夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

今日も今日とてコツコツと

2023-11-29 16:16:51 | Weblog

準備ばかりですが準備は大事です。

今日もあれ、HL-79E 調整の件は進みました。

朝飯の後でひと仕事、サビサビの角パイプの古材をカットして穴加工、あり合わせの缶スプレーで塗装。

完成しました。

今出来たアダプタを中古のマイクスタンドを活用して上部に取り付け。その上に三脚ヘッドを固定。

このヘッドは傾斜側も調整できるので採用。

三本足で安定しています。足元もこれなら邪魔に、なるけどまあいいか。

HVR-Z5J を載せます。体が触れると揺れますが気をつければいいでしょう。倒れる心配はありません。

オシロスコープはここならスペースの問題は解決。画面撮影も楽です。

作業台の上にオシロスコープを置いてその上に回転台。ジャンクの 79E をダミーでセット。

HVR-Z5J は近接撮影が効くのでこんな近くでもフォーカスが合います。

79E の下の台は下部に回転台を取り付けてあって回転できます。

HVR-Z5J の "PHOTO" 機能で静止画を撮ってみました。

自作の延長基板を噛ませて。これで調整の様子が撮影できます。

これに波形モニター、ベクトルスコープ、オシロスコープの画面を重ねる予定。

まだ問題があります。ライティングです。

当然左右の二灯が必要で、今のところ右のサブライトはシネ用の三脚に取り付けですがこれは足元のスペースを食うし邪魔。

手持ちの材料を探しましたが適当な物が無いのでこれから考えます。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Ikegami HL-79E の調整準備

2023-11-28 11:57:11 | Weblog

昨日手に入れたセレクタは問題なく使えました。

ラックのテーブルに固定。ここまでは夕べの作業。

これを編集ラックに取り付けてコードを接続して想定した機能を確認しましょう。

こちらは波形モニターとベクトルスコープ。どちらも Panasonic SD-GS200 をセットしてあります。

外部モニターは TECHNICAL ELECTRON LCD-D1509V という得体の知れない物。

入力端子に DSUB の他に COMPOSITE と Y/C があるので便利です。終端抵抗は噛ませてあります。

NV-GS200 から AV ケーブルでモニター信号を取り出します。

セレクタの "1" は波形モニターに割り当てています。

外部モニターに波形モニターの画面が出ました。

外部モニターで表示すること自体に深い意味はありませんが大きな画面で確認でき視点を変えずに済むメリットがあります。

"2" はベクトルスコープです。

いいじゃないですか。

続いて "3" オシロスコープ。

AC アダプタが2セットしかないのでこれはバッテリー駆動。これは NV-GS70 。

CAL 信号です。

このモニターはきれいな映像が表示されますが映像信号が途切れるとこんな画面に。

これはメニューからスキャンを選び再設定で直りますからまあいいか。

想定通りのシステムができました。

実際の 79E 調整では必要に応じて3台又は2台のカメラを回して作業を進めます。

作業自体はメインの HVR-Z5J で HDV 撮影。それらをワークステーションに取り込んで編集。

メイン画面に波形モニター、ベクトルスコープ、オシロスコープの映像を子画面で重ねる算段。

しかし我ながら面倒臭いことを考えたものです。

次の準備は 79E を実際に調整する作業台。

スペースの関係でテーブルの下にオシロスコープを収納したいのですが、手前を上げて見やすくする必要があります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

