以前、本ブログの「全身生姜罨法」という記事で、生姜(しょうが)を使ったがん治療法をご紹介しましたが、生姜の効能をさらに引き出す簡単な方法があるそうです。
それは、「日経クロスウーマン」というサイトの、『ショウガは加熱で効果UP 「80℃ショウガ」のススメ』(取材・文/松岡真理、菅原由依子)という記事で紹介されていたものです。
それによると、生姜の辛み成分は「ジンゲロール」といい、これを加熱すると一部が「ショウガオール」に変化するのですが、体を芯から温める作用は、「ジンゲロール」よりも「ショウガオール」の方が強力なのだそうです。
そして、この「ショウガオール」を増やすのに最適な条件が、生姜を80℃で3時間加熱することなので、保温水筒に生姜と熱湯を入れておくだけで、簡単に「ショウガオール」を増やすことができるそうです。
実は、私は3年前に右手の指先が5本とも霜焼になり、霜焼の薬として有名な当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)を試してみたのですが、あまり効果を感じられませんでした。
そして、今年再び指が1本だけ霜焼になりかかったので、この「80℃ショウガ」を試すチャンスだと思い、500ミリリットルの保温水筒に約5グラムの生姜を細かく刻んで入れ、沸騰したお湯を注いで3時間待ってから飲むようにしました。
すると、赤く腫れていた部分が数日で治り始め、その効果に驚きました。
その後、味噌汁に生姜を入れて加熱したらどうなるか試してみたのですが、すると今回の寒波で別の指が霜焼になってしまい、再び「80℃ショウガ」に戻したところ、やはり腫れが引いて治り始めたのです。
したがって、「80℃ショウガ」には、体を芯から温めてくれる強力な作用があることは間違いありません。
本ブログの「冷えとがん」という記事でご紹介したように、がん治療の基本は体を温めることですから、がんで闘病中の方々には、この「80℃ショウガ」をぜひ活用していただきたいと思います。
ただし、普段から汗っかきの人や、更年期でほてっているときはとらないほうがいいそうなので、ご注意ください。
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