夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

Ikegami HL-59 で風景を撮るプラン

2022-06-30 17:07:40 | Weblog
水彩画の素材としての写真を撮りまくっていますが、その案を考える前に撮った写真も素材として使えそうです。
でも静止画を素材にするというのは正直安直だと思います。
自身で撮った写真なら許せますが他人が撮った写真だとそれこそ何でもありで、行ったことも見たこともない風景が描けちゃいます。

そこで考えました。
ビデオカメラを据えっぱなしで撮った映像を絵の素材にしたらどうでしょう。
誰でもない、自分が絵を描くなら現場でスケッチが理想ですが状況によっては不可能です。
ビデオカメラ、例えばベーカムの場合は30分しか撮れませんが鉛筆でスケッチするのと似た時間でしょう。
そんな時間があるならスケッチすればいいという考えもありますが、映像なら何度でも同じ状況が見られます。
影の方向や曇の形は30分で大きく変わるのは BGV を作ろうと EDC-50 ITC-735 で撮影して経験しています。
静止画と違い映像は「生きて」いるのでそれがどんな結果を生むか、やってみないと未知の世界です。

とにかくやってみようとカメラを選びました。
撮像管カメラが理想ですが明るい雲や太陽を撮ると管が焼き付きを起こします。
画質の面で選んだのがこれ、3CCD の Ikegami HL-59 です。


棚に置きっぱなしで動作するか心配なので電源を入れてみました。
カラーバーを出すと

問題はありません。

波形モニターの波形も

大丈夫です。

生出しの映像をモニターに出してみましたが鮮明な絵が出ました。
これでいきましょう。VCR は同じ Ikegami HL-57 から拝借です。
このカメラは本気で使ったことがありませんがそこはなんとかなるでしょう。
正直半業務用の Sony HVR-Z5J のほうがよっぽど扱いが面倒です。

水彩画はまだまだ超初心者ですが続けています。


写真もほとんど毎日撮っています。

梅雨明けで曇の形状が変わりました。

今朝、FinePix の調子が変で慌てましたが原因は TIF RGB になっていたからでした。
設定を JPEG にして絶好調。

陽射しが強烈。

小屋の脇に置いてある木のりんご箱は渋いし利用価値があるので一部で受けているみたいです。

板を買ってきて自作を考えています。

この柳の木は立派でした。


ずいぶん昔も撮った赤屋根と青屋根の小屋。


帰り際に車の窓から一瞬見えたなんでもない空間です。

Uターンして撮りました。

ついでにこの川も。


それにしても暑い!
私が住む団地は山の手で自宅は標高580m、エアコンなんて必要ないと言ってましたがもう無理です。
今年はついに導入しました。
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FinePix S2Pro の設定を変えてレンズもAFで撮ってみました

2022-06-29 21:08:46 | Weblog
愛機FinePix S2Proですが、今のところ不満はありません。
ずいぶん古い機種ですが画質は良好でフルに使っています。
でもイマイチパンチが無くて無難な写りなのが気になってきました。
私は「事実をありのままに」撮るという主義ではありませんし写真が真を写すものという感覚も皆無です。
絵画や映像と比べると写真はあまりにも手軽過ぎてそこが気に入りません。
極端な話、デジカメやスマホで写真を撮る場合、目をつぶっても行き当たりばったりにシャッターを切っても写っちゃいます。
絵画や映像はそうはいきません。特に映像、いまどきの言い方では動画の場合はスマホで簡単に撮れますが、写真とは似て非なるもので安直に挑戦するのはお勧めしません。

そんなことを考えながら今日も写真を撮りました。
今日はカメラの設定を変えて、Color を HIGH 、Tone を HARD にしてみました。
単玉は露出の設定で何度も失敗しているのでレンズはAFの28-70mm 。情けない程安直ですがPモードなのは拘り。

