こんばんは。
能登地方の豪雨災害、能登地震の傷も癒えない状況での再度の大災害。
心よりお見舞い申し上げます。
昨日の夜は、福岡県、佐賀県には「竜巻注意報」が出されました。
雨雲レーダーを観ると、北九州から長崎までを覆うくらいの強い雨雲が対馬と壱岐の間くらいにあり、次第に南下してきていました。
幸い博多は、その中でも雨雲の薄い部分が通過してくれたこともあり、強烈な雷雨とまではいかず済みましたが、日中から何度か激しい雨が降る時間帯もありました。
明日は、前線は太平洋まで南下して天気は回復するようです。
まだまだ、台風シーズンは続きます。気を付けたいですね。
【日曜討論】
日曜日は、朝7時からはフジテレビ系の『ボクらの時代』を観て、TBS系の『がっちりマンデー』を観て、日本テレビ系の『シューイチ』を観るのがパターンなのですが。
今日は、『ボクらの時代』の後、そのままフジテレビ系の『日曜討論 THE PROME』を観ました。
「中国深圳での日本語学校の男児刺殺事件」直後ということもあり、特に『対中国』というところで、総裁選候補者が何を述べるのか。それを聞きたいと思ったからです。
やはり、事件についての中国外務省の会見での発言での「この種の事件はどこの国でも起こりえる」との発言に対して、「どこの国にでもあるものではない」との意見や、「以前から中国のSNSでは日本人学校に対する非難、中傷などの投稿があふれていた。そこを制限するなど対策を講じてもらう必要がある」などの発言がありました。
そして、6月の蘇州市での母子傷害事件の犯人も確保されていながら、その動機の部分については何の発表もありません。今回も、まだ何も発表はありません。都合の悪い事は隠す中国。「反日」が原因なのか、そう思ってしまいます。
今日の話題の中で私が気になったのは、『中国軍機の領空侵犯』の問題です。
8月26日(月)に発生した中国軍のY-9情報収集機の初の「領空侵犯」がありました。
航空自衛隊機がスクランブル発進をして対処しているのですが。
中国外務省は、「中国側はいかなる国の領空にも親友する意図はない」と述べています。ただ、事実、領空侵犯は行っており、何度か旋回した後に2分間だけ領空を侵犯しているのは、意図的とみるべきでしょう。
ちなみに、領空侵犯があった場所に近辺には、航空自衛隊、米軍が訓練を行う空域があるとのこと。
また、専門家からは「日本側の対応をみているのではないか」という意見もありました。
総裁選候補者からは、まあ石破さんですが、「航空自衛隊機が対処するのは、あくまでも『警察権』の範囲によるもの、なので、警告射撃まではできても、実際に撃つことはできない。その規定などの検討が必要。」
そうです、中国やロシアも、日本の航空自衛隊戦闘機、それに、海上自衛隊の艦船も「実際の攻撃はしてこない」と見透かしているのです。
『警察権』による。とは、警察官が「銃」を帯同していたとしても、その使用に関しては厳格に規定されています。「警告(威嚇)射撃」があり、実際に相手に対して発砲する場合も、「正当防衛」であることが求められます。
これを、航空自衛隊の戦闘機のスクランブル発進で言えば、2機で対処する訳ですが、無線で「警告」を行い、何度かの警告に従わない場合には「警告射撃」を行います。横に並び、前方に射撃を行う。
相手機が交戦してきた場合、規定からいうと、攻撃されて初めて「正当防衛」としての反撃ができます。ただ、2機で対応していますが、もう1機は自分が「狙われた」訳ではないため、規定上は反撃できません。
これが現在の「交戦規定」。これで、空自のパイロットは実戦になった時に、相手機が交戦してきた時に、日本領土への攻撃を防ぎ、なおかつ、パイロット自信を守れるのかという問題があります。
それは、海上自衛隊の艦艇についても同じ。
自衛隊は、過去に「レーダー照射された」などの「危険な敵対行為」を受けた事例はありますが、その場での対抗措置はとっていません。というかとれません。
なので、よく言われるのが「これが米軍なら攻撃していた」です。
つまり、「交戦規定」、「交戦に至るまでの決まり事が全く違う」のです。
パイロットの判断で行えるのは、「正当防衛」での反撃まで。
それでは、どんなに装備を揃え、近代化しても、「攻撃」するまでの手順に手続きを要していたら、その間に撃墜されて終わりです。
その辺りについて、まだまだ「タブー」というか。
防衛に関することは、反対意見も多く、なかなか「議論」が進まない部分。
そんな事を言っている間に、万一が起こるかもしれません。
その時に慌てても、もう遅い。
され、次のリーダーは、この問題だけではありませんが、何をどう、優先的に進めていくのか。
今は、「総裁選」での物言い。
実際に「総理大臣」になってからの所信表明演説は、しっかり聞かないとですね。
では、また。