夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

ベーカム素材をどう扱うか

2024-05-31 14:44:07 | Weblog

私の映像製作システムは心臓部に canopus ADVC-500 を据えています。

それによって、コンポジット/S/コンポーネント素材が利用できる、はずでした。

実際にベーカム素材を使った動画も YouTube にアップしています。

でも考えが甘かったようです。

ADVC-500 は確かにアナログコンポーネント入力を供えていますがこれって?

入り口はコンポーネントですがこのシステムではDV フォーマットに変換、IEEE1394 ケーブルでワークステーションに送ります。

取り込んだ DV データはノンリニア編集ソフトで扱うには優れもので様々な加工が簡単です。

Premiere は 6.5 からの付き合いで扱いにはそこそこ慣れていて直感的に編集してきました。

ところが先日ご指摘をいただいて遅まきながら気が付きました。

今のシステムではベーカム本来の能力が発揮できていないんです。

完成した映像を観る立場で考えると、生出しのベーカムと DV 編集した映像の違いを比べる機会はまずありません。

 「どうせそんなのわかりゃしないさ」と悪魔のささやきが聞こえます。

地デジ以前のテレビは送り出し側のシステムがコンポジットですから、それと比べたら大した問題じゃないとも思いますが。

でも知ったからにはコンポーネント信号を極力劣化なしで取り込む方法を研究することにしましょう。

余談ですが、BVW-70 の映像をカラーモニターのコンポジットに入れた場合と Y/C に入れた場合、明らかに画質は違います。

コンポーネント入力のあるモニターがあればもっと違いがわかるんでしょうね。

画質=解像度という考えはありませんが現状では色の情報量が減るのは面白くありません。

いやはや、明るい悩みがまた増えました。

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Ikegami HL-79E #3 号機 現状は

2024-05-30 19:11:34 | Weblog

2台ある HL-79E のうち #3 号機の現状をチェックしました。

手始めにこれで何か撮ってみたいのですが、どうなんだろう。

生出しの映像はそれなりの調子ですがフランジバックがズレていたので調整。

このチャートを使います。カメラとの距離は約3㍍です。

カメラのホワイトバランスを取ります。

ブラックバランスも。

フィルターのセットはこんな具合です。光は窓からの自然光。アイリスは AUTO で開放です。

79E の生出し映像をキャプチャしました。

チャートをズームで引っ張ってフォーカスを合わせ、広角端でズレないようにレンズのフランジバックを調整します。

再びズームで寄って確認。これを繰り返します。

この調整は目で見てやるより波形モニターを見ると確実です。

広角側は肉眼と併用。

ここで問題発生です。画面左端が変。最初は気にならなかったんですが温まったら顕著です。

外の風景を撮ってみましたが明らかに変です。

これはやはり本気で調整する必要があります。

ということがわかったので今日の確認は有効でした。

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あれに使うマイクはどれにしようかな

2024-05-29 16:07:04 | Weblog

Ikegami HL-79E の調整の様子を記録するプランはまだ始まっていません。

あれに使うマイクはどれにしようか、考え中です。

マイクは本格的なダイナミックと RAMSA のガンマイク、他にも色々持っています。