これは自宅のJrの部屋からの眺めです。

同じくJrの部屋から西方向。


南の窓です。


輪郭がはっきりして、かといって過剰でもないしいい結果でした。
色もいかにもビビッドという感じではありませんでした。

このところ相手をしてやらなかった愛車レガシィB4を朝洗車して調子を見るために奥方を乗せて試運転。

一部問題はあるもののエンジンはまだ元気ですが、総走行距離が20万㌔で2回目のタイミングベルト交換の時期。
タイミングベルトは前回は自分で交換、プラグ、タペットカバーのパッキン、メーターパネルのランプ交換、他にオルタネーターも自分で交換。
ラジエーターも交換したっけ。
手をかけて愛着のある車ですがこのところガソリン価格が高騰して、スタンドで「ハイオク満タン」なんてもう無理です。
来月に迫った車検は受けないで処分する予定、って写真の話とは関係ありませんね。
午後、カメラの設定を変えたので自宅ではなくいつもの風景を撮ったらどうなるか、確認にJrと軽じゃなくレガシィB4で出掛けましたがそこで一大事!
途中でガス欠です。なんとか自宅まで2キロの所まで辿り着いて、それからが大変でした。

それはそれとして、夕方晩酌のビールを買いに出たついでに改めて写真を撮ってきました。レガシィB4で。


誰も予想しなかった、ひと月早い梅雨明けですでに真夏の日差しです。


根が夏男なのでこんな状況は大好きです。


先日来何度も撮っている小屋ですが、こちらの土手の刈り残した葵が前から気になっていました。

草を刈ったときこれを残す感覚、感性っていいですね。

今日は真夏の陽射しをたっぷり受けて汗だくで自宅まで坂道を延々と歩き、携行タンクを軽に載せてJrを待たせたガス欠レガシィB4のところに戻り、
置きっぱなしのカードを回収してスタンドに行って当面のハイオクガソリンを買って戻り、給油して二人で自宅に帰り・・・。
奥方に携帯で電話して携行タンクを持ってきてもらえば済むんですが彼女は方向音痴で辿り着けないだろうしJrは痛風がまだ完治していなくて長時間歩くのは無理。
私が汗をかけば済む話です。

愉快な一日でした。
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まあいろいろあるけど日々是好日 写真と絵

2022-06-28 07:04:04 | Weblog
今日のことをblogに書くのは結構億劫なので下書きして翌日にアップするようにしました。
ということで、昨日撮った写真から。

これは長野市の大町、新幹線車両線センター近くの梨畑です。
先日通ったとき梨の実がしっかり育っているのと棚の奥の背の低いぶどう畑の組み合わせが面白いなと思いました。

実は愛機FinrPix S2Proの単玉3本のレンズキャップをどこかで落としたらしくいくら探しても見つかりません。
確かハードオフのジャンクの箱に色々あった記憶が。
そちらが目的で途中寄り道して梨の棚を撮ったんですが3枚撮ったところでバッテリーアラーム!
まあそれなりに撮れたので良しとしましょう。

レンズキャップはハードオフの箱をかき回したらNikon純正は見つかりませんでしたがHAKUBAのストラップ付きがありました。
これなら失くす心配がないと¥110で買って問題解決。

絵を描くには色彩について頭に入れておく必要があると色相環を探していたらJrが「これがあるよ」。


いつの間に手に入れたのかすごい資料です。


中古ですが定価は!


特殊なインクで印刷してあるから汚い手でさわるなというのでまだ中を確認していませんがこれはすごい資料です。

これから使うスケッチブックがこれです。


どこにでも置いてあるポピュラーな物ですがちゃんと紙厚の表示があることに気がつきました。
今まで100枚デッサンで使った中にも同じのがあります。


ネットで先生方の解説を見ながら水彩画の手法を練習。


調色も基本中の基本です。
特に樹木の色は絵の具の緑は使わないで作るというのでやってみました。


紫陽花の枯れた茎を使う手法も試してみましたがこれは面白い。

絵の具じゃなく墨汁を使ってみました。

空の色も微妙な調色が必要で赤みを加えるそうです。

ストロボを使ったので派手ですが実際の色はもうちょい地味です。

絵画の手法はネットで調べると実に多岐に渡りますね。
その中で最近気になるのが日本画とボールペン画です。
日本画はそれこそ奥が深くて入り込む余地がありませんがボールペンで粗描きして水彩の単色で色を付ける手法は面白そうです。
素朴な味わいがあるし勢いで描くので短時間で作品になります。
ボールペンにこだわらず紫陽花の茎でもマッキーでも万年筆なんかで試してみましょう。
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久しぶりに放送用カメラで撮ろうかな