またいつものハードオフで掘り出し物を確保

2023-11-27 20:00:07 | Weblog

午前中買い物の付き合いで長野市内へ。

その途中、丘の上の溜池を見ると鴨がたくさんいるじゃないですか。

秋の低い逆光の日差しの中を、鴨たちが浮かんで思い思いに泳いでいます。

それが気になって午後もう一度 EOS20D を持って行ってみました。

なんということもない池ですがこれはいい!。遠い山が借景になっています。

ベーカムで撮るには絶好の晩秋の風景です。

HL-59 で撮ることを想定してインサートカットも。

池の周りを散策しました。

池の脇の紅葉した雑木もきれいです。

こんなのもありました。

鴨の種類は全く知りませんがグルグル回っている仲間はどれも美しい模様です。

向こう岸へ。午後の雑木林は長い影が落ちていました。

どこを撮っても晩秋の雰囲気。

ここの鴨たちは人見知りで近付くと警戒して向こうへ。

紅葉の木が映る水面も材料になります。

露出がオートですが構いません。

最後に振り返って一枚。落ち葉の上を歩くって、いいもんです。

近いうちに映像で撮影するとして、時間帯は昼近くが良さそうです。

帰りに自宅と逆の方向に向かっていつものハードオフへ。何かありそうな予感。

探していた物がありました。メーカー不明の AV SELECTOR です。

税込み¥330。

4入力 1 出力です。

パッシブタイプで電源不要。

これは HL-79E の調整を記録する際使えるぞ。波形/ベクトルスコープ、オシロスコープの画面確認です。

いい買い物でした。入出力端子は接点復活剤でクリーニング。スイッチの接触状態もチェック。

もうひとつ、いいことがありました。

YouTube 用にエンコードした MP4 データはそのままでは PremierePro2.0 では認識しませんが、ダメもとで

AVIUtl がそのまま読み込んでくれたので AVI で書き出したら


そのデータが何の問題もなく PremierePro2.0 が読み込んでくれたんです。

もちろん画質は理屈の上でオリジナルとイコールじゃないはずですが、が、見た目にはわかりません。

これは朗報です。

Umatic の素材は「映像による絵画のためのフリー素材」という名目でアップしてありますが MP4 データは保存してあるんです。

その映像を素材にこれも BGV としてまとめることができるじゃないですか。

改めて Umatic テープからキャプチャする手間が省けます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

BGV 神話の山の水鏡

2023-11-26 11:47:45 | Weblog

30年前に戸隠の鏡池で収録した複数のビデオテープでBGVを制作しました。

六月の新緑、紅葉と朝霧の10月、冬の気配の11月、そして再び6月。

今朝エンコードして YouTube にアップロードしました。

 最後の6月は実際は前年で、時系列はループしています。

カメラは鏡池で定番の位置ではなく独自に割り出したポイントです。

この映像は鏡池を素材にした、私の心象風景。

据えっぱなしのカメラが見つめた風景は、一瞬を捉える写真では絶対表現できない重みがあります。

私自身、カメラの横でこの風景を見続けてはいませんが、カメラは律儀でした。

 今回は前作「遠い道」に続いて BGM を積極的な意味で使いました。

客観的に見て映像と音楽は時間軸があるという意味で実に相性が抜群です。

一度に全体が把握できない点も共通しています。

幸い YouTube にはオーディオライブラリがあって様々な曲があるので映像の中身を引き出す曲を選びました。

私に作曲の才能があればもちろんオリジナルの曲を作るんですが、残念ながら持ち合わせていません。

しかし逆に音楽家が映像表現の才能を持っているかと考えると恐らく少数派でしょう。

 昨今のテレビは、いや、ネットの分野でも当然のように、安易に、 BGM を多用しています。

作り手は音がないと耐えられない、あるいは音がないことに対する恐怖心があるんでしょうか。

自身それに対して辟易していることと BGM を使うことは内部矛盾していますが。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

