今回は、『ガンは切らずに治る―21世紀のガン治療が始まった!』(前田華郎:著、DHC:2000年刊)を紹介するつもりだったのですが、同じ著者が最近『がんになった医者が書いたがんの本当の治し方』(幻冬舎:2010年刊)という本を書いていたので、こちらを紹介させていただきます。
この本には、「O-リング・テスト」でがんの有無を検査し、小型マイクロ波装置でがんを加熱して殺すという、他ではあまり見られない手法が書かれているので、初めて読む人はちょっとびっくりすると思います。
「O-リング・テスト」は、人間の筋力の変化を検出器代わりに使って病気の診断などをする技術で、実際にこれを臨床の現場で使っている医師も少数ですがいます。
私の個人的な見解では、「O-リング・テスト」はダウジングの一種で、その精度は術者のレベルに大きく依存すると思いますが、この本には、非常に高い精度でがんが検出できると書かれています。
マイクロ波は、電子レンジに使われている波長の電磁波で、生体内部まで浸透して加熱することができるので、小型マイクロ波装置で熱に弱いがんを選択的に殺すことが可能なようです。
これだけ聞くとちょっと怪しい話ですが、この本を読むと、臨床例や治療成績が非常に詳細に書かれていて、著者の前田華郎氏はとても誠実な人ではないかという印象を受けました。
その効果は、初期のがんほど顕著で、その日のうちにがんが消えた人もいるそうです。
ただし、どんながんにも有効というわけではなく、ステルス胃がんには無効だそうです。
この治療は、基本的に痛み、副作用、後遺症は皆無だそうですが、大腸がんの場合は腸閉塞を起こすので、後で手術をすることが前提だそうです。
また、三井式温熱療法を併用することで、治療効果が高まるそうです。
前田氏は、「アドバンス・クリニック横浜」の院長として現在も治療を続けているので、ご興味のある方は検索してみてください。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます