私の映像製作システムは心臓部に canopus ADVC-500 を据えています。
それによって、コンポジット/S/コンポーネント素材が利用できる、はずでした。
実際にベーカム素材を使った動画も YouTube にアップしています。
でも考えが甘かったようです。
ADVC-500 は確かにアナログコンポーネント入力を供えていますがこれって?
入り口はコンポーネントですがこのシステムではDV フォーマットに変換、IEEE1394 ケーブルでワークステーションに送ります。
取り込んだ DV データはノンリニア編集ソフトで扱うには優れもので様々な加工が簡単です。
Premiere は 6.5 からの付き合いで扱いにはそこそこ慣れていて直感的に編集してきました。
ところが先日ご指摘をいただいて遅まきながら気が付きました。
今のシステムではベーカム本来の能力が発揮できていないんです。
完成した映像を観る立場で考えると、生出しのベーカムと DV 編集した映像の違いを比べる機会はまずありません。
「どうせそんなのわかりゃしないさ」と悪魔のささやきが聞こえます。
地デジ以前のテレビは送り出し側のシステムがコンポジットですから、それと比べたら大した問題じゃないとも思いますが。
でも知ったからにはコンポーネント信号を極力劣化なしで取り込む方法を研究することにしましょう。
余談ですが、BVW-70 の映像をカラーモニターのコンポジットに入れた場合と Y/C に入れた場合、明らかに画質は違います。
コンポーネント入力のあるモニターがあればもっと違いがわかるんでしょうね。
画質=解像度という考えはありませんが現状では色の情報量が減るのは面白くありません。
いやはや、明るい悩みがまた増えました。