厚生労働省の統計によると、1950年にがんで死亡した人は、6万4428人(全死亡者数の約7%)でしたが、2009年には、34万4105人(全死亡者数の約30%)に達しました。
このように、がん死亡者数は年々増加しているわけですが、その傾向を詳しく知るため、がんを部位別に分けて、死亡者数が1950年からどのように変化してきたか、グラフにしてみました。
その結果、肺がんが直線的に増加しているのに対して、胃がんは横ばいであり、ひょっとしたら2020年頃には大腸がんに抜かれるかもしれない状況だということが分かりました。
なお、大腸がん死亡者数は、結腸がん死亡者数と直腸がん死亡者数を合計したものです。
また、肝臓がん死亡者数が減少に転じたのは、注射器の使い回しをやめて、C型肝炎に感染する人が減ったためだと思われます。
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