夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

さて、次の作業はテレシネ

2023-05-31 15:49:38 | Weblog

ダイソーに寄ったついでにこれを買ってきました。

耐荷重量10㌔。

Arriflex16Sに使うんです。見た目はスマートです。

でも少々心元ないので革ベルトで自作したやつの方が良さそう。

木島線の件が一段落したので次の作業に掛かります。

あれを仕上げましょう。友人の結婚式を撮った8ミリです。

ところが1月末にHDテレシネでデータ化したファイルが行方不明です。

せっかくTC-20とHVR-Z5Jできれいにキャプチャしたのに!

8ミリフィルムはもちろん保管してありますから、再テレシネしかありません。

GOKO TC-20を使うテレシネセットを出してきました。

フィルムはこの2本です。ん?、もう一本短いのがあったはずだぞ!

前回どう設定したか、忘れちゃいました。

幸いカメラはほぼ前回設定したままでした。出番の少ないカメラですから。

TC-20も快調。

なんとかいけそうです。

音声はTC-20から出して

外部マイクのXLR 1に入れます。

音声の設定はこうだったかな。

前にも書きましたが回転プリズム方式のTC-20は貴重なフィルムを傷める心配が不要です。

今回はカメラの出力をワークステーションに直接入れるんじゃなくテープに録画してからキャプチャします。

そうすればファイルが紛失してもバックアップがあるのでだらしない私でも安心。

作業は明日です。

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短編25本が完結

2023-05-30 22:34:02 | Weblog

「長野電鉄木島線の時代」シリーズが完結しました。

今月はこれに掛かりっきりでした。

大変な作業を終えてほっとしています。

この作品では個人が特定できる映像が出てきますが、なにぶんにも20年以上昔です。

プライバシーを侵害したり出てくる人を中傷は一切していませんのでそこは了承願います。

それにしても2001年から2002年は、70年代ほどではないにしても今と比べて緩い時代でした。

電車の中に大きな業務用カメラを持ち込んで撮影してもトラブルは一切なし。

今は閉じた時代であんなことはできないでしょう。

義務は果たさないくせに権利ばかり主張する輩が多すぎます。

このシリーズで私が表現したかった裏のテーマが、実はそれなんです。

 

話を変えてこのシリーズを考えたきっかけについて。

以前作った長編「線路端の猫戯子」は、良くも悪くも私が全力で仕上げた作品です。

あの作品は廃止される鉄道に自身のことを重ねて、まあ種明かしはやめましょう。

本気で書いたら本が一冊できちゃいます。

木島線に関しては YouTube に無数の動画があります。

何本かは観ましたが、私の感性には全く合いません。

細かいことは指摘しませんが、どの動画も電車が走っているだけのこと。

私の場合は鉄道オタクじゃないし撮り鉄でもありません。

早い話、木島線を走る電車がどんな型式だろうとどうでもいいんです。

いつかも書きましたが、急転直下木島線が存続することになっても撮影は続けたでしょう。

映像で表現したかったのは ”電車のある田舎の情景" なんです。

が、あの長編は、正直全く受けませんでした。

別に受けても無視されても私の場合、 YouTube は収益化している訳じゃないので一向に構わないんですが。

でも前から漠然と考えていたのは、満開の桜の赤岩駅に電車が入ってきて留まるシーン。

これって、意識した訳じゃないけどルミエール兄弟が撮った「列車の到着」と同じじゃないか!

最初はこのシーンだけ使ってショートショートを作ったらどうかなという考えが頭の片隅に。

 

話が長くなりそうなので以下省略。

結果的に計25本の動画が出来ましたが、この間実に充実の日々でした。

 

言い忘れたことをひとつだけ。

「真っ赤なりんごですねえ」に「中身は白いよ」。それが信州人です。

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終着駅/木島線自身の永い旅路

2023-05-29 15:16:46 | Weblog

2002年、平成14年3月20日。

鉄道マニアや撮り鉄の皆さんが押し寄せる前に木島線に乗車した映像をメインにまとめました。

凝った構成も考えましたが割り切ってあっさりまとめました。

長編「線路端の猫戯子」との関係も無視できませんから。

 

次は大詰め、ラストランです。3月30日は四ヶ郷駅でのセレモニー。

私が駅に着いたときはほとんど人が居なくて日を間違えたかと思った程でした。

間もなく最寄りの高社中学の生徒たちがやってきて駅の掃除を開始。

吹奏楽の子供たちも集まり、見送りの人々が徐々に増えていきました。

吹奏楽団の登場。

ホームの先でカメラを三脚にセットして待っていた人は何処?