テープに記録されていた宝石のような風景

2023-11-25 14:51:48 | Weblog

昨日から取り組んでいる新作 BGV についてです。

素材は30年前に撮影した旧戸隠村の鏡池。テープは計7本ありましたが使えるのは4本。

使ったカメラは当時民生用の最高峰 SONY EDC-50 、一部を除いて2時間据えっぱなしの映像です。

今朝、編集に取り掛かって一部素材を再度キャプチャしてじっくり取り組みました。

使う素材は4項目。

2時間の映像から自分の感覚を信じて使う部分をタイムラインに配置しました。

詳細は省きますが、厳選した BGM との関係で各カットの尺を決定。

最初の映像はこれ。新緑の6月、頭の部分です。

12分後、湖面に雨粒が落ちてきました。

次は10月。水面を朝霧が流れています。

17分後、対岸の丘に朝日が当たりました。

続いて11月。紅葉の季節が過ぎて訪れる人はほとんどいませんでした。

10分経過。風が止んで湖面はまさに鏡のよう。

ラストは再び6月ですが、実際は上の映像の1年前。薄い雲越しの柔らかな日差しです。

9分後、水面を風が吹き抜けていきます。

風が収まってきました。

編集しながらモニターで観るといずれも宝石のような風景です。

写真では絶対に表現できない映像の世界!

これは固定したビデオカメラが見つめた風景で、私はテープが終わるまで離れた所を散策していただけです。

あの時のカメラはその後壊れて廃棄しましたが、今は感謝。「ありがとう」

 

これから細部の処理に取り掛かります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昔、戸隠の鏡池で撮ったテープ

2023-11-24 16:43:56 | Weblog

これも30年前のビデオテープです。旧戸隠村の鏡池は何度も撮影に訪れました。

「映像による絵画のためのフリー素材」で、一本を除いて YouTube に保存してあります。

前から考えていたことですが、これをまとめてBGVを作ったらどうだろう。

YouTube にアップする前のオリジナルは保存するには並みの HDD ではとても足りないのでエンコード後削除しました。

MP4 にエンコードしたデータは残してありますが画質がオリジナルとイコールではないのと

Premiere Pro2.0 では認識しないので改めてキャプチャからです。

BGV に使えるのは4本です。

MP4 の映像を確認して使えるエリアを決定、キャプチャしました。

今回は4本の映像を季節順に並べて4項目で構成します。

最初はこれ。6月です。朝凪で水面は穏やかでした。

時間経過と共に徐々に様子が変わっていきます。風が出てきました。

風が収まって鏡のような水面。

再び風が出てきました。

2時間回しっぱなしのテープは自然界のリズムを見事に捕らえていました。

小雨です。水面に小さな波紋。写真を撮りに来ていた人々はもう引き揚げた後です。

次の項目は10月。戸隠山はもう白くなりました。池の表面を朝霧がゆっくり流れています。

このテープの頭は向こうの丘にまだ朝日が当たる前です。

最後は再び6月の新緑。時系列では冒頭の6月に撮影したテープはこれより1年後です。

鏡池を写真を撮りに来る人たちは護岸の左端から戸隠山と池を入れるのが定石のようです。

もちろん私はそんな定番のポイントは全く考えません。

水面近くまで降りて対岸の丘を正面にして池を多めに。これが私のベストポイント。

これなら池の水が濁っていても全反射で向こうの風景が水面に映ります。

別に「鏡池」でなくても構わないんです。私の心象風景ですから。

 

