夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

再生回数が伸びない快感もあるんです

2023-09-30 16:34:08 | Weblog

今日はフルコース、といっても3キロ程度ですが歩いて疲れたので何もありません。

前にも似た内容の記事を書いたような気がしますが他にネタがみつかりませんので。

 

YouTube に昨年アップした「線路端の猫戯子」は自分の持つすべてを賭けて作り上げた作品です。

21年前に廃止された長野電鉄木島線とその10年後に廃止された屋代線最後の1年が主たるモチーフ。

廃止される鉄道路線はテーマではなく構成上の縦糸。これだけでは安直過ぎます。

そこに社会の状況と自身の足跡、立ち位置から21世紀を考えた "映像による長編叙事詩" と定義付けしました。

超長編なので前後編に分けましたがそれでもそれぞれ2時間を越え。

組み込んだ8ミリの映像も含むと撮影期間は40数年。映像はすべてオリジナルです。

この作品の中から木島線最後の沿線の様子は抜き出して、別途「長野電鉄木島線の時代」としてそれぞれ短編にまとめてアップ済みです。

でもそれはあくまでも鉄道ファン向けで本来の作品とは異質ですが、観る側としてはとっつき安いかもしれません。

肝心の本編は、予想した通り再生回数は伸びません。

今日現在前編は56回、後編は182回。

でもこれでいいんです。この作品を観てほしいのは本気でじっくり観てくれる人だけ。

長編ということがフィルターになっていて、冒頭の数分、あるいは30秒を観るだけで拒否する人はこちらで振り落とします。

「猫戯子」が読めない人は観ないで結構。

リンクを張りましたがこれは宣伝じゃありません。本気で観てやろうじゃないかという人がその気になったらどうぞ。

この作品をもしご覧になっても「考えさせられた」「教えられた」「勉強になった」「役に立った」はやめてくださいね。

作り手としてそんなことは全然想定していませんから。

ちなみに私の YouTube は収益化していません。

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53年前のあれは何処だったのかは謎のままに

2023-09-29 15:20:49 | Weblog

昨日 YouTube にアップした動画のことです。

あの日使ったカメラは個体は違いますがこれと同じ物。

8ミリ入門機でズーム比は3倍、コマ数は18コマのみですがいいカメラでした。

地元飯綱町の旧牟礼地区高坂で、自宅から遠くないので今までも探しましたが今日もそれらしい所を回ってきました。

53年前への永くて短い旅です。

Googleマップで大体の場所はつかめました。山の中、林の間にコースらしき痕跡。これかな?

そこへ行く前に違う場所で車を下の道路脇に置いて徒歩で未知の丘に上がってみました。

この先の脇道を右に入ります。

私の大好きな風景がそこに広がっていました。デジカメの写真じゃあの空気感は表現できませんが。

下って来た道を振り向くと

目の前に広がる丘。秋の日差しが侘しくてたまりません。

毎度私の写真は真正面から捉えます。

斜めから見るのは苦手です。

車の所に戻って稲刈りの様子を眺めて

本題の場所へ。この狭い山道は車じゃ危ないので徒歩で。

静寂の杉林を進みます。

途中まであった軽トラらしき轍は消えて倒木で行き止まり。路傍に石仏がありました。

今日はここまで。熊が出る恐れがありますから。

引き上げながら考えました。あの日のモトクロスは「昔々あるところで」にしておいた方がいいんじゃないか。

場所がわかったところで53年前のあの日に戻れる訳じゃないですから。

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53年前に初めて撮った8ミリ

2023-09-28 15:37:49 | Weblog

昭和45年 1970年に初めて撮った8ミリフィルムの映像をテレシネ、編集作業とエンコードです。

カメラは SONY HVR-Z5J 。設定はこうです。

いきなりワークステーションでキャプチャする手もありますが今回は一旦テープに録画しました。

据え置きの HDV デッキ SONY HVR-M15J を使って Premiere Pro2.0 でキャプチャ。

HVR-Z5J の PHOTO 機能で書き出した静止画です。

このカットは背景の様子が写っているので現在の同じ場所を探す手掛かりにします。

横断幕の向こうに見えるのは野尻湖の東、斑尾山です。中景は高坂の水田地帯。

 