2022-06-27 00:05:31 | Weblog
FinePix S2Pro で毎日のように水彩画の素材を撮っていますがなかなか絵を描く段階になりません。
これじゃあいつまでたっても道楽の写真になっちゃいます。
と言いながら昨日もこんな写真を撮りました。
夕方窓の外を見たら素晴らしい雲が窓いっぱいに! 
このチャンスを逃してなるものかと急遽 FinePix を持って電柱と電線の無い田んぼの中の道へ。


曇の流れは早いもので秒刻みで形が変化します。
たった数分、窓から見えた最高の雲は全く姿を変えてしまいました。

こんな軽い雲じゃなかったんです。
見たときすぐに撮れば良かったのにと思うでしょうが窓からでは家並みと電柱が入っちゃうんです。
私が捉えたいのは空と曇そのものでそれ以外は邪魔。

がっかりしながらついでに何カットか撮ってきました。
思いがけない情景が見つかるかも知れませんから。


思い切り太陽を入れ込んで。


何度も撮ったポイントも。


これはりんごの実が写っていますが使い道の無い無駄カットです。


傾いた太陽と曇が消えた空を見ながら考えました。
今度は放送用カメラで定点撮影してみよう。絵の素材を静止画じゃなく映像にしたらどうなるか、あのアイデアです。
さて、カメラは何を使いましょうか。 HD はアスペクト比の関係で絵にするには具合が悪いので却下。
理想は撮像管カメラですが長時間回すので管が焼けて使えなくなるでしょう。
ここは CCD カメラしかありません。

これにしようかな。

IKegami HL-57 です。
ベーカムの BVV-5 と合体してあって 30分連続撮影できます。

それともこっちにしようかな。

Ikegami HL-59 です。水平解像度は 57 より数字の上で優れています。
VCR は 57 から外せば済みます。

幸いベーカムSP テープは新品を何本も確保してあります。
とにかく近日中にやってみましょう。
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昨日手に入れたガスライターは Moonlite by HADSON

2022-06-26 16:14:33 | Weblog
昨日東部町の道の駅「くるみの里」で開催されていたフリーマーケットで気に入って¥500で買ったガスライターは英国製?

もしかすると国産のコピー品かな?
詳しいことはわかりません。 Mede in Japan でした。

石が入っていなかったので入れたら火花は出ました。
ガスはまだ残っている缶があったはずですが見つからずホームセンターで買ってきて注入。
試したらすごい勢いで火が出ましたが調整して


こりゃあいい買い物をしたと喜んだんですが、しばらくしたらガスが抜けちゃいました。
この蓋のパッキンが変形しているのが原因かな。


もう一度ガス注入。
耳を近づけるとガスが漏れる音が聞こえます。
水の中に入れてみたら

ブクブクと泡が出ています。

ガス注入口の側も

駄目だこりゃ。

度の強い老眼鏡を掛けて裏の刻印を見ると

Moonlite by HADSON
本物なら骨董品です。
前の持ち主はガスが抜けちゃうので処分したんでしょう。
まあそのうち修理に挑戦ですがデザインと質感が最高なので飾っても素敵です。
そうだ、これを写真経由じゃなく直接スケッチしよう!