これは ELECOM の卓上マイク。デスクトップで使うには良さそう。

Audacity で録音してみました。モノラルです。

次にハードオフで買った得体の知れないピンマイク。

録音結果です。L/R 両チャンネルに録音されました。

何のためマイクの横から喋ってみました。右側と左側です。

両チャンネルに音が出ていますが波形は全く同じ。モノラルを振り分けているようです。

音質は ELECOM の方が良好でした。こちらを使いましょう。

L チャンネルのモノラルですが Premiere でどうにでもなりますから問題はありません。

調整作業については記録するカメラ HVR-Z5J のマイクを使い、卓上マイクはアフレコで解説する際使います。

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窓の外は雨

2024-05-28 08:47:12 | Weblog

夕べからの雨は強くなってきました。

こんな日はひと休みして今後のことを考えましょう。

昨日は地元の某所でワラビを少々採ってきました。地元の人しか知らない所です。

放棄された田んぼに雑木が根付いているのは悲しくなります。

季節の山菜は採るのも食べるのも楽しいものです。

でも地元から遠くない地域で続けて二人の方が恐らく根曲がり竹の筍採りで命を落とされました。

私はフキノトウ、コゴミ、ノビル、ワラビ、ドクダミなど山奥に入らなくても見つかる山菜しか採りません。

この一帯は「山菜採り禁止」類の看板は見当たりません。

巷で大流行の「禁止」については言いたいことがありますがそれについては別途。

今回ワラビを採った一帯は前にも行きました。

緩い棚田が広がる大好きな風景です。田植えが進んでいました。

田舎の魅力はこの風景です。

こんな空間に身を置くと精神が原点復帰します。

ここに椅子を置いてじっくり絵を描いたらいいだろうと、考えるだけで未だ実行していませんがいつかはきっと。

これからベーカムの映像をデジタル化するベターな方法についての学習です。

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偶然遭遇した素晴らしい風景

2024-05-25 16:13:06 | Weblog

奥方が筍が欲しいというので小川村方面へ行ってきました。

鬼無里から小川村に抜ける道は何度も通っていますが今日は回り道の案内表示が出ていたので脇道へ。

初めて通る道は快適で、そこには山里の素晴らしい風景が広がっていました。

車を運転しながら振り返ったのは今通って来た集落。

早速停車して EOS20D を持って降りました。

「これは望遠で引っ張った方が決まりそう」。

70ミリ で前後を圧縮して撮ったのがこれ。私の感性にピッタリの風景です。

次なる映像作品のテーマをほぼ決めましたがこれはその一環になります。

長野市西部の戸隠、鬼無里、中条、大岡、信州新町、更に小川村、山里の風景は無尽蔵に存在します。

新潟の東頚城丘陵も一度訪れると病み付きになる風景ですし、日本海に面した漁港も魅力が一杯です。

さて、どこから手を付けましょうか。

そうそう、筍は小川村の道の駅にありました。

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空が

2024-05-24 15:16:08 | Weblog

週一のウォーキングは続けています。

でもこの季節は快適なはずなのに疲れるものですね。

こんな時は素直に昼寝。

起きて工房から窓の外を見ると「何だこりゃ」。昼寝の前もそうでしたが空が黄色いんです。

飛んでいるのは我が家の巣から巣立ったムクドリ?

空が一番黄色いのは北方向です。明らかにPM2.5を含めた黄砂ですが当地としてはかなり濃い!

