こんばんは。
今日の、スマホへのニュース配信などで、大谷選手の「50-50」達成を知りましたが、彼にとっては「50-50」は通過点で、その日の内に「51-51」まで到達してしまいました。
1試合で、2盗塁、3ホーマー、7打数7安打って、とにかくすごいです。
リーグは別になりましたが、ヤンキースのジャッジ。ホームランを量産していましたが、ここにきて不調でホームランが打てず、いつのまにか大谷選手とは3本差とか。下手すると、大谷選手が抜くかもしれません。
ただ、MVPに関しては、これまでDHでの受賞者はないとのこと。
でも、ここまでの偉業を達成したら、DHのみの選手の初受賞になるかも知れません。彼なら、誰も文句は言えないのではないでしょうか。
【中国の日本産海産物禁輸緩和】
ちょうど1年くらい前に始まった、福島第一原発の「ALPS処理水」の海洋放出に対して、中国政府は、『核汚染水』と呼んで、対抗措置として「日本海産物の全面禁輸」を始めました。
そして、いつまでも「処理水」を「(核)汚染水」と呼び続けています。
中国政府としては、アメリカ政府の政策に呼応して、日本とオランダが実施している「高性能半導体製造装置」の対中国輸出制限の「緩和」との取引材料としたかったようですが。
中国政府の思惑が外れたのが、同調する国がほとんど無かったことです。
「中国だけ」が突出した対応を行っているという孤立状態になってしまいました。ただ、一度振り上げた拳は、そう簡単にはおろせません。
これまでも、日本以外の国に対する同様の「禁輸措置」は、取引の材料として緩和してきた経緯があります。
日本政府は「処理水の安全性を訴え」、「IAEAからの支持」も取り付けているので、地道に交渉を進めてきました。
ただ、今回は別な事情があるようです。
中国政府が声高に『核汚染水』と叫び、『日本産海産物を禁輸する』と広く国民に宣伝したため、何が起きたかといえば、「中国産を含む、海産物全般が10~30%ほど値上がり」したことと、『日本産』がだめで、『中国産』はなぜ良いのかということもあり、中国国民の『魚離れ』が加速し、中国の漁業者が困る事態になっているということがあります。
一方、日本の方は、以前に「尖閣諸島の国有化」を行った際に、中国の反発を受け、「レアアース」の輸出制限を受けるという事態が発生しました。
それに対して、「レアアース」の調達先としての中国への依存度を下げ、他の産地を探し、更には、いわゆる「都市鉱山」。携帯電話、スマホ、パソコン、他家電などの基盤に含まれる各種金属類のリサイクル技術で、相当な量の「レアアース」や「金」などを回収し、再利用しています。
今回の中国の「日本産海産物全面禁輸措置」では、中国国内の「日本産ホタテ加工業者」も事業継続できなくなり、工場を東南アジアに移転するなど、国外脱出が出てきています。
また、日本の生産者は、「中国依存」のリスクを思い知ることとなり、中国への依存度合いを下げ、他の国への販路開拓に努めています。
今回、中国への輸出が再開されても、以前と同じような「中国依存」はしなくなるでしょう。それだけ、リスクのある国であるという認識は、更に広まっていると思われます。
「新型コロナパンデミック」後のインバウンド需要についても、中国からの団体旅行が回復していないにも関わらず、「オーバーツーリズム」の問題があちこちで起こるほど回復しています。
以前ほど、中国依存しなくても良い状況。更に言うと、中国依存は、突然、中国政府の「渡航禁止」などが始まることもあり、韓国の場合は、政権が変わると反日ムードになり、日本への渡航がはばかられることもありました。
「一国依存」のリスクについても、経験し、対応されてきていると思います。
中国の「日本料理店」の閉店が増えたそうですが、「日本料理店」はやはり「日本産」を望んでおり、また、顧客も「日本産の品質」を求めています。
中国の「禁輸措置」が緩和され、輸出が進むことは望ましいことですが、「リスク」にも備え、「中国に重点を置きすぎない」ようにすること。
もう、すでにそうされていると思います。
では、また。