タイトルと BGM (必須ではありませんが)を入れた短編が完成しました。

この映像を見るとつくづく歳月の重みを感じます。なんといっても53年前ですから。

遠い昔なのに初めて撮影した8ミリカメラの感触も蘇ってきます。

私自身これ以前はレースに出たこともあるので選手と一緒に走っているような感覚になります。

この日のモトクロスはヤマハの主催ですが公認ではなくいわゆる草レースですが、地元の人々が大勢観戦に集まっていました。

あの明るく楽しく激しい70年代の始まり!。

この日のレースに出ている青春真っ最中の若者たちは私と同年代。皆さん今は70代です。

YouTube にアップロード完了。リンクを張ってあります。

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53年前の8ミリフィルムが残っているけど

2023-09-27 11:49:05 | Weblog

弟がバイトで稼いだ金で買った8ミリカメラ FUJICA P300 を借りてモトクロスの草レースを撮ったのが映像と関わったきっかけです。

私自身、10代終わり頃クラブ「チーム サラブレッド」を立ち上げて何回か草レースにも出ていました。成績は惨憺たるありさまですが。

そんなわけで面白そうだからと友人を誘って参加じゃなく見物に出掛けました。

物置に放り込んである大量の撮影済みフィルムの中にそれはありました。

その後8ミリの虜になって自分でも次々にカメラを買い込んで熱中。

でも基本的にホームムービーには関心がなくて映画監督を目指して思いつくままにカメラを回したものです。

その後撮りためたフィルムを種類毎にまとめたうちの一本がこれです。

エディターは何台か持っていますがどれも 800feet リールは掛かりません。

友人から借りっぱなしの ELMO GS-1200 を持ち出して内容の確認です。

一部磁気録音したフィルムもあるんですが "MAG" の調子が悪くてまともに音が出なくてひどい雑音。

磁気ヘッドを綿棒で軽く掃除しても駄目。

この映写機はいずれ返すつもりですがひと通り点検とメンテナンスが必要です。

 

昭和45年、今から53年前に長野県牟礼村(現飯綱町)高坂の山で開催されたモトクロスの映像は確かに入っていました。

シングル8のモノクロです。

でもその後撮りためたフィルムを使って全く自由な作品を作ろうとしてその中で断片を使ったのを思い出しました。

残っているのは数カット、1分あるかないかでした。使わなかった分は捨てたような。

気が向いたら GOKO TC-20 でテレシネ、データ化してみようかと考え中です。

旧牟礼村、現飯綱町は34年前に引っ越して現在の住所です。

モトクロスを見に来たときはまさか後に牟礼に住むことになるとは思いもしませんでした。

 

あの日は友人とバイクで訪れましたが今ではどの道を通ったのか、コースがどこだったのか、記憶がありません。

あのコースが高坂地区だというのは牟礼の生まれで故人となった近所の知人から教えてもらいました。

「今でもコースの跡が残ってるよ」彼が生前教えてくれました。あの日は彼も見に行っていたそうです!

そんないきさつであのコースの痕跡を訪ねて探しているんですが正確な場所は未だ不明で、いつか地元の人に尋ねてみましょう。

 

今回、フィルムを探す過程で埋もれたままのフィルムが大量に出てきました。

この中で使える物は「新宿1975,冬」「ガラス細工のモビール」他、テレシネでデータ化して YouTube にアップしましたが、

53年前のモトクロスの8ミリ、しかも田舎の草レースなんてのもいいじゃないですか。とりあえずテレシネ。

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放送用カメラの外部バッテリーバッグ

2023-09-26 14:04:39 | Weblog

バッテリーライト付属のバッテリーユニット改良です。

当面使えるBPバッテリーは1本しか無いので。

セリアでこんな物を買ってきました。

ポリスチレンフォームで厚さ20mm、ちょうどいいじゃないですか。

20mmの板厚をきれいにカットするにはこれ。金属工作用に自作した冶具です。

切り出しナイフで両側から切り込みを入れて

まあまあにカットしました。

先日はベーカムテープをケース毎ダミーで入れて誤魔化しましたがこの方がスマートです。

BP-95 バッテリーがしっくり納まりました。

バッグに収納して完成。BPバッテリーがもう1本手に入ればその時は2本で使います。

これを肩から下げて使うことはありませんが軽量コンパクトで使い勝手は良さそうです。

外部バッテリーは他に考えているプランもありますが当面これでいきましょう。

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やっと屋根のペンキ塗り

2023-09-25 14:48:59 | Weblog

暑さもやわらぎ涼しくなってきたので念願だった屋根のペンキ塗りです。

面積は約20平方メートル。塗料は日本ペイントのブラックチョコレート。

今朝は屋根に結露していなかったので軽いウォーキングの後で屋根に上がっての作業。

下地はすでに足付けして水洗いしてありますからいきなり刷毛とローラー刷毛で塗りました。

勾配はそれほどきつくないので難しいことはありません。

昼をまたいで午後2時に終了。塗料は1.6リットル缶をほぼ使い切りました。

まさに Jr. の言う「万能親父」です。

無理な体勢での作業で疲れたけど晩酌が旨いぞ。

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いきなりの秋

2023-09-24 20:24:51 | Weblog

「暑い暑いと言ってるとそのうち蚊が笑うぞ」。

暑い夏に亡き母がよく言っていたものです。

あの猛暑は何処へ行ったのか、夕べは冬の布団で寝ました。いきなりの秋です。

北の高気圧で夏とは空が違います。日差しは強いけど太陽の高さが違います。

私が大好きな夏と秋の境目です。

今日は越後の奥方の実家へ墓参りに行ってきました。

毎年盆に行っていたのですが、義兄が「猛烈に暑いから涼しくなってから来た方がいい」。

9月も下旬、さすがに平野部も暑さは一段落。

帰りはゆっくりいつもと違う道を選びました。

平野部でもまだ稲刈りが済んでいない所もありました。

遠い山並みは信州との県境です。我が家はあの山のずっと向こう。

何年ぶりかで訪れたお気に入りの場所で一休み。

ここも今月初めに通りかかって惹かれた長野県北端のある場所。ここも稲刈り前でした。

振り返ると。一瞬、人生を振り返っているような感覚。

デジイチで安直にこんな写真を撮りながら悶々と時間を浪費、じゃなくて爪を研いでいる状況です。

とりあえず明日は屋根のペンキ塗り。

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バッテリーライトのあれを生かそう

2023-09-22 15:54:11 | Weblog

昨日は NP-F930 系のリチウムバッテリーを2本直列にして放送用カメラの電源にすることを考えました。

でもその前に先日手に入れたバッテリーライトのバッテリーケースが気になります。

あれは使う予定が無いけどもったいないので生かそうと思い付きました。

でもあれって、 BP バッテリーを2本入れて使うんです。

1本じゃスペースが余ってしまいますし不安定です。

趣味の工作で空きスペースを埋めることを考えましたが、待てよ。

手元のベーカムテープが目に入りました。これをダミーで入れれば収まるぞ。


いいじゃないですか。

12V 側の 4pin XLR にカメラの電源ケーブルを繋いで。これはカメラ側が HL-79D/E 用の 19pin 。

バッグはショルダーベルトが付いているので便利です。

何年前でしたか、軽自動車のバッテリーを使って DC/DC コンバータ経由で DC15V を出す電源を作りましたが

撮影内容によっては大容量なのでバッテリー切れの心配がないんですが重くて機動性はありません。

2001年に撮影開始した長野電鉄木島線最後の1年ではやはり BP バッテリーを小型のバッグに入れて使いました。

あの時のバッグはもう捨てちゃいましたがこれであの頃と同じシステムで撮影ができるようになりました。

 

今日は秋雨前線の影響でしょうか、暑さは一段落ですが厚い雲が空を覆っていつ雨になるか。

計画ばかりでちっとも動画撮影ができません。晴れればいいというものじゃありませんが。

あちらこちらで稲刈りの真っ最中。月日は容赦なく過ぎ去っていきます。

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そうだ、あのバッテリーを使おう

2023-09-21 16:16:53 | Weblog

先日手に入れたバッテリーライト付属の BP-95dx バッテリーはなんとか生かそうとあれこれやりましたが駄目でした。

Ikegami のカメラは前から持っている BP-95S が生きているので当面は困りませんが根本対策が必要です。

大きくて重いニッカドバッテリーはもう製造されていないので新規購入は困難ですし。

そこで考えました。ガラクタの箱からこんな物を出して

一番使えそうなのはこれ。分解したリレーの脚です。

HVR-Z5J と GV-D200 に使っているリチウムイオンバッテリーの電極に差し込めばいけそう。


外のバイス台を使ってモールドを割って脚を取り出しました。

バッテリーの電極に挿入するとしっくりして実にいい感触です。接触は良さそう。

この NP-F930 バッテリーは何度か落として補修してありますがまだまだ元気です。

でもずいぶん昔買った物ですからいつ寿命が来るか心配。

この際互換品を2個手に入れて直列にしようという考えました。

公称 7.2V ですから直列で 14.4V、容量は 4050mAh ですが F970 なら互換品でも 6600mAh 程度。計算上は BP の 5300mAh より強力です。

ただし、NP-930 はフルチャージで無負荷だと実測値は 8.46V 、単純に2倍だと 16.92V ですがカメラ側の仕様では +11V~+16V (Ikegami HL-57の場合)。

0.92V オーバーですが手元の材料で負荷を掛けてみました。

24V 35W の自動車用電球を繋いで。

フィラメントの抵抗値が 1.6Ω ですから電球の特性を無視した単純計算で 5A。結構な電流です。

数分後電圧を計ると。

更に1分後には 8V を切りました。これでいいじゃないですか。

バッテリー収納ケースを作る必要がありますがそこは得意の工作で解決できます。

また面白い作業が増えちゃいました。

これって、誰かやったことがあるかな?

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湿気に辟易しながら VTR ケーブル点検

2023-09-20 16:46:03 | Weblog

朝は涼しかったけど一時雨になり、今は止んでいますが猛烈な湿気。気分もすっきりしません。

すっきりしないのは岸田政権の不甲斐なさも原因です。

動くと汗が吹き出そうなので今日は工房で静かに過ごしています。

ふと棚を見たら先日加水分解?で表面の被覆がベタベタになって対策した VTR ケーブルが気になりました。19pin/14pin のあれです。

晴れた日に外でベタベタを拭き取ってシリコンスプレーを薄く塗り、新聞紙で包んでバッグに収めておいたんですが。

この袋に入れておいたんです。

8の字巻きして新聞紙で包んでありますが、あれ!

内側のケーブルが水分で光っているじゃないですか。実害はありませんが感触の問題です。

ティッシュペーパーで軽く拭いて内側にも新聞紙を丸めて押し込んで

更に新聞紙で包んでレジ袋に入れてバッグに戻しておきました。

そういえば去年の夏も一時湿気が凄くてガス台の点火系が変な所でスパークが飛んで火が着かなかったっけ。

あの時は乱暴ですがバーナーで高圧系を暖めたら正常になりましたがあんなことは初めてでした。

VTR ケーブルはそんなことでトラブルという程じゃありませんがこの夏の気温と湿度は機械には過酷です。

体調も含めて不調になった例は多いんじゃないですか。

ったく、何もかもスッキリしませんねえ。

 

このお先真っ暗な状況ですが、私的に唯一明るくなったのは先日のプロセスリング ノアの試合です。

丸藤正道選手のデビュー25周年記念大会、ウィル・オスプレイとの試合は最高でした。

ちなみに私は野球は全く興味がありません。サッカー、バスケットも。そんな爺もいるんです。

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