけです。

x,y,z の三次元空間が明確に認識できるのに写真はあくまでも二次元というパラドクス。

構想では初老の男が短いトンネルから現れ脇の階段を上がって右上の要壁の上を進みます。

男は要壁の上を歩き、山道を上りますがその先で再びこのトンネルの入り口に戻ります。

山道を上ったのにここに戻るなんてことは現実にはあり得ませんが映像の世界では普通に可能です。

男の意識ではこのトンネルはもっと長くて地下道を通って地上への階段を上がり、トンネルを出ます。

男がトンネルを出た位置がメビウスの輪のつなぎ目で、彼の目にはこの先の、先ほど通った空間が左右反転しています。

男は左右反転(空間の裏側)を一回りして再びこのトンネルを出たときに空間は元に戻ります。

もうひとつ、重要な要素がデジャブ現象。

男が同一画面に同時に登場はしませんが、彼の視線の先、又は後ろに何度か遠くに彼が見えます。

それは過去の彼なのか未来の彼なのか。

小道具又は大道具も採用したいところで、だまし絵を応用した何かで観る側を徹底的に混乱させます。

そんなことを考えていると自分自身の頭がメビウスの輪かクラインの壷になりそうです。

今この記事を書きながらプレビューして文章を足したり消したりして何度もプレビューで確認ってのも、あれ?。

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地元は福寿草が花盛りだけど

2023-03-22 09:49:47 | Weblog

昨日下見した近所の丘は福寿草が群生しています。左手がその丘。

木の電柱がこの風景に溶け込んでいます。

花は晴れていた方がいい物と曇りが似合う物、雨が最高な物がありますよね。

福寿草は直射日光でしょう。

斜面全体に咲いています。

向こう側に回ってみました。

この丘の上は昔お宮があったんだそうです。

黒姫と妙高はまだ雪景色。

帰り際にもう一枚。

引き揚げる途中でこれも。なんでもない風景ですがこういうのが好きなんです。

この丘の福寿草は去年も寄って写真を撮りましたが、まるで先週のことのよう。

あの日もコロナとウクライナ情勢と、この春爛漫の風景のギャップに複雑な思いでした。

一年経過しても事態は、、、。そして、一年後は。おっと、来年は後期高齢者!

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お彼岸の墓参りは昨日済ませて今日はのんびり

2023-03-21 12:01:00 | Weblog

墓参りは一日早く済ませていきたので今日は工房の整理です。

これで精一杯。

棚の本を確認。

違う棚にもあります。こんな本もありますが読んでないのも。

「四次元の世界」と「時間の不思議」はここにあるのに先日また買っちゃいました。

あれが見つからない!。探し回ったら違う棚にありました。

ダリは超有名な「記憶の固執」が好きで買ったもの。

「The Eye Beguled」は遠い昔古本で買った洋書。

この中には目の錯覚に関する面白い内容が詰まっています。


あの写真もひとひねりして仲間に入れたくなります。

こっちの方がいいかな。

YouTube で一月万冊サイトを見ながら一服。

私が読む(見る)本はこんな傾向です。

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