今日も写真を撮りました。
これはウォーキング基地の大木です。

薄い雲からの光で透ける葉と重なって暗い葉の組み合わせが面白いじゃないですか。

間伐した森はどなたかの絵にありましたが近景、中景、遠景が揃い過ぎ。


もっと近付いた方が画面に力があります。


視線を90度左に振ると

絵を描く人の場合近くの右または左に樹木を加えないと気が済まない傾向がありますね。

デジタルカメラで絵のためのスケッチを続けていますが素材が増える一方で嬉しい悲鳴です。
あれも撮りたいこれも撮りたいと、映像も含めて案が次々に浮かんで手が付けられません。
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小さな旅

2022-06-25 22:54:32 | Weblog
今日は離れた所で農業に従事している次男坊の所へ。
途中、菅平を越えて現れる某集落は前から興味がありましたがいつも通過するだけでした。
今日は時間があったので中に入ってみました。

期待を超える空間がありました。

急峻な狭い土地に多くの建物。


正直言って、どうしてここに住み付いたのかと思っていましたが、初夏のせいもあって桃源郷だと思いました。


この川は上流のダムが放流すると危険ですが、平時は実にいい川です。


機会を見つけてもう一度訪れて地元の人と話しながら写真を撮ろうと思います。

東部町の道の駅で休憩しようとしたらフリーマーケットが開かれていました。


その中で店を開いているおじさんと交渉して

これを¥500で買っちゃいました。
ノーブランドのガスライターですがデザインが気に入って。

次男坊との待ち合わせの時間にはまだ早いので佐久穂町の千曲川右岸のまだ行ったことの無い通りへ入ってみたら

古い街道の面影が残るなんとも渋い空間がありました。

実にいい感じの建物だと思ったら作り酒屋さんの蔵元でした。

これはいい感じ!

大胆なカットも


脇を流れる川も素敵です。


いいポイントがいくつもありました。


次男坊の家に行く途中、車から降りたら面白い曇。
絵を描く人はこんな曇を見たことなんて無いだろうと自己満足でにんまり。

気温が急に下りました。

用事を済ませての帰りに白樺湖の裏にある牧場を半年ぶりに訪れました。


前回来たのは初冬の暗く寒い日で、陽気のいい頃また来ようと奥方と話していたんです。


今日は初夏ということで賑やかでした。



あー眠い。
椅子から転げ落ちそうで危ないのでここまで。
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摘果したりんごを食べてみたら

2022-06-24 14:58:34 | Weblog


一昨日、りんご畑で摘果して落ちていたりんごですが、


道路際に落ちていたのを3個拾ってきました。畑の中じゃありません。


ひとつは試しにかじってみました。
先程残ったうちのひとつにナイフを入れてこうしてみました。

あっという間に酸化して色が変わります。

青い梅は毒ですがりんごは大丈夫です。でも決しておいしいものじゃありません。
こんな顔になりました。


どうしてこんな無意味なことをしたかというと、摘果して落とされた小さな実は膨大な数で、もったいないと思ったからです。
まあ、そのままでは硬いし味は・・・。
ホワイトリカーに漬けて果実酒にするには氷砂糖を大量に入れないと妙な味になるでしょうし、煮込んでジャムもどうかと思います。
やはり畑で腐らせて肥料にするしかないんでしょうか。

寄り道はそこまでにして、昨日は買い物のついでにこんな物を買ってきました。
このスケッチブックは紙が厚めで値段の割りに良さそう。いずれ AVALON を考えていますが当面これで練習です。

筆はダイソーの平筆セット。馬毛の丸筆は毛が抜けて使い物になりません。
桐のまな板は紙を水張りするベースに使えるんじゃないかと考えてです。

午前中、別件で出掛けて県北端の栄村まで行ってきました。
途中で小さな棚田で石詰みの畦の素晴らしい風景を見つけて帰りに写真を撮ろうとしたら通り過ぎてしまいました。
今は時期が中途半端なので稲刈り直前とその後、晩秋に改めて行くことにします。
時間帯は夕方でしょうね。

絵の素材としての写真は続けています。
曇の写真を撮ろうと町外れに行ったら電線に大量のカラスがとまってる!