ウォーキングの時間帯は五月晴れでしたがあっという間の変化です。

北西の窓からは直線距離13㌔の黒姫が見えなくなりました。昼飯の際予感した通りです。

山麓を流れる雲のせいだけじゃないでしょう

春の風物詩ではありますが黄色い空って、気持ちのいいものじゃありませんね。

明日はもっと濃くなりそうです。

向かいの家の電柱に、あれが。

今日巣立ったムクドリの子なのか親なのかはわかりませんが間違いなく我が家の個体です。

親が飛び方を教えているのかも。

これでしばらくは静かになります。

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Ikegami HL-79E #3 号機のワックス掛け

2024-05-23 16:20:27 | Weblog

午前中は須坂の実家へ行って草取り。

外来種の黄色い花が咲くあれです。

帰りに買い物と毎度のハードオフも忘れません。

午後は一休みして思いついたことがあります。HL-79E #3 のワックス掛けです。

放送用カメラにワックス掛けなんて、普通は考えないでしょうが使えそうなワックス?が出てきたので。

庭のテーブルに載せて

この #3 号機は本格的に調整予定ですが未だ手付かず。

スポンジで塗装部にワックスを薄く塗ってウェスで拭き取りました。

レンズマウント部は自作のキャップを取り付けて保護しています。

見た目はほとんど変わりませんが塗装の保護にはなるでしょう。

VF とレンズはエアーガンでホコリを吹き飛ばしました。

このレンズはキャップが無いのでこれで代用。お菓子の入れ物の蓋ですがピッタリ。

レンズは汚れが見えますが後でクリーニング予定です。

レンズと VF を取り付けて作業完了。

機械物は愛情を込めて扱うとしっかり応えてくれるという説がありますが私は信じます。

こんなことをしながら次のプランを練っているところです。

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編集システムの接続を見直し

2024-05-21 16:11:29 | Weblog

今使っている編集システムの見直しです。

現状ではベーカムとDV系だけを扱うようにしてありますがこの際コンポジットも仲間に入れてあげましょう。

というのはいずれ HL-79E の本気での調整を記録するにはどうしてもコンポジットが必要だからです。

接続図を見て「こうすりゃいいんだろ」。

重いラックを引き出して裏側にもぐり込んで狭い空間で四苦八苦。

信号系はショートして火花! なんてありませんからそこは安心です。

繋ぎ変えたら HL-79E から VIDEO 信号を入れます。カラーバーです。

canopus ADVC-500 をセットして

Premiere Pro2.0 のキャプチャ画面で DV に変換された信号が認識されることを確認。

信号は波形モニターとベクトルスコープを経由してカラーモニターで終端。

そちらはオシロスコープも含めて小型DVカメラをセットしてあります。

これでコンポジット信号のキャプチャができるようになりました。

オーディオ系は使わないので無視。

ひとつ問題があります。信号を重乗させるための SONY XV-T500 の立場はどうするんだ?

これは本来テロップを重ねる物ですが TSG 200 の信号も重ねることができます。これは保留。

書き直した接続図はカードケースに入れておきます。

以上、編集システムは前より便利になりました。

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Ikegami HL-79E #3 号機の電池は

2024-05-20 09:30:48 | Weblog

先日は HL-79E #7 号機の MPU のバッテリーアラームが出て「おっと」。

MPU ユニットのオリジナルから 4年前に入れ替えたゲームボーイの電池が完全に終了。

対策としてゲームボーイ用を抜いて外付けで CR2032 を接続して解決しました。

今日はもう一台の #3 号機を点検することに。

実は MPU ユニットはスペアが2セットあります。どちらも完全オリジナルです。

こちらは 88-01 の文字があります。

もう1セットは 85-07 でちょっと古い物。

見た目には設計変更はなさそうですが確信はありません。

88-01 ユニットはもちろん電池が終わっていますがこれを CR2032 仕様にして #3 号機のユニットと入れ替えようかな。

材料は揃えてあります。

リード線も

取り掛かる前に #3 号機の調子を確認する必要があります。

カラーバーは、正常です。

生出しの絵は、いい感じです。問題ないし M.BAT ARARM も出ません。ということは、

自作レバーで MPU ユニットを抜きます。2セットあって下側もこじりますがこれ、便利です。

ゲームボーイの電池の電圧を当たってみました。2020-6 に入れ替えた電池ですが、

3.02V まだ使えそう!。

スペアユニットの電池を入れ替えて保管しておこうとも思いましたがいつでも入れ替えは可能です。

MPU はこのカメラの中枢部ですから本来素人がいじるのはリスクがありそうですし。

当面このままオリジナルのユニットを入れておきます。

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あの作品からの抜粋は打ち止め

2024-05-19 09:48:47 | Weblog

「線路端の猫戯子」からの抜粋を公開するのは本日で終了です。

これ以上公開するのはまさにネタバレ。手の内をさらけ出すことになります。

これはファーストシーン。自身の遠い記憶に残る情景で長い旅を暗示します。

蛇足とも思うエンディング。

一連の抜粋を書き出しながら撮影した時の記憶が蘇りました。

1975年夏から2022年春まで。長い永い旅を終えて次の旅の準備です。

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