夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

HL-79Eは休戦 ハードオフでNikonFE用レンズ確保

2019-08-31 14:43:19 | Weblog
ウォーキングの後で気が向いてハードオフを覗いたのが運の尽き、ジャンクのNikonFMがレンズ付きで\3,000。売り場を行ったり来たりして迷いましたが手にとって動作確認したらシャッターはちゃんと切れます。レンズはNIKKOR 50mm F:1.4のAiです。

買っちゃいました。


念のため電池ケースを開けたらLR44が2個入っていました。電池を入れっぱなしで放置して腐食しているのが普通ですが電圧は3.08V、生きてます。


問題はレンズです。見た目にはきれいで程度は良好。実はボディはどうでもいいんで、欲しかったのはこのレンズなんです。この分野は詳しくないのですがこれはAiレンズです。中古レンズ単体は高価で流通しているみたいで、ボディは只としても\3,000なんてあり得ないでしょう。このところフィルムカメラが見直されていて近くフジフィルムがモノクロフィルムを復活させるとか。いい傾向です。


FMのマウント部はAi仕様ですが横のボッチを押して爪を起せば非Aiレンズも使えるようになっています。


実は私はNikonFEも持っているんです。これも10年位前ハードオフで\540で買った完動品(信じられないでしょ)。


モルトは当然交換しましたが試し撮りも問題ありませんでした。
ただし、遠い昔買った35mmレンズが壊れて替わりに手に入れた50mmは非Ai、爪を起せば使えますが何か割り切れなくて格安のAiレンズを探していたんです。
その問題は今回解決しました。


やっぱりこうじゃなくちゃ。


私のFEは一部問題があります。前にフォーカシングスクリーンが汚れていたのできれいにしようと外した際傷を付けてしまったんです。ネットで調べたらスクリーンはFMと同寸法で、露出は微妙に変わるけど使えるらしいんです。(でもレンズを外して覗くと形が違うぞ)交換するには専用のピンセットが必要なので今回は見送りますがいつかやってみます。

このFE1はネオパン100が入れっぱなしになっています。近いうちに何か撮ってみたくなりました。現像もやりたいし、古希にしてますます元気です。

これに先立ってウォーキングの前にHL-79Eもいじりました。
先日Bchの撮像管ユニットとプリアンプを入れ替えても状況は同じでしたが、入れ替え後戻したスペアを調べてみました。


このカバーを外したら、何とスリップリングの留めネジが切れてこんなことになっていました。


これは何度もやった事、今回も3度の老眼鏡を掛けて直しました。


入れ変えても症状が変わらなかったという事は、オリジナルの管も同じ状態かもと疑って調べたのですがそちらは異常なし。
その後で電源を入れて映像を出したらまるで寝ぼけた状態で焦りました。
原因はBchのプリアンプのコネクタを挿入してなかったから、だと思いますがこんな時は焦って泥沼になるので今日はこれ以上追及しません。
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HL-79E 自作の延長基板が壊れて補修

2019-08-30 17:42:37 | Weblog
月金の実家訪問を済ませて飯山へ。市街地の東を流れる千曲川に中央橋がありますが、かつてはマゼンタに塗られた美しい鉄橋でした。味気ない新橋開通後旧中央橋は橋脚も含めて撤去され、今は跡形もありません。ところが千曲川右岸の下流側にあの鉄橋の一部がモニュメントとして設置されているんです。私の未完の映像作品「線路端の猫戯子」に昔の中央橋も収録してあり、その後撤去される様子も入っています。そこに挿入する映像を撮るためですが、残念ながらモニュメント周辺の整備が終わっていなくて断念。
ついでに言いますが同じ千曲川の長野/須坂間の村山橋も昭和初期に建造された見事な鉄橋でした。道路と鉄道共用の珍しい橋で、長野側上流部はかつて木下恵介監督の作品「野菊の如き君なりき」のロケも行われた場所。あの橋も今は架け替えられて跡形もありませんがこれも須坂側の脇にモニュメントになって保存されています。あの鉄橋も私の映像作品の中では今も生きていて電車が走って来ます。昭和50年に作ってリメイクした自主映画「ガラス細工のモビール」(YouTubeで公開)も一部ここで撮影しました。

昨日、便利に使ってきた調整用延長基板が壊れちゃいました。HL-79Eの整備はまだ先が長くなりそうなので補修です。
いつものことですが、その日やったことをBlogにまとめてアップした後は何もしないわけじゃなくて思いついたことをやることもあります。
夕べは抜いた基板を全部戻してマザーボードをたたいてみました。というのは目で見てもわからないしテスターで当たっても見つからない接触不良もあるからです。たたいて異常が出るようじゃ使い物になりません。
マザーボードの裏は絶縁のプレートがあるので外してあっちこっちドライバーの柄で軽くたたいてみました。ここはDC730Vがかかっている部分があるので要注意。


結果は何事も起きませんでした。それはそれで安心です。

ついでにMPUユニットのバックアップ電池の手直しです。リード線が短くてカメラ内部の隙間(撮像管ユニット周辺)に入れるには届かないので線を長くしました。ついでに電池ホルダーもそのままでは隙間に収まらないので違うものに変えました。


今日は撮像管から出た信号の行き先と撮像管に電源を供給する経路を調べようと思ったのですが、


その前に壊れた延長基板を直さないと。


アルミのアングルに瞬間接着剤で留めたオス側のコネクタが取れちゃったんです。さもありなんです。
昨日のうちに再度瞬間接着剤で留めてテープで補強したんですが、


このコネクタはネジ止め式ではなく基板取り付け式なので仕方なく接着剤にしたんですが、良くみると両端のピンは位置決め用でどこにも繋がっていません。


このヘソを利用しちゃえ。


簡単な図を書いてアルミ板に罫書きます。


こんな寸法でいいだろうと


毎度の穴あけ。


形になりました。


端の端子が近いので絶縁のためにグルーガンでスティックを流し込んで組み立て。


カメラに挿入してみました。ネジの頭と隣の基板が近くて皿ネジにしないと危ないのでこれから皿ネジを探して相手もドリルで皿もみします。各ユニットの間には絶縁スペーサーがありますが入れ忘れた場合を考えました。

出来ました。隣との隙間は充分ですが念のため絶縁テープを貼っておきます。


これから高田渡や岡林信康を聞きながら回路図を睨めっこしてBchの回路を追跡。

PREAMPの回路を追うと2系統あって片方はDEFユニットへ、もう一方はマザーボードへ行ってます。
手始めにマザーボードへ行ってる方を調べてみました。PREAMPからCN3を抜いてマザーボード側との導通チェックです。


全部調べました。テスターの♪(ブザーチェック)と抵抗値をメモ。


使ったペンシルテスターは短絡しても0.2Ωなのでどれも事実上ゼロです。
またひとつ要因が消えました。
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HL-79E もしかすると不具合はこっちかな

2019-08-29 13:06:46 | Weblog
昨日、あれから考えました。
ブログをまとめてアップしてから思い切ってマザーボードに挿してあるユニットを端から予備と入れ替えてみたんです。
でも改善は見られませんでした。


Bchの撮像管とプリアンプを予備品と入れ替えても9枚のユニットを入れ替えても症状が変わらないということは、マニュアルのブロックダイアグラムによると次の回路はPROC-1Aです。


が、実物をみるとDEFユニットを経由しているんです。プリアンプの信号はコネクタでDEFユニットに入っています。
DEFユニットは大きくて部品点数も多いのでこれは調べる必要があります。外しました。


これも予備があります。


こちらが外したユニット。


これはスペアです。他にもう2枚あります。


回路図でBchの経路を調べました。これだけじゃありませんがわかり易いところから。


当てずっぽうですがTr11,12,13を調べました。スペアとE,B,C間の抵抗値を比べてみたんです。もちろん半導体回路なんてよくわかりませんが。


比べた結果、Tr12の抵抗値が両者でまるで違うんです。壊れているんでしょうか。パターン側の半田を取って単体にすればトランジスタの簡単な良否判定の方法があるのですがそこまでやる気はありません。ユニットをスペアと入れ替えればすぐに結果が出ます。ただ、オリジナルとスペアが全く同じ回路構成か疑問なので躊躇します。以前ミスをしてPOWERユニットから煙が出たのがトラウマになっているものですから。

ここで一息入れて違う作業。余っている1mmのアルミ板を切って曲げて穴あけ。


雨がやんだので塗装。


前に作ったArriflex 16Sのバッテリーユニットです。BP90バッテリーを入れてDCDCコンバータで8.4Vに落とすようになっています。


電源スイッチがこのままではうっかり切ってしまう恐れがあります。作ったのはスイッチガードです。


怖がっていては先に進まないのでDEFユニットのスペアを取り付けました。


恐る恐る電源スイッチ、、、オン。


結果は、これでも症状は変わりませんでした。
Bchです。


ENCにするとこんな色です。


がっかりですがこれでまたひとつ不調の要因が減りました。次は今まで調べなかったところです。当面マザーボードを調べようかな。
その前に今回入れ替えた撮像管/プリアンプ/DEFユニットはオリジナルに戻しましょう。

DEFユニットを戻そうとしたら「ん?」変です。


予備(Gchの表面がカビていて使用不可)のプリズムユニットを持ってきて見たらこうなっています。

円柱啓形状の樹脂が埋め込んであります。

画質に直接影響するとは思えませんが見ちゃったらこのままというわけにはいきません。
黒いテープを貼ろうかと思ったのですがもっとスマートにしようとグルーガンでやることにしました。


これで良し。どんなもんじゃ。


スペアと入れ替えたパーツを前部オリジナルに戻して、マザーボードの点検に掛かります。
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HL-79E スイッチ交換後のテストで? Bch撮像管がダメかも

2019-08-28 12:05:11 | Weblog
モニター切り替えスイッチを交換してBchの接触不良は解消しましたが、その後のテストで面白い症状が出ました。

モニター切り替えスイッチを"ENC"にした映像です。フィルターは"C"(5600°),100%


スイッチを"MON"に切り替えて"R"にすると


"G"は


ところが"B"は前と変わらずこんな状態です。


切り替えスイッチの接触不良は問題でそれは解決しましたが、やはりBch系が故障しているようです。

ズームを引くと更に顕著です。
Rch


Gch


Bchはマスクを掛けたような状態です。

周辺部の信号が弱くてそのためにENCにすると周辺がR+Gで黄色くなってしまうようです。

BchのPREAMPを疑って夕べコネクタを抜いて接点復活材を使いましたが変化はありませんでした。次のステップはBchの撮像管ユニットの入れ替えです。

探したら出てきました。


朝のうちに交換してみようかな。

さっそく取り掛かりました。


撮像管ソケットとPREAMPを外します。PREAMPは慎重に軸方向に抜きます。


ユニットは六角穴付きネジで対角線に2本あります。ボールポイントの長い棒スパナを使います。


DEFユニットに繋がっているコネクタを抜きます。プリズムにホコリが入らないように養生。


撮像管ユニットが外れました。

撮像面が汚れているかもと見ましたがきれいです。相手のプリズムも問題なし。

では予備のユニットの取り付け。
PREAMPは前面のコネクタを細心の注意を払って挿入。狭くて大変だけどコネクタも間違えないように挿入します。これは前に痛い目に逢っています。


DEF基板に挿すコネクタはスペースが狭いので基板を外して挿しました。


これもコネクタが誤挿入防止になってるけど気をつけて。


DEF基板を戻します。


撮像管のソケットはDC730Vが来ています。(昨日カバーの無い状態で触れて感電!)カバーはちょっと痛んでいるけど嵌めておきます。


さて、結果は。Bchの映像は、


症状は変わりません。ということは撮像管は問題ないようです。じゃあ何?
消去法でいくと次に怪しいのはPREAMP。予備を探してきましょう。
あれ?BchのPREAMPが作業台の横にあるじゃないか。この5月末に前の79Eを整備したときの物です。何をやったか忘れてしまいましたが多分壊れていないでしょう。


交換しました。PREAMPは大丈夫そうです。ここで気が付いたのですが被写体の狐面は青系の色が無いのでこれで判断するのは危険です。でもまだ何か納得がいきません。どうもまるで的外れをやってる気がしてきました。
PROC-1AユニットのBchのGAINを調整しても映像があまり変化しないんです。VRを少し回してもベクトルスコープの波形が自動ゲインみたいな感じで戻っちゃいます。RとGは波形が大きく変化するのに。どこかの基板の機能が損なわれているのでしょうか。

ここは冷静に考えた方が良さそうです。マニュアルのブロックダイアグラムを開いてみました。

PREAMPの信号の行き先はPROC-1Aユニットです。手っ取り早いのはPROC-1Aユニットを入れ替えてみることですが、ここまでの経過をノートに記録するのが先、その先は段取りを考えてからにします。

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HL-79E スイッチ交換の段取りから

2019-08-27 15:46:12 | Weblog
モニター切り替えスイッチが壊れているらしい件です。すでに予備機からロータリースイッチは取り出して確保してあるので今日は交換が可能かどうか調べるところからです。

何はともあれスイッチ部の開閉式カバーを外す必要があります。カバーの下のボディ側に開閉機構の軸ネジがあります。

電源コネクタのネジに付けてあるのはシンクロスコープのマイナス側を繋ぐための線です

ネジを抜くとカバーが外せます。


おっと、小さなワッシャーが落ちました。危ない危ない。


カバーの上側にも軸ネジがあります。これが邪魔でパネルの固定ネジが一本ドライバーが入りません。


面倒臭いけど基板を抜いて軸ネジを緩めます。このネジが脱落するとやっかいなのでパネルを外した後で紙テープで押さえました。


パネルを外しました。

配線は余裕があってスイッチ交換作業は可能でした。工場で組むときもこの状態でワイヤーハーネスを繋いだんでしょう。

補助基板を外してスイッチの裏を観察。ざっと見たところ半田付けもパターンも正常です。


パネルの奥はこの通り、配線でぎっしりです。


作業台の上は大騒ぎ。


外した部品は箱に入れておきます。ネジは袋に。


ここで考えました。前にも書きましたが私は手先はともかく、指先は器用じゃないので細かい作業にはそれなりの段取りが必要です。
この基板は慎重に扱わないと配線を切る恐れがあります。(経験あり)
スイッチの取り外しと取り付けの際配線にストレスを掛けないように養生することにしました。

これで安心。補助基板も紙テープで留めました。

女房殿が買い物に行きたいと申しております。続きは後ほど。

午後です。昼食で腹一杯になったところで作業再開。


故障しているスイッチの半田を吸取ります。こういうのが苦手の作業。


スイッチが暑くなりましたが取れました。


パターンを傷めることもありませんでした。無理してこじるとやっちゃいます。


予備のスイッチを入れて


半田付け。


補助基板を取り付けて


本体に戻します。


カバーも取り付け。


テストです。


Bchの接触不良は直りました! 問題がひとつ解決。
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残暑の中趣味の工作を色々

2019-08-26 15:02:00 | Weblog
朝は涼しくて空は秋の色でしたが日中は厳しい残暑です。
今日はレガシィB4のヒューズの件で進展がありました。昨日は太い電線が無くて2スケの細い線で代用しましたが実家の帰りに須坂の某スーパーセンターをのぞいたら3.5スケアのビニールコードが量り売りで置いてあったので1m買ってきました。使うのは100mm程度ですがそのうち使うこともあるでしょう。これなら33Aまで流せます。


昨日作ったユニットを外しました。


作り変えたユニットです。平型端子は12V200W仕様で30Aは無理ですがとりあえずこれでいきます。


取り付けてエンジンを掛けてエアコンを入れ、パワーウインドウも動作させて異常ないことを確認。(エアコンやパワーウインドウへ行っている回路かどうかは知りませんが)


先日完成したロケ用カートですが一部改良しました。
ケーブルを入れるバッグを掛ける金具は見た目がイマイチ。これじゃあモロにネジです。


庭の隅にこんな物が放置してありました。商品名は知りませんが園芸用の支柱です。


適当な寸法にカット。


ネジにこれを被せるんです。


うまくいきました。


裏の真鍮の袋ナットが洒落ているでしょ。


お次はこれです。長野市の金物屋で買ってきた中古の椅子です。おそらくどこかの高校の処分品でしょう。4脚買いましたが程度により\100と\300でした。分解してフレームだけにしてあります。座面と背もたれは傷んでいて使えません。


これを修理、改造して痛みの激しい食堂の椅子の替わりにしようという企みです。

食卓で使うには高さが合わないので足をカット。先日行方不明だったパイプカッターが出てきたのでやる気になりました。


金切り鋸で切るのは大変だし高速カッターはうるさいし、これなら静かに楽にきれいに切れます。


三脚カットしました。ひとつは奥方用で、彼女は身長が低いのでそのままです。足が浮いちゃうけど構いません。


これが奥方用です。


四つのうちふたつは座面の下のパイプが取れていたのでφ16のパイプを切って溶接しました。
肉厚が1.2mmなのであまりうまく溶接できませんでしたが力が掛かるところではないのでいいでしょう。


切り取ったパイプは明日金属屑を出す日なので他のもろもろと一緒に処分します。


今日はここまでですが塗装のための下調べ。錆びたフレームを磨いて仮塗装です。というのは現状の塗装がどんな塗料か不明だから。ラッカーを塗ったら浮いてしまうのを心配したんです。
あり合わせの自動車用缶スプレーで薄く塗ったところ、大丈夫でした。そのうち錆を落として安い缶スプレーで白く塗ります。座面と背もたれはパインとか様々な集成材が出回っているので適当なので作ります。


写真を撮ってから思い付きました。今度は竹細工です。山で拾ってきた竹を加工しました。


穴を開けます。


M6のボルト/ナットで固定。


作ろうとしているのは案山子です。HL-79Eの試し撮りに妙なことを考えているんです。
故松本俊夫氏の「アートマン」を参考に案山子を使って思い切りシュールな作品を試作しようという目論見です。
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今日は車の整備と信濃町の風景でがっかりした出来事

2019-08-25 17:10:00 | Weblog
昨日、気晴らしに愛車レガシィB4で出掛けたら途中でメーターの照明が消えるというアクシデントが発生。走行には支障ないものの最悪の事態を恐れて帰宅しました。帰る途中、その症状は消えましたが古い車ですからいろいろあります。
普通は修理屋に持っていくところですが、自分で調べることにしました。怪しいのは電気系の接触不良。朝からとりあえずわかりやすいヒューズボックスを開けてヒューズをひとつづつ外して接点復活材を吹き付けていきました。


何個目かのヒューズを抜こうとしたら堅くて簡単に抜けません。

丸印のヒューズです。

腕力で解決して抜き出して隣のヒューズと比べると、同じ30Aのスローブローヒューズなのにコネクタ部が変です。


このコネクタの接触が悪くて発熱して熔けたようです。引っ張ったときリード部が切れてしまいましたがヒューズ自体は異常なし。


このヒューズのケースは難燃材を使っていると思いますが怖いですね。
「国産車は壊れない」と言う人がいますがそんなことはありません。車は必ず壊れます。

カバーの裏の図を見るとSBF No.6です。何の系統のヒューズか知りませんが買ってこよう。

平型ヒューズはカバーの裏に予備がありますが今回のヒューズはありません。

車のヒューズはホームセンターに色々置いてあります。奥方のセルボでお町へ。最初のホームセンターには無かったけどカーショップならあるだろうとオートバックスへ。棚を探すことしばし。ありません。女性店員に「このヒューズはありますか?」整備士に「○○さん、このヒューズありましたっけ」。彼氏は即「取り寄せになります」。幸い近くにスバルのディーラーがあります。こんな物を頼むのは敷居が高いけど受付で「こんなヒューズを探してるんですけど」。しばらく座って待つと整備士が出てきて「どんな車種ですか」に始まってフレーム番号がどうの、どこのヒューズですか?。今日は乗って来られましたか?。もっともです。でもね、ヒューズを抜いた車で来るわけがないじゃありませんか。応急処置の方法は考えてあります。ディーラーには後日改めて依頼することにして退散。

帰ってから応急処置にかかりました。
あり合わせの30A爪付きヒューズに2スケの電線とメスの平型端子を半田付けしました。

もちろんあくまでも応急処置で、この電線は30Aは流せませんし平型端子も200Wまでです。何よりヒューズは正規の物は瞬間的な過電流に絶える特殊な物。いわゆる「良い子は真似しないで」ってやつです。
なお、仮のヒューズは問題ない方に入れてそこに入っていたヒューズをトラブった側に入れました。

このヒューズはたぶんメーターの照明が消えた件とは直接関係無いと思いますが接点復活材が効いたのか今のところ正常です。

ということで、昨日気が付いた信濃町(東京じゃありません)の林が無残な姿になった場所へ愛車のテストを兼ねて行ってきました。道路の左下に写っているのはゴミじゃなくて赤とんぼですよ。


毎年訪れる隣町の田園風景です。

昨日、蕎麦畑の花の様子はどうかなと田んぼの中の道を行くと、何やら様子が違っていて道を間違えたかと思いました。

これは4年前の田植え時期です。突き当たりの林に注目してください。


道を進んで近付くと

こんもりしていた林は伐採されてスカスカです。

ここで一番気に入っていたポイントです。あいにくの天気で黒姫山は良く見えませんが秋蕎麦の花はそろそろ見ごろです。


4年前はこんな風景でした。


蕎麦畑を先に進むと


これも4年前です。


林を背にした田んぼに目を移すと林は歯抜けです。


前はこうでした。


ここも


こういう風景でした。


近くに農作業の人が居れば林をどうするのか聞いてみたかったんですがあいにく通り過ぎる軽トラとトラクタだけで、わざわざ止めて聞くのも気が引けてできませんでした。今度機会があれば聞いてみます。
私が言いたいのは難しいことじゃなくて個人的に大好きだった風景が様変わりして落胆したということです。
田園風景だけではなく町並みの景観も同じで味わいのある風景、情景がどんどん消えていくのは寂しいですね。
ただ、この風景は素晴らしかった頃HDVカメラで収録してありますのでそれが救いです。
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HL-79E 壊れているらしいスイッチについて

2019-08-24 12:43:08 | Weblog
モニター切り替えスイッチの"B"が接触不良の件ですが、予備のユニットからスイッチを外しました。
半田吸取り器と吸取り線が活躍。


取れました。


しっかりした作りのロータリースイッチです。




端子部は基板に固定するための足もあってこれならパターンを痛める可能性は少なそう。


でもねえ、このスイッチを交換するとなるとこの中は部品と配線がぎっしり詰まっていて...


前にやりはじめたまま放置してある79Eで中身を移植するのに大変な思いをしています。あれは二度とやりたくありません。
でもこのままというわけにもいかないのでこのスイッチパネルを外して配線に余裕があるかどうか確かめてみます。

今日は恒例の週一ウォーキングの日。新幹線車両基地の外周4.2㌔を歩いて汗を流してきました。跨線橋の下がベースですが、今日も馬鹿者が捨てた吸殻があっちこっちに見えました。

このレジ袋は私が集めたゴミを入れたもの

今日も気になったのが吸殻。どこの馬鹿者が捨てたのか散らばっていました。そういう私も喫煙者で、歩き終わって一服したのですが、自分の吸殻も含めて見える範囲のを集めて持ち帰りました。


ここは定期的にゴミのパトロールカーが巡回してゴミを回収していきます。盆過ぎにはすっかりきれいになっていたのに幾日もたたずに元通りとは、情けない!
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HL-79E 今日は気分を変えてバッテリーケース整備

2019-08-23 19:18:17 | Weblog
先日HL-79Dのバッテリーホルダー(アントンバウアー仕様)のロック/解除部が引っ掛かるので手直ししましたが今日はバッテリーボックス側の補修と整備中の79Eのホルダーも手を入れました。

これが先日保護した79E付属のバッテリーケースです。このままでも使えますがホルダーへの脱着が硬いのでなんとかしようというわけです。


裏側の構造はこうなっています。端子部の位置関係は問題ないと思うのですが。


分解しました。


何か貼り付けたことがあるのか粘着材が残っています。こういうのは嫌い。テープ剝がしを塗ってきれいにしましょう。


ある年代の人はガムテープが大好きでやたら貼ります。なんででしょう。昔手に入れたHL-83はグリップにガムテープをグルグル巻いてありました。感触が悪いので即剝がしました。


先日一部内張りが剥がれたので薄いコルク板で補修しましたがサイドの内張りも剥がれてしまいました。


口の部分も内張りが浮いています。


接着剤で補修です。


ここで前から持っているケースも出して比べてみると、

こっち(左)の方が作りがいいようです。こっちを使うことにしました。



ケースを組み替えて、悪戦苦闘している79Eのホルダーを確認したらこれもロック/解除が引っ掛かります。
取り外して分解。


ロック機構を手直し。


摺動部にプラスチックグリスを塗って組み立てました。


ここで変なものを見ちゃいました。カメラから出ている配線の一本がつぶれています。

このあたりは狭いのでこんなこともあります。

もうひとつ。ホルダーをカメラに取り付ける4本のビスの一本が頭に接着剤が塗りつけてありました。これは私も経験がありますが、ビスがドライバーから外れてホルダーの内部に落ちてしまうことがあるんです。そうなるともう一度ホルダーを取り外さないとビスが取れないんです。それに懲りてビスが落ちないようにドライバーに接着したに違いありません。


ホルダーはビスを落とすこともなく取り付け完了。もしかしたら線を挟んでいるかも知れませんが。


ケースを取り付けてみました。ボロ、じゃなくて使い込んだ味がありますねえ。


脱着は、やはり硬い。でも前よりは改善しました。それと、ホルダーにある"RELEASE"の操作を間違えていたようです。


79Eの整備は、どうしようかな。楽しみと悩みが半分づつで頭の中がごちゃごちゃです。次に作業をするときは大嫌いな糖分をしっかり摂って掛かりましょう。このところそれを忘れていました。塩飴がいいかな。
と言いながらひとつだけ。

昨日不具合が見つかったMON出力の切り替えスイッチのスペアを出してきました。

配線は切ってありますがスイッチ自体は問題なし。基板取り付けです。


これを見ていたら、スイッチの接触不良ではなくプリント基板との半田付け不良かパターンが切れ掛かっているのではないかと思いました。可能性はあります。
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保護したHL-79Eと格闘

2019-08-22 16:41:55 | Weblog
絵が出たと喜んでいる場合じゃありません。まるで梅雨が戻ったようなうっとうしい空模様で動きがとれないので室内作業を続けることにしました。昨日までの作業をオーバーラップして進めていきます。

夕べ、晩酌の前にシンクロスコープのテストコードを長くしました。今までのは短くて何かと不便でしたがMPUバックアップ電池の対策で買ってきたコードが余っていたので1mにしました。高周波を扱うわけじゃないのでこれでいいでしょう。


まずSHADEユニットの再確認です。黒レベルが浮いているのが気になってマニュアルを見直したら昨日のやり方は間違っていました。BLK SETはいじる前の一番絞った状態で良かったみたいです。

続いてPROC-1Aも再確認です。マニュアルはずいぶん痛んできました。書き込みは鉛筆なので後で消します。


延長基板を入れて作業を始めたらシンクロの波形が変です。


この基板は調整が効かなくなっちゃいました。で、手元の予備と入れ替えても同じです。
基板を戻したら何事も無かったように調整できるということは、延長基板のコネクタが接触不良。

接点復活材で処理して解決です。

作業内容はノートに記録。


続いて昨日パスした項目です。


本来これはグレースケールを使いますが面倒臭いので作業台の蛍光灯スタンドで代用。

いくら蛍光灯でもランプを直に撮って撮像管を焼き付けたら元も子もないので傘の内側にレンズを向けました。

フィルターは"C"(5600°) レンズをマニュアルにしてGchが0.4Vp-pになるように調整。


RchをGchと同じレベルに調整。


Bchは、

GAINを目一杯上げてもこんなレベルです。撮像管が弱っているのかPRE AMPの不具合か、まだわかりませんが映像が黄色いのはこれが原因かな?

それはそれとしてPRE AMPも手を付けてみることにしました。マニュアルのフローではPROC-1Aの前に調整するんだった!


CAL LEVAL調整です。PULSEユニットのCALはONでいいのかな。


GchのVR1を調整するまでもなく0.4Vp-pでした。


Rchは低めだったので調整。PROC-1Aと似たような調整ですが、私は内容を理解しているわけではありません。


Bchはまるきり低かったのでこれも調整。RとBは仮調整です。


他にも若干いじりましたが内容は省略します。
途中、変な現象に出くわしました。左後ろのカバーを開くとR,BのCENT調整VRとMON切り替えスイッチがありますが、


このロータリースイッチを"B"にしようとツマミを操作するとモニター画面が変なことになるんです。


症状を記録しました。これがスイッチを"B"にした状態です。


ツマミをこじると


スイッチの接触不良です。ENCに切り替えるとこじっても画面は変化しませんがこのままではレジ調整がまともに出来ません。
スペアはありますが内部は狭くて下手をすると配線を傷める心配があります。スイッチを交換するには落ち着いてやらないとえらいことになります。
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