先日も向こうからこちらに向かう時同じ光景に遭遇しました。

車を脇に停めてゆっくり近付いたら

一斉に飛び立ちました。
すかさずこれを撮影。飛び立ったカラスのそれぞれの羽根の形が違っていて画面に動きがあります。

田んぼの上空を舞う大群です。


面白い物が撮れたと思った直後、カラスは再び電線に戻ってきました。
そして再び一斉に舞い上がるじゃありませんか。
カメラの電池アラームが出たけどちょっと休ませてシャッターを切りました。

これはいいタイミング。

ますます写真が面白くなってきました。

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相変わらず絵の素材をデジカメでスケッチ

2022-06-23 13:38:55 | Weblog
我が家の次男坊、虎次郎です。


昨日は血圧の薬を貰いに掛かりつけの医院へ。
今回は診察なしで処方箋を受け取って隣の薬局でひと月分確保。って、そんなことはどうでもいいか。
帰りはもちろんデジカメで町内のあっちこっちを回りました。
梅雨の合い間とあって光はたっぷり。

りんご畑の中の道。

りんごの木の葉はすっかり色が濃くなっています。

丘を従えた畑のりんごの木。

暗部がつぶれていますがこれはこれ、大胆でいいじゃないですか。
アクリルガッシュに向く素材かな。

今年はりんごの実の成長がかなり早い感じです。

影の中に小さな実がいくつか見えます。

丘の上の畑の間の道。

奥で作業中。AMラジオの音が聞こえていました。

りんご畑や田んぼにあるこんな小屋はいいアクセント。

これがあるとほっとします。

ここは初めて踏み入れる空間。

横でも撮りましたが縦のほうが奥行きが見えます。

先に進むと廃屋の前で葵が凛と咲いていました。
草刈りの際葵は残したんですね。

暗部がつぶれて古い家が判別できないので調整。

昔で言うマーガレット、フランスギクに惹かれて。

花は終わりに近付いています。

ここも初めての場所。

夏至間近で土蔵の屋根の影が下に落ちています。

飯綱コネクトイースト全景。

先日は曇りの夕方でしたがあの時とは雰囲気は全く違って見えます。

どちらもいいですね。

続いていつもの広いりんご畑へ。

このところ FinePix S20Pro は 28mm,35mm,50mm の単玉を常時持って状況に応じて色々試しています。
この時は 50mm を付けていたので咄嗟に3枚撮りました。

広いりんご畑を表現するには広角と思い込んでいましたが 50mm も効果的。

35mm だったかも。

いつ来ても魅力的な空間です。
カメラが傾いているんじゃなく電柱が傾いて立てられているんです。

脇の畑の隅で葵が咲き乱れていました。

ついでに葵も。

背景をぼかす考えはありません。

このアングルも好きです。

映像なら葵の花からゆっくり右にパンでしょう。

切られた古いりんごの木がモニュメントと化していました。

数十年に渡って金を稼ぎ出した木です。

ここにも小屋が。

高圧線の鉄塔は敢えて入れました。

りんごの木の下には摘果されたおびただしい実が落ちていました。

立派な実を収穫するためですが割り切れないものが。

ほら、もう色が付いて一人前のりんごの形になっています。大きさはゴルフボール位。

一部で今年のりんごは成長がひと月早いと聞きました。

北信濃はりんごの産地です。
千曲川沿いから山の手まで、どこへ行ってもりんご畑が見えます。
夏の終わりから晩秋まで様々な品種が出荷されますが、絵を描く人はりんごにどれほどの種類があるか、認識していないようです。
実りのシーズンになったらいわゆる青りんごから黄色、真っ赤、紫っぽいのから沈んだ色まで紹介しますね。
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梅雨時の曇り空で撮った写真は

2022-06-22 06:42:43 | Weblog
梅雨入りしているのに北信濃の当地はまだそれぽい雨が降りません。
目が覚めて工房の東の窓を見ると、夏至間近の朝日が東の杉林の隙間から現れるところでした。
「真っ赤な」太陽です。

