5月21日 マインドコントロール柔道(笑)
毎回毎回いろんな課題や欠点・直す所が山積みのおっさん初心者なのですが、下手糞なりに練習や乱取りが面白いので、今日も用事をぶった切って稽古に行きました。
仕事が溜まりすぎて、にっちもさっちも行ってない状態なのだが・・・その事は忘れよう(笑)。
道場ではきゃめるさんに、久しぶりにお会いしました。最近クロスバイクで鍛えておられるそうですが、皆さんそれぞれ自己鍛錬されております。私も見習わなければいけません。
ただしそのきゃめるさんを含めても、やはり4月5月は皆さんお忙しいので、なかなか一般部の方も来れる状態ではないみたいですね。
ほぼ皆勤状態に近いT下先生・I瀬先生・N野先生・私は、相変わらずですが(笑)。
さてさて本日の収穫はいくつかあります。ホントに毎回退屈しないです。
順番が逆なんですが、N野先生との乱取りで、ものすごく悔しい思いをしました。
とにかく先生の技に入るスピードが速いのである。何度も書いておりますが、減量されてアンコ型から逆三角形ボディへと肉体改造をされたN野先生は、もう速くて速くて怖いぐらいなのだ。本日も背負いを連発。
投げられた後、
「先生、速すぎて見えません。本当は先生に教えていただいた『背負いを潰す』ってのをやって、防がないといけないのですが」
そうなのです。背負いの潰し方を詳しく教えてくださったのが、N野先生なのです。
「うふふT岡さん。僕の背負いが防げますかねー」
と言ってニヤッと笑った。
あー!悔しい!ニヤッと笑った顔が悔しい!
「先生のそのセリフ。聞いててむっちゃ悔しいです!」と言ったら、
「その悔しいと思う気持ちが良いですねえ。負けん気すごいですよ」
おちょくられてるのか、褒められてるのか(笑)。
さて、いつも熱心に指導いただいているI瀬先生との乱取り。これがもう(後で考えると)すごい勉強になった。
前回と同じように、
「相手の一部分を見るのではなく、全体を見て組み手争いをする。目線(意識)の誘導に引っかからない」
という意識を持って、組んで行ったのですが・・・。
いきなりベストポジションを取られて、すぐさま内股で投げられた!しかも相手の足が私の急所の上(笑)。おっさん悶絶!
「うぐぐぐ!せっ、せんせい。ちょっと休憩~」
「すいません!T岡さん!大丈夫ですか!」
大丈夫ではないです(笑)。
でもまあ50歳を過ぎて役立たずなので、1分ほどで回復(←これホント)。
「まだまだ!とりゃあ!」
と掛かっていくが、
カミソリのような内股を7連発くらい、もうボロボロであった。
先生が本気出すと、ここまで凄いのかー!
とヘロヘロになりながら考えておりました。
本日の乱取りは、先生相手に2本、中学生相手に2本。特に先生相手にボロボロだったので、休憩は2回とりました(笑)。
先ほど「勉強になった」と書いたのは、後ほどI瀬先生に、先ほどの乱取りを解説していただいたからです。
「T岡さん、今日僕は
T岡さん相手に内股を連発しましたよね」
ええ七連発です。強烈でした。
「あれはワザとなんです」
ええ!ホントですか?
「先週からT岡さんは、組手争いを考えて工夫されてきてますでしょう」
ええ私なりに誘導に引っかからないように、考えてやってます。
「
組手争いに集中して前屈みになってるんです。それはもう内股をかけてくれと言わんばかりなんです」
あー!そうだったのか!
「問題はここからです。今日は僕は内股をガンガンかけましたよね」
しかも1発は急所の上でした(笑)。
「内股が強烈に刷り込まれたと思います。T岡さんは次回に内股を警戒されてくると思います。で次の乱取りで僕が何を仕掛けるか?」
と言われて、ニコッとされました。
わー、いったい何をされるんだ!むっちゃ怖いぞ!
怖いけど・・・ちょっと楽しみ(笑)
帰り際に沢山の話をお伺いしました。先ほどの意識下への刷り込み作業について・・・
「中学生が連続技の練習をされているけど、単に2つの技をつなげて掛けてる場合が多いんですよ」
それってどういう事ですか?
「最初の捨て技でも、単なる捨て技ではなくて、その技自体で1本とれるぐらいの凄さがないと、相手は引っかかってくれんのです」
例えば?
「大内を仕掛けますよね、その
大内自体で1本とれるぐらい切れ味がないと、捨て技として意味がない。『こいつの大内はやばいぞ!』と警戒してくれるから、その後の内股がかかりやすくなるんです。1本を取れるぐらいの大内を連発し、
最初の1~2分で大内を意識下に刷り込ませてしまいます。残り1分で大内から内股へとつなげて料理しちゃうんです」
単に連続技をかけるだけでなく、意識下への刷り込み作業を行うと、全然かかり具合が違うとのことでした。
「で
僕が今日T岡さんに内股を刷り込みましたよね」といって笑う。
わー、次回は何が来るんだ。不安不安不安(笑)。
名付けて、
「マインドコントロール柔道」
他にもルールのことなどたくさん教えていただきましたが、書ききれないのでここまでにします。
さて先生の刷り込み作業によって、ビビッてしまった私は、家に帰ってから先日買ってきた連続技の教科書を開いた。
「内股から変化する連続技つて何だ???喧嘩四つの場合は何が来やすいんだ???」
教科書には「内股→払い腰」「内股→出足払い」が載っております。
いやいやそれだけではないはずだ。
パソコンを開いて、動画サイトに接続し、あちこちを検索して探す。
うーむうーむいまいちよくわからん。
気が付いたら深夜の2時を過ぎておった。イカン!明日は仕事なのに!
先生のマインドコントロールで、夜更かししてしまった(笑)。
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