あとから集まったカメラマンの中に埋もれてしまったようです。

私は重い業務用カメラを手持ちで吹奏楽団の練習からまわしっぱなし。

吹奏楽で「威風堂々」を演奏する中、ピッタリのタイミングで電車が入ってきました。

女子中学生による花束贈呈はカメラを頭に載せ移動して撮影。間に合いました。

カメラは回し続けて振り返り、見送る人々から

また振って人混みの先を走り去る電車。

映像を確認したら10分を超える長回しでした。

その中で一箇所、デジタル特有のドロップアウトが見つかりました。

キャプチャデータだけじゃなくテープもこうです。

逆にこれに別の映像、そうだ、回想としてのカットを、、、

 

翌31日は木島駅のセレモニーです。

3500系が停車していて自由に中に入れました。

この日はホームの一番撮影に向く位置を確保。

ホームは徐々に混みあい、カメラは頭の上。飯山市長と長野電鉄社長も見送りに参加していました。

電車は予定より大巾に遅れて発車。かろうじて車掌さんの指差し呼称を捉えることができました。

ラストランに使ったのはOSカーです。

話はここで終わりません。

15年後です。場所は須坂駅の南西の端。

ここであの日走ったOSカーが!

解体されて無残な姿になりました。

今回のシリーズ作品はここで終わりにするつもりです。

この記事をキーボードで打ちながら構成を考えています。

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2002年3月20日 木島線に乗車

2023-05-28 09:22:43 | Weblog

雪が解けると水になるんじゃなく春になるんです。

雪解け水の夜間瀬川の浅い流れに入っての撮影でした。これは日を改めて2回目。

"ありがとう木島線" のプレートを貼った電車が南へ。これも2回撮影しました。

このロングカットには「ある一家の音楽室」さんの "furusato" を重ねました。

この曲は「線路端の猫戯子」の前作「信州中野発木島行」で了解を得たものです。

あの頃は中野駅の横にジャスコがありました。その下に駅の連絡橋が見えます。

2002年、平成14年3月20日、カメラを持ち込んで信州中野から木島線に乗車。

テープの日付けデータは消えてしまいましたが、長編作品「線路端の猫戯子」に日付けを入れてありました。

しかも列車番号も発車時刻も!

カメラは後部車両の一番後ろにセットして終点木島まで回しました。

一切のカメラワークはしていません。

約20分の間、車内では大きな出来事はありません。それが重要なんです。

木島線廃止は翌4月1日。最終運行は3月31日。

「今なら間に合う」と考えての事です。

月末になれば鉄道マニアや撮り鉄が大挙押し寄せるに違いありません。

目論見は当たり、電車の中は今まで通りの姿でした。

私のテーマは「電車のある田舎の日常」なんです。

終点木島到着。

この動画のラストは夜間瀬川の流れにしました。

このままでもまとまって(映像作品としては売りの映像はありませんが)いますが、、、

ひとひねりが足りないという見方もありかな、と迷いが出てきました。

ちょっと一休みして考えましょう。

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光が違う。風が、違う。

2023-05-27 14:48:16 | Weblog

22年前から撮影した木島線の旅は、大詰めです。

2002年2月、暖冬の終わりにあっちこっち動き回ってビデオを回しました。

もう光も風も冬ではありません。

この頃になると3500系の銀色の電車に感謝のプレートが貼り付けてありました。

先程完成してアップロードしました。

毎日工房でこの短編シリーズに取り組んでいるので気晴らしが必要です。

昨日はウォーキングで軽い汗をかいてから EOS20D で地元の風景を撮ってきました。

根を詰めて編集に掛かりっきりだったのでこの桜が満開になったのを見逃しました。

信濃町のウォーキングコースの脇では先日コゴミを採ったんですが、今では本来の姿、クサソテツです。

町内を回って田んぼの中の小さなお堂が目に留まりました。

脇の田んぼもきれいでした。

向こうの丘に目をやると自生の藤が花盛りなので移動。

これは見事ですねえ。

ついでに花のアップも。

今日も編集の合い間に気分転換。いつか水彩画で描きたい風景です。

先日から作り始めたままの庭のテーブルも完成させました。脚はCASIOのキーボードスタンドに深緑の塗装。

天板は失敗した柿渋を何度も塗ったんですがこれは成功でした。いい色味です。

これが失敗したと思っていた柿渋のもと、豆柿です。花が終わって小さな実がついています。

今年も夏になったら収穫してまた柿渋に挑戦です。

要は柿の渋み、タンニンが効くので柿酢から柿渋になるまで待つ必要はないのかも。

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新作「冬の駅」は木島線の全駅を撮ってあります

2023-05-26 20:05:03 | Weblog

2002年1月から2月、冬の木島線の駅を撮影しました。

暖冬で本来の豪雪地ならではの風景は撮れませんでしたが全部の駅を撮影してあります。

もちろん駅での電車の到着と発車だけじゃなく途中の雪景色を走る電車も。

カット数が非常に多いのでここで紹介はしませんが、これは!

年明けから貼ってあったのかは不明ですが、なんとも言えない思いです。

編集は撮影の時系列じゃなく信州中野から木島まで、冬の8つの駅を順番に並べました。

BGM は今回も慎重に選びました。

テレビじゃなるまいし、音楽が鳴ってりゃいいってもんじゃありませんから。

編集は直感で進めるしかありません。理屈は抜きです。

ほぼ完成。

雪国の冬は寒くて暗くて長いというイメージで、もちろん私もそうでした。

しかし、現実は違いました。

北風で雪が舞う状況だけではなく、青空の下、2月なのにまるで春が来たような日もあります。

2002年は記録的な暖冬で、そこに暮らす人々はずいぶん助かったと思います。

 

アップロード完了。

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22年前の木島線の旅は冬

2023-05-25 09:25:16 | Weblog

2001年の末から年明けの「冬来たれば」は昨日アップしました。

あの年は年末にいきなりの大雪。

さっそく雪景色を撮りに行ってきました。

北の季節風に乗って細かい雪が斜めに降るのをピント送り。

田上駅に向かう下り電車を待ちました。

雪が降る田んぼをインサート用に。

あの夏の日、陽炎の中を近付く電車を撮ったポイントでじっくり。

雪が斜めに降っていました。最高のシチュエーションです。

千曲川の右岸を走る電車も。ワイドから寄ったタイミングで電車が通過。

新年です。大雪の木島駅へ。

駅に隣接する建物は下屋の雪下ろしが終わったところでした。

待合室の中です。石油ストーブが赤々と燃えていました。

ホームへの引き戸は冬の間閉じられていて乗降客が開閉します。

上りに切り替えた電車が待つホーム。運転士さんが行き先を信州中野に切り替えたところです。

映像では電車から小さなツララが落ちます。意識しないと見えませんが。

連結器の雪に目が留まりました。

窓の下のツララもしっかり捉えておきましょう。

先ほどと同じカットですが数分経過して運転士さんは居ません。

ラストは待合室の石油ストーブ。

ズームで寄って炎が上がったところでストップモーション。

冬の木島線には乗りませんでした。

考えがあってのことですが、今となっては乗って車窓の雪景色を撮っておけば良かったと後悔しています。

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行方不明のテープが出てきたけど

2023-05-24 14:39:08 | Weblog

木島線の映像ですが、秋本番です。

でもここで困ったことが起きました。

オリジナルテープはほぼ全部キャプチャして保存してあるのですが、「ほぼ」。

No.10 の一部が抜けているんです。

収録テープは miniDV 。私としては珍しく慎重で、テープベースでもバックアップをとってありました。

バックアップは DIGITAL 8 です。

ところがこれでキャプチャしようとしたらワークステーションがデッキを認識してくれません。

こりゃ GV-D200 が壊れたのか?

で、オリジナルの No.10 miniDV テープをもう一度探しました。

あった!