肉眼で見た朝日は真っ赤に見えたんですがカメラは冷静、赤くはありません。
冬至の頃はずっと南の山から昇った太陽が今はずいぶん北からの日の出です。

家の補修をしたいんですが、そんな時に限っていきなり降ってきたりするので途中まで描いた絵を仕上げました。

可もなし不可もなし。勢いが足りません。
でも混色で作った若葉の色と重なった葉が透ける感じはちょっとだけ表現できました。

探し物をしていたらこんなパレットが出てきました。

ホーロー引きのスチール製です。
昔ポスターカラーで絵を描くために買った物で、今はプラスチック製ですがあのころはこれが普通でした。
貴重なので大事に使います。

水彩画は紙と絵の具が重要だと知りましたが絵の具今はこんなので間に合わせています。

先生方お勧めの画用紙と絵の具はそれほど高価なものではないので早いうちに切り替えないと。

雨の風景を撮りたいのですが梅雨入り前に一度かろうじてチャンスがあったんですが何枚も撮らないうちに晴れてしまいました。
近いうちにチャンスはあるだろうと昨日は降りそうで降らない空模様にカメラを持って出掛けました。
先日回って面白かった信濃町のあそこです。


曇り空からの拡散した光ならどうなるか。

カメラはどう捉えるか、確認したかったんです。

先日気付かなかった奥の農道に入って


得意の上下2分割です。


普通はこうしたり


こんな構成にしますね。

空を撮りたいのか田んぼを撮りたいのか曖昧だと言われるけど私は2分割が好きです。
空も田んぼも含めた情景が撮りたいので。どちらを見るかは見る側に委ねるという考え。

予想通り光が回りすぎてメリハリの無い写真になりました。


良く撮れましたがこれはありきたりのどこにもある写真です。

見え透いてるなあと口をへの字にして撮りました。

結果オーライ、写真的には先日の陽射しの強い写真の方が

見た目は良好でしたが、面白い実験でした。

個人的にはこれも面白いと思うのです。

夕食前にポツポツと雨が当たってきたので外に出て撮りました。
「普通」なら片隅に電柱を写し込んだりするんでしょうが。

今日は血圧の薬が終わったのでいつもの医院へ行ってきます。

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EDCam で収録した映像

2022-06-21 04:50:06 | Weblog
一昨日の話の続きです。

1990年から6年に渡って鬼無里の山里を四季を通じて EDC-50 で収録した映像があります。
それはまさに絵のような風景でした。以下、動画から切り出した静止画です。


一見何の変化も無い情景ですが、西風に乗って曇が流れ、その影が落ちて戸隠山の色が刻一刻変わります。

冬晴れの情景を撮った直後、父が倒れて入院し、二週間後息を引き取ったこともあり様々な思いが滲みこんでいます。
フィルムカメラでも何枚も撮りましたが、回しっ放しのビデオカメラで収録したのは正解だったと思います。
―フィルムカメラで撮った写真はこちら 

眩しいほど明るい雪景色でレンズが絞り込まれた結果、絵画の世界では考えられないコバルトブルーの空が記録されました。
何度も出掛けて曇天の暗い日にもカメラを回しましたが真冬なのにこんな冬晴れに遭遇したのは奇跡。

収録した当時は深く考えず単に「いい風景」としか考えませんでしたがあのときの父の歳を越えた今、やっと見えてきた世界です。


風に揺れる寒冷紗の中はタバコの苗です。

タバコ畑の先に今は解体されて跡形もない萱葺きの家と背後の戸隠山。


写っていませんがしばらく前にお婆ちゃんとお嫁さんと思われる二人がタバコの葉を摘んでいました。
猛烈に暑い八月です。

それぞれの収録テープには2時間回しっ放しの映像が記録されています。
それをモニター(LCDじゃなくCRT)で流しながら水彩画を描いたらどんな結果になるか、今から楽しみです。
自分で現地に行って収録した映像を再生しながら素材にするのは誰かが撮った写真を見て描くのとは違って裏付けがあると思うのです。
絵の具は透明水彩と不透明水彩を併用しないとこの雰囲気は表現できないだろう、なんて勝手に考えています。
まあ、それなりの絵が描けるようになったらの話ですが。
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