霞ヶ浦ウルトラウォーキング サラリーマンの父帰る

11月22日　日曜日　霞ヶ浦ウルトラウォーキング　サラリーマンの父帰る

前のエイドを出てしばらく畑の中の道を行くのですが、夜が明けると視界が開けて気持ちええです。上の写真は「夜明けのバカ」というタイトル。意識もはっきりしてきました。

もうこんな風景なのです。絶景です。参加して良かった、来て良かった～。
夜中の眠気も、足の疲れも、全て吹っ飛んでしまった(笑)。
ああ、この景色を見ながら酒飲みてえ～。

もう存分に景色を楽しんでおります。前後の皆さんは、ほぼ歩く速度が同じ人たちなので、抜いたり抜かれたりを繰り返しております。スタートからご一緒させていただいた先輩さんとも、再び一緒になりました。膝を痛めたそうですが、何とか完歩は出来そうですとの事。

遠くに筑波山も見えます。素晴らしい光景です。この所では写真をバンバン撮影しておりました。
後日判明したのですが、写真は400枚を越えました。立ち止まって撮影する時間を削れば、かなりタイムが速くなると思うのですが、楽しんで歩く事を考えますと、急いでも仕方がないです。
大昔に女流登山家の今井通子さんの講演会に行った事があります。今井さん曰く、
「頂上目指してあくせくするよりも、山を楽しんで登りましょう」
って言ってた事があったなあ。
それによく似てると思います。

朝7時台は、湖面から水蒸気が立ち上ってます。素晴らしい光景！
湖面から離れ、丘を越えて農道を歩いて、第八エイド98ｋｍに到着！

ここで他の方にお聞きしますと、
「もともと110ｋｍのコースが5ｋｍ増えたんだから、ここは103ｋｍだと思う」との事。
大雑把に計算すると、平均時速4.2ｋｍでここまで来た事になる。まあまあのペースである。
エイドでも沢山の参加者が休んでおります。皆さん完歩がほぼ確定しているので、余裕である。
コンビニでジェルを買い、腹に収めて出発しました。

国道354号は田舎の幹線道路で、乗用車やトラックがひっきりなしに通ります。それは良いのですが、ここに来て私の眠気が再び襲ってきた。
眠くて眠くて仕方がない。しかも歩かなければいけない。これは拷問である。
もし目の前にバス停のベンチなどがあったら、即座に寝転んでいたであろう。それぐらいつらい。
ああ寝たい。時間的な余裕は2時間半あるから、どこかで仮眠したい。でも幹線道路の道端で寝転んでたら、絶対通報されるだろうなあ。それはやばい。主催者に迷惑をかけてはイカン。
なんて考えながらふらふら歩いて第九エイドの到着。ここでノンアルビールを飲んだ。

目が覚めた。残り9ｋｍである。ここからはゴールが近くなるのが嬉しくて、自然にスピードアップしてました。丘陵地帯を下って湖が見える所は、何と広大なレンコン畑。

レンコン畑を見ながら、黙々と歩いております。あああの建物が密集してる所が中心部か。その近くにゴールの公園があるんだっけ。あと3ｋｍ、あと2ｋｍ！
街中に入り、左折して講演を目指す。おお、あの先にはテントらしきものがある。あと300ｍ！
ネクタイを外し頭に巻き、先ほどのノンアルビールの缶を持って、酔っ払いオジサンの帰宅です！わはははは！

スタッフや先にゴールした皆さんの拍手を受けてゴール！
115ｋｍは私の最長記録です。27時間17分。お昼の2時少し前でした。スタッフの方に写真をバンバン撮られました。
「目立ちたがり屋なんで、どんどん使ってください！」

という訳で、余りもののサンドイッチを頂いて頬張りながら、しばし休憩してゴールの応援をしてました。皆さん良い顔をしております。下の写真は、私の駄弁りに付き合って下さった先輩です。拍手！

自粛せずに来て良かった。ホント良かった。
まあ色々と問題はあるとは思いますが、この騒動下でビビらずに大会を開催して下さった（もちろん感染対策もバッチシして下さった）主催者さんに感謝！
スタッフの皆さんも非常に神経質なぐらいに気をつけておりました。まあ実際は裏で色々あったんでしょうね。アホな世間に負けず頑張ってください。応援します。

1時間ほど休憩と応援で費やしてから、ホテルに向かいました。ホテルでは一旦部屋に荷物をぶち込んで、眠気と戦いながら本屋とコンビニに買い出しに行った。
部屋への帰り道、夕方5時前でしたが、ゼッケンを着けて足を引きずってる方が、奥さんに手を引かれながらよろよろと、隣の東横インホテルに入っていきました。
いいですねえ。皆さん頑張ってます！

次は・・・2月末の東京～箱根100キロ・・・出たい！

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