これをキャプチャすれば万事解決です。

「あれっ」。こいつも認識しません。

どうしちゃったんだろ。どっちも受け付けないとは。

こんなときはしばらく間をあけて冷静に。

わかりました。犯人はこれです。

メインのワークステーションは IEEE1394 がふたつあるんです。

キャプチャは DV 系とベーカム系に分けてありますが、ベーカム用の ADVC-500 を ON にしていたんです。

こういうこと。

これで No.10 テープから足りない分を取り込んで編集が済みました。

このテープは一部ですが日付けデータが残っていました。

あの年は11月に山が白くなったのは記憶していますがこれは四ヶ郷駅でのワンカットです。

今朝完成して YouTube にアップしました。

2001年11月15日と18日の撮影ですが、15日は小春日和なのに18日は寒くて山は雪でした。

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9月の赤岩駅は違う駅のようでした

2023-05-23 09:27:16 | Weblog

2001年9月に訪れた赤岩駅をまとめました。

満開の桜の時、木島線最後の一年をビデオカメラで撮影開始して5ヶ月。

あの日と同じ場所なのに、まるで違う駅を訪れた感覚でした。

秋の午後、西日を受ける駅、ホームの脇に咲くコスモス。

すっかり秋の空気。光。

あの日咲き誇っていた桜は・・・

停車した電車から若い女の子と、しばらくして荷物を下げた婦人が降りてきました。

ホームの向こうで逆光に光るススキ。

電車がゆっくり出て行くと脇のコスモスが西日を受けて鮮やかに浮かび上がりました。

カメラは電車が見えなくなるまで回し続けます。

秋晴れの空と葉桜。

満開のあの日の記憶を重ねました。

7月のフランネルソウの頃も。

O/L で9月に戻って秋の長い影。

ラストは駅の全景を線路の西から。敢えて電車が来ない静寂の時間帯です。

秋の哀愁を帯びた情景を表現しました。

アップロード完了。

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木島線 稲刈りの頃

2023-05-22 09:51:31 | Weblog

秋の初めの木島線沿線をまとめた動画は材料が必要最小限だったので短時間でまとまりました。

タイトルは夏の終わりから秋の初めに咲く吾亦紅。

では次に掛かります。

稲刈りシーズンの頃です。

これは映像が多いので大変。夏の終わりに柳沢駅で撮ったテープと09-a~09gがそれです。

導入部はこれしかありません。

柳沢駅はもう秋。

ホームで下り電車を待つご婦人を発見。いきなりカメラを肩に載せて突撃。

同級会で野沢温泉に行くところだそうです。

一緒に乗車。

カメラはそのまま正面車窓を撮りました。

助手のJr.があらかじめ用意した木の台を座席にセット。カメラを載せて固定。

そのまま回しっぱなしで撮影。が、途中信濃安田手前、トンネルに入る前にカメラを左車窓に振っちゃいました。


すぐに戻しましたが余計なことをしたものです。

その後は木島到着まで回し、カメラを外して降り、外へ。こういう場合助手が役に立ちます。

カメラを肩に載せたまま駅を出て振り返りました。

以上、これはこれでそのまま使えますが、

数日後

田上の先で何カットか撮りました。


日を改めて。

日付けは不明ですがもう一度柳沢駅から同じ経路を撮ったんです。

倭小学校の運動会のお知らせによると9月中旬ですね。

我ながら天晴れ。よくこれを撮影したものです。百周年!

前回と同じくここから乗車。

この日はカメラをセット後木島まで据えっ放しで撮影しました。

このシーンは面白いと思います。カメラを台から外して手持ちで外へ出るまで。

2両目から降りるまでの様子は小さな子供の目線。

駅を出て録画を停止するまでファインダーは見ないで撮影継続。

厚い雲はありますが澄んだ秋の空です。

この日も助手が居ないと大変なので毎度の長男ではなく次男を連れての撮影でした。

これ以外にインサート用に撮ったコスモス/蕎麦の花が咲いた畑の向こうを走る電車/

庭で豆の脱穀をするおばあちゃん、他もあります。

電車に数日を置いて撮影した同じ経路。さて、どう料理するのが正解か。

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