こんばんは。
日中は気温が上がりましたが、朝晩の気温は下がってきました。
ちょっと涼しく感じます。
ただ、明日は雨になるようです。
明日は、私は朝から通院なので、雨が降らない方が嬉しいのですが、仕方ありませんね。
【領空侵犯】
昨日(23日)に、ロシアの「IL38哨戒機」が3度の領空侵犯を行い、航空自衛隊の戦闘機が初の「フレア警告」を行ったとのことです。
昨日の経緯は、ロシア軍機が1機で北海道礼文島付近を飛行し、航空自衛隊の戦闘機がスクランブル発進を行い、「領空に近づかないよう」無線で呼びかけたとのことです。
ロシア軍機は、午後1時3分から1分間、礼文島の北東数10キロの日本の領空内に侵犯。
その後も稚内やサハリン周辺で飛行を続け、午後3時31分頃に約30秒、領空内に侵入。
午後3時42分に1分間領空侵犯した際に、「フレア」放出による警告を行ったとのことです。
今日観たニュースでは、航空自衛隊のF-15、F35Aが対処したとのことでしたので、航空自衛隊千歳基地のF-15と、航空自衛隊三沢基地のF35Aがスクランブルしたものと思われます。
増槽していなければ、戦闘機の飛行可能な時間は短いため、交代で対応したものと思われます。
8月26日には、中国軍のY-9情報収集機が、11時29分から11時31分頃にかけて、長崎県男女群島沖の領空を侵犯しました。
中国機が領空侵犯したのは、この時が初めてでした。
航空自衛隊は、戦闘機をスクランブル発進し対処しています。
通常、各国で領空の周辺の一定の範囲の空域を「防衛識別圏」(ADIZ)として定め、航空自衛隊のレーダーサイト、および、早期警戒管制機(AWAX)で「防空識別圏」内、および、その周辺を常時監視しています。
民間航空機など、あらかじめフライトプランが提出されている航空機は別として、届け出のない航空機(国籍不明機)が「防空識別圏」に近づき、または、入った場合、その進行先を予測し、領空を侵犯する可能性がると判断された場合、航空自衛隊の戦闘機を配備している基地より緊急発進(スクランブル)を行います。
航空自衛隊の基地の中でも、千歳基地(北海道)、三沢基地(秋田)、小松基地(石川)、百里基地(茨城)、築城基地(福岡)、新田原基地(宮崎)、那覇基地(沖縄)に配備されている戦闘機部隊から常時各2機が、実弾、空対空ミサイルを搭載した状態でスタンバイします。
今回のロシア軍の「領空侵犯」は、3回もということで、明らかに意図的に行われたものです。
中国軍の初めての「領空侵犯」は、1度だけですが、その前に周辺を周回した後に侵入していることから、また、情報収集機である点からも意図的と思われます。
目的は、「日本の対応」「航空自衛隊がスクランブル発進して接触するまでの時間などの確認」などが目的と思われますが。
これまで、毎年800回~1000回超えのスクランブルが行われています。平均1日に2~3回行われているということになります。
それでも、「領空侵犯」まではなかなかしてこなかった訳ですが、それが少し「エスカレート」したかたちとなっています。
今後、領空侵犯の頻度が増えてくるのか。
今後、機種が「爆撃機」や「戦闘機」などに変わることはないか。
注視しておく必要があります。
そして、今から準備しないといけないのが、「交戦規定(ROE)」です。
「警察権を行使する場合などの例外を除き、軍隊(自衛隊)の実力行使を『武力行使』と『武器使用』とに区別する国は日本だけ」とのこと。
「武器を使用して相手に危害を加えていいのは、『正当防衛』・『緊急避難』の場合」のみに限られています。
これを、国際法や国連が認める基準に「拡大」する必要があると考えます。
でなければ、「有事」の際に手遅れになります。
いくら装備を拡充し、隊員の練度を上げたとしても、「ファーストコンタクト」で「手が出せない」のでは、隊員の安全も守れません。もちろん、国民の安全も守れません。
この点を、タブーとはせず、早急に改正してもらいたいと思います。
日本は、中国、北朝鮮、そして、ロシアに接している。近い国であることを十分に考えないといけません。
そう私は考えます。
では、また。