それにしてもまたやることが増えちゃいました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

BP バッテリー復活作戦は打ち止め

2023-11-23 14:31:36 | Weblog

これは前から接触不良でいつかなんとかしようと考えていました。前に一度直したんですが不完全なので。

業務用の映像信号セレクタで、ずいぶん昔手に入れた物。接点復活剤を隙間から流し込んで何度も押して解決。

電源不要のパッシブタイプ、単にスイッチで切り替えなので便利なんです。


入出力は当然 BNC 。終端抵抗の ON/OFF も装備。

編集ラックに戻しました。

次はこれ、復活させたい BP バッテリー。まだいじっているんです。

何度も充電/放電を繰り返して電圧は正常ですがどうなんですかね。

これで打ち止めということにしてケースの合わせ目に黒いテープ(ビニールじゃありません)を貼ってお仕舞い。

試してありませんが、放送用ポータブル BVU-150 には使えるかもしれません。

HL-59 はバッテリー電圧の許容範囲がシビアみたいですが BVU-150 はもっとおおらかだったような記憶があります。

一連の復活作戦の結果、使えないセルが大量に出ましたがチェックしたらまだ元気なのが2本。

捨てることはないので保管しておきます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

BP バッテリー最後の悪あがき

2023-11-22 15:55:38 | Weblog

夕べ一晩 PACO の充電器でノーマル充電した BP バッテリーです。

電圧は良さそうですが

充電と放電を繰り返すと回復することがあるというので PROTECH の充電器で放電させて

終了後クイックチャージ。一見元気そうです。

HL-59 に入れて

期待しながら BAT CHECK を押すと、全然ダメです。WARNIBG ランプが点灯しちゃいました。

使用中の BP だとこんな具合です。元気ですねえ。

電圧はこっちの方が低めなんですが。内部抵抗の問題でしょうか。

こうなれば何度も放電、充電を繰り返してみます。「いい加減あきらめろ」と影の声。

こんなことをしていないで HL-59 を車に積んで晩秋の北信濃を撮りに行きたいところですが

志賀に降った雪がほとんど消えちゃいました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

BP バッテリーは復活するか

2023-11-21 16:24:08 | Weblog

昨日に続いて寿命が来た BP バッテリーをなんとか生かそうと涙ぐましい努力です。

劣化したセルを入れ替えなんて、昔は業界でこんなことをしたそうです。

昨日は苦労して駄目なセルを使えそうな物と入れ替えて仮充電してみました。

それなりの電圧になりましたが、念のため確認したらこれはどちらかが駄目みたい。

BP バッテリーは単一サイズのニッカド電池を10本直列で公称12V。

2本ずつセットになっていますがこれは本来2.4V以上のはずなのに1本分の電圧+しかありません。

まだ使えそうなのがもう1本あるのでそちらを仮に充電。

800mA を強制的に短時間流します。

これで見かけ上は正規の電圧になりました。

また四苦八苦して組み換えです。

今度はケースに押し込んで試し充電を数分。

電圧を見ると元気そうです。

それでは本充電。今度は別の充電器でノーマルモードです。別に意味はありませんがPROTECHはファンがうるさいので。

サーミスタは入っていたのでもし過熱するようなことがあっても大丈夫。

様子を見ながらこのままのんびり充電させておきます。

明日の朝には結果が出るでしょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寿命がきた BP バッテリー復活作戦

2023-11-20 16:25:05 | Weblog

昔の放送用カメラ系で定番の BP バッテリーの終わったのがいくつも転がっています。

廃棄は地区の不燃ごみで出せるんですがその前にセルを組み替えて復活できないか、試すことにしました。

あれっ、前にもこんなことやったっけ。

使えそうなセルと完全に死んでいるのを分けてみたら2本は何とかいけそうです。

NEP の BP はうまい具合に1本死んでいます。他の9本は高齢化しているけどそこそこの電圧が出ています。

四苦八苦して死んだセルとガラクタから探し出した使えそうなセルを入れ替えました。

裸の状態で充電してみると途中経過でこんな電圧。

後ほどきちんとフルチャージするとして、使えそうならケースはこれを使いましょう。

過熱時にカットするサーミスタは入れるべきでしょうね。

ケーブルはキャップ付きプラグのこれと交換しましょう。

では様子を見ながら改めてチャージ。どんな結果になりますやら。

これで結果待ちです。使えればいいなあ。

そうそう、昨日はサブのワークステーションとセットのオーディオアンプの不調対策をしたんでした。

入力切り替えスイッチが接触不良でRチャンネルの音が出たり出なかったり。

ずいぶん長く使わなかったからヘソを曲げたみたいです。

手抜きですがスイッチの接点部に接点復活剤を吹き込んでみました。

解決しました。これで当面使えます。このアンプは小型でかさばらないのが取り柄。

今日は一日寒くて曇りでした。

夕方になって東の空は雲が切れてきましたがその隙間から見える山並みは白くなっています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする