ここ最近、中国製のパーツを使った自転車も不具合が多発し過ぎで、死人が出ないのが不思議なぐらいになってます。
例えば、フロントキャリパーブレーキの軸部分の応力破断です。
ブレーキを使用するとキャリパーの軸部分が後方に歪むのですが、材質が適正ならば復元性が高いのですが、そうでない場合は破断いたします。細かい内容は、「材料工学」と云う本のこの手の項目を読んでください。
工学部の学生は、必須科目ですので読んでいるかもしれません。
車体から外した方が分かりやすいかもしれませんね。
錆びや回転方向の歪みは無く、明らかに金属疲労による破断だと思われます。
また、ブレーキレバーのアウターケーブルのホルダー部分の削り加工不良も見受けられます。
ちなみに某有名折り畳み自転車のクランクガードですが、溶接が垂直に出来ておらず、斜め方向になっている為、クランクギアに干渉しております。
また、タイヤのサイドをール部分が気密性が低い為、内部のチューブが劣化が早くなり、ササクレ立ってしまうものもありました。
今年の春先に大量にあった新車のホイールのえくぼです。
リムの振れだけでなく、制動力も劣化します。
ノンパンク・タイプの樹脂タイヤの表面の亀裂もそれなりに。
可能な限り、納車前にお客様の手元に行かないように気を付けておりますが、全部を非破壊検査でもしない限り、完全チェックは不可能です。
死にたくなかったら、信用のあるメーカー(日本製・台湾製・シンガポール製など)のブレーキパーツを使った自転車を選ぶべきですね。
ここまで分かり易い不良品ですと、中国人がワザと日本人にケガをさせるべく工作してるとしか思えませんが・・・