大手自転車メーカーが、日本にビーチクルーザーを展開し始めたのが、2005年ごろの初夏のことです。
当時のカタログ(当基地には昭和40年代からの資料が保管されたます)から抜粋してみます。
1995年にブリヂストンサイクルが、MERIDAのビーチクルーザー(USAサイズ)をOEMで販売し始めたのが最初であると思われます。
当時としては、デカ過ぎという感じでなかなか販売が進みませんが、日系ブラジル人が多い浜松では、意外と売れました。
日本人サイズで、前後ともハンドブレーキのモデルとして開発されたのが、シティクルーザーと銘打ったZEEK(ジーク)です。
2000年ごろになると、700Cサイズと兼用のストリートクルーザーというカテゴリーに主力が移っていきます。
ちなみに第一次ビーチクルーザーの成熟期は、宮田工業にてカラーオーダー対応となっております。
当時は、RB(リラクシーバイク)と云うカテゴリーで、ビーチクルーザー(シティクルーザー)を商品展開していたようです。
当基地のお膝元である浜松市においては、かなりのクルーザータイプの自転車が普及していたのは云うまでもございません。ただし、中心市街地は駐輪場関連で数は少ないようですが・・。
但し、バブル崩壊&メーカーの工場が海外移転したのに伴い、クルーザータイプの商品展開が縮小して云ったのは現在のあり様です。
当基地展示クルーザーは、その頃よりSCHWINNブランドのアメリカン・フルサイズのビーチクルーザーに主力が移りました。
ミヤタは当時、湘南自転車と云うブランドのものを出しておりましたが、生産停止に伴いレインボープロダクツにその座を譲ることになります。
レインボー・ブランドは、今年の春先で10周年を迎え、既に国内ビーチクルーザーブランドとして、確固たる地位を築き上げております。 日本で最初にクルーザー専門の自転車メーカーを立ち上げた先駆けとして、これからも業界を引っ張っていくものと思われます。
社長が夢語りの少ない現実的な商売人ですので、来年の展開の凄さに期待できそうです。(いったい幾つのブランドを扱うやら・・。)